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彩―隠し事

ドライブ   

「エレベーターって、なんかエロイ気分にならない??彩はね、好い男とエレベーターで二人きりになると襲われちゃうんじゃないかと思ってドキドキする」
「おやっ、なら今はどうなの??ドキドキしてる??」
「どうして??今、どうしてドキドキしなきゃいけないの??」
チンッ・・・一言も返さずロビーを横切る健志を追いかける彩は、小柄なせいもあって早歩きでようやく横に並び、
「怒ったの??謝るから、もう少しゆっくり歩いてくれる??」
振りむいた健志は彩の手を握り、速度を緩めることなく駐車場に向かう。

「彩はオレのお姫様、リアシートにお乗りください」
後部座席に乗り込むと同時に車を出し、
「コースは任せてくれるね」
「うん、任せる。怒ってないみたいで良かった。言い訳しとくね、ドキドキする好い男って見ず知らずの人の事だよ。健志は襲われる心配する男じゃなく抱いて欲しい男」
「良かった、オレの事はどうでもいい便利な男だと思っているのかと心配したよ。彩の好きな事をしていいからね」
「クククッ、スケベな健志が何を考えているか想像できるよ。ウフフッ、エッチな健志が好き」
「彩はスケベな男が好きなのか??」
「知ってるくせに。スケベな男が好きなんじゃなく、スケベな健志が好きなの」
「これは人参だよ、食べてくれると嬉しい」
手渡された化粧箱を開けて中身を掴みだすとオレンジ色のローターが出てくる。
「面取りした人参に見えなくもないか・・・人参グラッセにしなさいってことなの??彩のマンチャンで煮ればいいのね??」
「それだけじゃないよ。彩はオレと一緒だと何も隠さずにいられるって言ったよね、覚えているだろ??」
「覚えてるよ、健志が彩と一緒なら何をしても楽しいって言った時だよね。彩は健志と一緒だと何も隠さずにいられるって言ったけど、自分の気持ちに正直になれるって事でハダカンボになって何も隠さないって事じゃないよ、分かってるくせに」
「おや、そうだったの??オレは彩がハダカンボですべてを見せてくれるんだと思ったよ」
「いいよ。今日は彩に時間がないから抱いてもらえないけど、健志を挑発してあげる・・・外から見えないよね??」

後部座席の中央に座った彩はショーツもブラジャーも着けていないことを気にする様子もなく、スカートの裾をずり上げて両足をM字に立ててガーターベルトとストッキングの縁に指を這わす。
「ウフフッ、彩の事が気になってもちゃんと前を見て運転してよ・・・男女が交通事故にあう。二人は夫婦ではない模様。女性はどういうわけか、上下ともに下着をつけておらず、ローターを握りしめていた」
「そんな事になっちゃ困るな。見たいのを我慢して前だけを見ることにするよ」

はっきり言葉にしたわけではないものの、後部座席でノーパンの股間を開いて見せろと意思表示したはずの健志は振り返る様子を見せない。
「アンッ、いぃ、マンチャンがグチョグチョ・・・ローターのスイッチを入れちゃおう・・・」
ヴィ~ンヴィ~ン・・・「アウッ、気持ちいい・・・こんなところで、彩はこんなにエッチなの。見てる??」
「あぁ、見てるよ。左手で割れ目を開いてオマンコを剥き出しに、右手の中指に付けた蜜をクリに塗り付けてローターでクチュクチュ・・・気持ち良さそうだね」
「ウフフッ、バックミラーで見ていたの??スケベ・・・もっとスゴイ事をして欲しい??」
「オレだけの彩。オレだけにとびっきりエッチな姿を見せてくれるんだね」
ヴィ~ンヴィ~ン・・・ブ~ンブ~ン・・・前方に自転車を見た健志がバックミラーから視線を外したタイミングでローターの振動音がくぐもった音になる。

自転車を追い越し、バックミラーに視線を移すと座席に両足を乗せた彩は横座りの格好で上着を脱ぎ、スカートにかけた指もろとも引き下ろしている。
「健志にだけ見せてあげる・・・嫌いにならないでね」
勢いよくスカートを脱ぎ取りバックミラーに向けた無毛の股間にコードが吸いこまれ、見えるはずのローターの姿がない。
バックミラーの角度を変えて彩の顔を映し出すと、イヤンッ、意地悪と艶めかしい声を漏らす。
鏡の中に見る彩の瞳は淫靡な思いを宿して妖しく光り、昂奮で乾いた唇に舌を這わせて滑りを与えるさまは健志の股間に淫らな力を与える。
「ねぇ、彩を見て昂奮する??車の中でガーターベルトとストッキングでパイパンマンコを丸出し。上半身はキャミソールだけでブラジャーを付けてないの・・・本当だよ、ほら見て」
口に含んで滑りを与えた指で胸の膨らみをなぞると尖った乳首がキャミソールを突き上げて昂奮する様を見せつける。
「見ているよ。スッポンポンもいいけど今の彩も最高だよ・・・それにしてもコードの先が気になるな」
「クククッ、エッチ・・・どうしようかな??見せてあげようかな、止めとこうかな・・・彩特製の人参グラッセを食べたい人??」
「シェフに注文します。特製の人参グラッセをください」

両足を揃えていた彩は右足を下ろして股間を突き出し、
「ハァハァッ、見える??・・・これで良い??・・・恥ずかしいけど昂奮する・・・ウッ、イヤンッ、抜けちゃう・・・アンッ、気持ちいぃ」
バックミラーを気にしていた彩もコードを摘まむと自らの股間を一心に覗き込んで唇を噛み、ゆっくりとコードを引っ張る。
ビ~ンビ~ン・・・ウッ、ハァハァ・・・くぐもった振動音に艶めかしい吐息が混じり、ハンドルを握る健志も前方に注意を払いながらバックミラーから視線を外すことが出来ずにゴクッと唾を飲む。
ズルッ・・・ヴィ~ンヴィ~ン・・・くぐもった振動音を発するローターがついに姿を現し、引っ張り出されたそれは彩の手の平で妖しげに輝き卑猥なダンスを踊る。
ヴィ~ンヴィ~ン・・・「健志、口を開けて・・・ア~ン、食べさせてあげる」

カチャカチャッ・・・ビ~ンビ~ン・・・「彩特製の人参グラッセは美味しい??」
人参色のローターは彩の手により健志の口に運ばれ、歯に振動を伝えながら口の中に入り込む。
「ウグッ、グッ・・・オイヒィ」
口腔でも振動を続けるローターは彩の甘い香りを撒き散らして鼻腔をくすぐり、目を閉じると股間からローターが抜け出る卑猥な瞬間が蘇る。

赤信号で停車したタイミングでローターは口に運ばれ、隣に停車した運転手が健志の乗る車を見ようと視線は向けると肩も腕も剥き出しの女性が運転する男の口に食べ物を運ぶ様子が目に入る。

堕ちる

幸子の悲劇-25

手足の拘束を解かれた幸子は下着姿で立たされ、妖子の指が肌を這い回るのをハァハァ、ゼェゼェと喘ぐような息を漏らして堪える。
肩を撫で背中に這わせた指が自然な格好でブラジャーのホックを外し、ストラップを滑らせて抜き取り、蜜でグショグショに濡らしたショーツだけを残した格好にして再び後ろ手に縛る。
拘束を解いた縄が再び手を縛り胸の膨らみのボリュームと美しさを強調するように縄が上半身を這うと幸子の嬌声が響く。
「ウッウッ、クゥッ~、縛られちゃう・・・ハァハァッ、怖いけどゾクゾクする」

「私は女だけど、いずれ幸子を買ってくれるS男の立場から見るとM女は清楚で美しく理知的なのがいいんだよ。美しいモノを壊したいと思う破壊欲、好きなんだけど伝え方が分からなくてつい意地悪しちゃう男の子。幸子は嗜虐心のある男性には屈服させて思うさま嬲ってみたいと思わせる高貴な雰囲気がある」
後ろ手に縛られた幸子は妖子の言葉で一層混乱し、羞恥や不安、妖しい期待などが綯い交ぜになった平静ではいられない気持ちで、その場に崩れ落ちるように座り込む。
「ダメだよ、幸子。まだまだ、始まったばかりだよ」
男の一人が倒れることも許さないと口にして、犬用首輪をつける。
カチッ・・・ヒッ、アァ~・・・首輪のDカンにリードのナスカンが嵌まる音を聞くと見上げていた顔を伏せて悲嘆の声を漏らす。
犬用首輪をつけられ、立ちなさいと命令されて引っ張り上げられると抵抗する気持ちはなくなり易々と命令に従い始める。
首輪をつけられると気持ちも身体も自在に操られ、つながるリードは支配の象徴となり持つ者に抵抗することは許されないと思い込んでしまう。

立ちなさいの命令で立ち上がると、犬は四つん這いがお似合いよと言われて犬の格好にされて引き回される。
「膝をついちゃダメ。犬はそんな恰好で歩かないよ、前足と後ろ足で歩きなさい」
膝をつくことなく尻を上げて両手両足で犬歩きするのは肉体的にきつく、グルグルいつ終わるか教えられずに部屋中を引き回されて見守る妖子や男たちに、可愛いワンチャンとか尻が下がったとか嘲笑を浴びせられるのは精神的に辛い。
「ハァハァッ・・・きつい」
「大丈夫よ、幸子ワンチャンならできる・・・うん??どうしたの??」
「オシッコ、オシッコしたいの・・・トイレに行かせて」
「ここでしなさい。幸子ワンチャンのトイレを用意して」妖子の言葉で洗面器が用意され、
「使い方は分かるね??ワンチャンらしく片足を上げてジャァ~ってするのよ」
「ハァ~、惨め、惨めすぎます」と誰に聞かせるでもなく呟いた幸子は洗面器を跨いで右足を上げ、
「もう限界、我慢できない」と言い終わるや否や、幸子の股間からシャッ、シャァッ~と洗面器めがけて迸る。
羞恥で顔を真っ赤に染めた幸子が犬歩きで歩き始めようとすると、
「恥ずかしい場所から離れたいのは分かるけど、オシッコを吹かなきゃダメでしょう。幸子の剛毛はオシッコでヌレヌレだろうからね」

「両手両足をついたまま足を開いて尻を突き上げる・・・まだダメ、もっと尻を上げて、そうそれでいいよ、ヌレヌレの剛毛が丸見え。拭くよ」
「いやっ、恥ずかしい・・・こんな恰好で拭いてもらうなんて・・・お尻の穴も丸見えでしょう??」
「ほほう、よくわかったな。ヒクヒク息をする尻の穴が丸見えだよ、浣腸してほしいのか??そうか尻尾が欲しいのか」
ティッシュペーパーで剛毛を拭き、手近にあったアナルスティックを無造作に挿入した男は立ち上がり再び部屋の中を引き回す。

幸子は素っ裸で首輪をつけられ、リードを通じて伝わる命令に従う惨めな犬歩きに酔い始めていた。
女奴隷の幸子は妖子や男たちの命じる無理難題をこなせば良くやったと褒めてもらえる。
男の所有物に貶められて縛られ、尻を打たれて喉の奥深くにペニスを押し込まれて満足の証を吐き出すまで口腔を犯される。
そんな光景を想像するとオシッコを拭いてもらったばかりのアソコが新たに漏らした蜜で滑りを帯びる。
あぁ~ン、もっと苛めて・・・幸子はオレの奴隷だ、お前のすべて、命さえもオレの自由にできるんだと甚振ってほしい。

犬歩きを終えた幸子は再び後ろ手に縛られて乳房が歪になるほど締め上げられる。
縛ったり解かれたりを繰り返すと縛られることに抵抗がなくなり、それは目覚めた被虐の悦びを深くして支配する者とされる者の立場の違いを教え込まされているようで抗う気持ちは霧散してしまう。
縄尻を天井から下がるフックに掛けられて逃げることも出来なくなると、夫の作った借金のために我が身を投げ出したことも忘れて、肌にまとわりつく黒い縄が食い込む感触の心地良さに支配される安心感に酔いしれる。
「いぃ、気持ちいいの・・・肌に食い込む縄に愛撫されているような気がして善くなっちゃう」

彩―隠し事

ステーキハウス   

夕刻のホテルは、待ち合わせのカップルや友人と食事を楽しもうとする人たちの幸せに満ちた姿がそこかしこに見られ、淫靡な思いを胸に秘める彩は場違いな景色に待ち合わせ場所を間違えたかなと苦笑いを浮かべる。
10分と経たずにロビーに現れた健志は左右を見渡して彩を見つけると破顔一笑して近づいてくる。

「ごめんなさい。夫が不倫相手とデートするようなの。それを聞いたら急にあなたと・・・健志に会いたくなって我慢できずに・・・急でごめんなさい」
「そんなことないよ、ありがとう。連絡を待ちわびてチンチンがボッキボキだったよ」
「いやんっ、声が大きい・・・今日は泊まれないけど、彩にとって健志が大切な存在だって伝えかったの。食事はファストフードでいいよ」
「彩との食事を雑に扱いたくない。セックスが全てって歳でもないしね」
「クククッ、彩は夫とのセックスが絶えて久しいから抱いてもらおうと思っていたのに・・・」
口元を緩めて面白そうに彩を見つめる健志は腰に手を回してエレベーターに向かって歩き始める。
「彩が仕事をしているところを見てみたいな。スーツが似合っている。制服や仕事着が似合っている人はその道の一流だと思っているからね。ショーツも穿かず股間を濡らした彩が仕事する光景を想像して昂奮するよ」
「クククッ、残念でした。今日は下着を穿いています・・・見たい??」
「そうか、穿いているのか・・・そうだよな」
何を納得したのか、そうだよなと言った健志は彩の頬を両手で挟み、唇を重ねる。
チン・・・目的のフロアに着いたエレベーターは何事もなかったかのようにドアが開き、彩はキスに対する返礼も思いを伝える時間も与えられない。
初めてデートする中学生や高校生のように手をつないだ二人は歩き始める。

「ステーキで良い??」
ステーキハウスが正面に見える位置に来てから好いかと尋ねる強引ささえ、健志の口から出ると心地いい。
テーブル席を希望した健志は案内された席に着くなり、
「時間がないんだろ??食事の後はドライブでいいかな??」
「今日は急にごめんなさい・・・健志に対する彩の思いを伝えたかったの」
「分かった、彩から連絡をもらえただけで嬉しい。一つ手に入れば二つ目を欲しくなる、オレは欲が深いんだよ。でも彩に会えて無用な欲は捨てることにした・・・オレはワインを止めとくけど彩は赤で良い??」
「彩もミネラルウォーターでいい。彩はね、スピードがスリルにつながって、スリルは性感のスイッチなの・・・ドライブでスイッチが入るとどうなるか分からない、責任を取ってよね・・・クククッ」
健志に向ける淫蕩な笑みは何かをけしかけているようにしか感じられず、健志は彩を見つめて悪戯心を宿した笑みを返す。

オーダーを済ませた健志はグラスの水を指につけてテーブルに移し、中指と人差し指の二本でクチュクチュ塗り広げながら舌を唇に這わす。
「クククッ、いやらしい。アソコをあなたの器用な指で愛撫されているような気になる・・・こんなところで、スケベ・・・」
彩の瞳は妖しく光り、左手で頬杖をついて右手をテーブルの下に伸ばす。
さりげなく周囲に視線を走らせて股間を擦り、頬杖を突く左手の小指を舌先が舐める。
「脱いで、早く」
「えっ、なに??何を言っているの??彩はどうすればいいの??」
「下着を脱ぎなさい、ショーツを脱ぐんだよ、分かるね」
「えっ、ここで、今??」
「そうだよ、早く」
健志が本気だと悟った彩は淫靡な好奇心も手伝い、周囲に視線を走らせてテーブルの下を覗く。
「ダメ、変な動きをすると気付かれちゃう。レストルームに行ってもいいでしょう??脱いでくるから・・・だめっ??」
「いいよ。いいけど、レストルームならブラジャーも追加だな。早く行きなさい、ステーキがきちゃうよ・・・早く」

健志が知るのは奔放で淫らな享楽に耽る彩であり、ほとんどの人が知る清楚で上品な姿を知らないどころか優子と言う本当の名前さえ知らない。
それでもちょっとした立ち居振る舞いがエレガントで、今もまたレストルームに向かうために椅子から立ち上がる様子が優雅で無駄な動きがなく、歩く姿も背筋が伸びて膝下の動きが優美で見ているだけで表情が緩むのを抑えられない。

再び姿を見せたものの先ほどまでの颯爽とした彩は姿を消して、心細げに見えて健志の心が痛む。
「恥ずかしい。ドキドキしているし歩くとフワフワするような感じがする」
「脱いだ下着を預かっとく」
素早く手渡された下着を確かめることもなくポケットに入れる。
席を外していたタイミングで運ばれた料理の美味そうな香りに反応する様子のない彩に食べようと促す。
健志はセックスへの好奇心と美しいマナーで食事をする女性に惹かれる。
成熟した男女のセックスは単に生殖行動だけではなく、心も身体も満足する好奇心に満ちたものであるべきだと思うし、生きる上で欠かすことのできない食事が命を永らえる目的だけではなく楽しみである必要があると思っている。
食事を共にする相手が美しく楽しそうに食べる様子を見るのは心地好いし、新たなエネルギーが身体の隅々に行き渡るのを感じる。
下着を脱いだ彩は衆人の視線を恐れて不安の只中にいるようだが、それでも美しい姿勢で食事する。

「彩、ほんの少しでいいから昂奮させてくれよ」
エッと声を上げて、ナイフとフォークを置いた彩は一瞬小首をかしげ、ほんの少し上着を開いて胸を張り、乳房の先端がキャミソールを突き上げてブラジャーを外した証を見せる。
アンッ・・・ウフフッ・・・指の腹が突き出た乳首を撫でると艶めかしい声を漏らし、自分の声に驚いて周囲に視線を走らせる。
「クククッ、やっぱり彩は可愛いな。いつも一緒にいたいよ、ドラえもんに頼んでスモールライトを貸してもらいたいな」
「ほんとう??じゃぁ、お礼とご褒美を上げなきゃね・・・うっ、クククッ」
素早く周囲を見回した彩はステーキの付け合わせの野菜を摘まんだ手を股間に伸ばし、蜜をまぶして健志の目の前に突き出す。
「人参のグラッセか・・・今日は一段と照りが出て美味そうだな・・・美味い、彩風味のグラッセは照りがいつもより出ているし隠し味が最高」
「クククッ、ありがとう・・・この人参は、よく見ると誰かのアレに似てる。ペロペロしちゃおうかな。ウフフッ、甘い。最後はゴリって噛み切っちゃう」
「ひっ、痛い・・・彩と一緒だと何をしても楽しい」
「うん、彩は健志と一緒だと何も隠さずにいられる・・・もっと早く会いたかった。それだけは神様を恨んじゃう」
「行こうか、時間がないんだろう??」

堕ちる

幸子の悲劇-24

フグフグッと意味をなさない声を漏らして激しく顔を振り、縛られた両手の指が白くなるほど握りしめて、こむら返りを起こしそうなほど足指を反り返らせる。
三人の男が持つ電マは振動を弱くして胸の膨らみと下腹部、内腿に触れたり離したりを繰り返し、身体だけでなく心まで解きほぐす勢いの刺激に慣れさせようとする。
振動は弱いままで肌に触れたり離したりを繰り返し、幸子にはそれでも強すぎる刺激で眉間の皺を深くして表情に険が浮かぶ。
慣れるとともに苦痛は快感に変化して穏やかで艶めかしい表情になり、眉間の皺が姿を消すと男たちは振動を強くして肌から離す時間を短くする。

ヴィ~ンヴィ~ン、ブ~ンブ~ン・・・幸子が電マの刺激に慣れたと見るや、男たちに操られて乳房の麓や恥丘、内腿に押し当てられて快感を与え続ける。
「ウッウッ、ウググッ、いやぁ~ン」
ボールギャグのせいでくぐもった声を漏らすしかない幸子は縛られて自由を奪われた身体を仰け反らせ、必死に逃れようとするものの望みが叶うわけもなく、男たちに思うさま責められる。
「幸子、ココはどうした??お漏らしでもしたか??」
「どれどれ・・・本当だ、濡れてるな・・・あれっ、染みが広がっていくぞ、どうした??」
「ウグッ、グゥッ~・・・フグッ、フグッ」必死の形相で顔を振り、股間を隠そうとしても隠しようがない。
股間の染みはますます広がり、穿いたままのショーツが見事に変色する。
「オシッコのお漏らしじゃなく嬉し涙を流しているようだな」
「経験豊富な俺たちも幸子ほどの剛毛を見たことがないから、オシッコと嬉し涙の判断を間違えちゃうな。いっそ、そり落としちゃえば簡単なんだけどな、どうだろう??」
「ウグッ、ググッ、ウグッ・・・グゥッ~・・・」
ギシギシと苦しそうな軋み音を椅子が立てるほど幸子は逃げようと足搔き続ける。
「あなたたち、ダメよ、剃ったりしちゃ。幸子ほどのアンダーヘアの持ち主はいないよ。剃毛の権利を入札するだけで20や30になるでしょう??」

言葉で甚振り続けて精神的に追い込んでいく最中も電マは振動を止めることなく刺激を続ける。
自由の利かない身体で精いっぱい抗い、電マに急所を責められる事を避けても強力な振動は少々ズレた位置でも幸子の性感帯に絶え間なく刺激を与える。
フグフグッ、ウゥッ~、ウグウグッ・・・眉間に深い皺を作り、白い喉を見せて仰け反っても楽になる事はなく、意に反して身体は一層の刺激を求め、自然に股間を突き出してしまう。
咥えさせられたボールギャグの隙間からダラダラと唾液が滲み、喘ぎ声を出せない事を苦しくさえ思う。
深い快感は喘ぎ声を漏らし、新たな刺激を求めて自ら身体を差し出すことで満足できる。
ボールギャグで喘ぎ声を封じられ、縛られた身体は自ら快感を求めて動くことも出来ず、意地悪な生殺し状態の幸子は気も狂わんばかりに身悶える。

ヴィ~ンヴィ~ン、ブ~ンブ~ン・・・三本の電マのスイッチは強に入れられ、バイブと違う強烈な振動に徐々に慣らされた幸子は襲い来る快感から逃れる術もなく、拍子抜けするほど簡単に頂上に追いやられてしまう。
「ウググッ、ダメ・・・こんなこと、ヒィッ~、逝っちゃう、いぃの、気持ちいぃ・・・ウグッ、クゥッ~・・・」
太腿の付け根がヒクヒク震え、溢れる嬉し涙が作る染みが広がりグッショリ濡れた剛毛がショーツに張り付いて卑猥な姿をはっきりと想像させる。
尖りきった乳房の先端がブラジャーに押さえつけられるのは嫌だとはっきり姿を見せつける。
ハァハァッ・・・荒い呼吸が下腹部と胸を激しく上下させて、内腿やブラジャーから零れる乳房など皮膚の薄い部分に血管が青く透けて色っぽいことこの上ない。

一度目の絶頂を迎えて息を荒げ、身も世もなく快感に酔いしれた幸子が落ち着きを見せると妖子は男たちに目配せをする。
ヴィ~ンヴィ~ン、ブ~ンブ~ン・・・アワワッ、だめっ、ダメ、許して・・・電マは再び幸子の急所に押し付けられて快感の余韻に浸ることを許されず、全身がピクピク震え始める。
一瞬感じた灼けるような鋭痛は直ぐに狂おしいほどの快感に変わり、容赦なく性感帯を責められて子宮が熱くなり、溢れる蜜は枯れることなくダラダラ滲み出る。
「ウッ、クゥッ~、ダメ・・・また、また、逝っちゃう・・・ヒィッ~・・・」
再び白い喉を見せて仰け反り、内腿をヒクヒク振るわせて縛られた身体をぐったりと弛緩させる幸子は、見つめる男たちの股間と妖子の子宮を悩ましく刺激する。

「あらあらっ、パンツがスゴイ事になっちゃったね。グショグショでビチャビチャ、そんなのを穿いているのは身体に悪いよ・・・脱がせてあげなさい」
「妖子さん、それは無理です。足を縛ったままじゃ、どうしようもないですよ」
「そうか、そうね。ハサミで切っちゃうのは簡単だけど・・・拘束を解いちゃおうか」
妖子と男の一人がニヤニヤと笑みを浮かべながらわざとらしい猿芝居を演じて言葉で嬲り、残る二人は天井から下がる鎖や縄を確かめて拘束具らしい器具の用意をする。

彩―隠し事

岐路    

日曜日に帰宅した夫は接待ゴルフと称して二泊の不倫旅行の後ろめたさがあるのか、お土産は勿論の事、優子に対する言葉遣いや態度もいつもと違って仲の良かった頃に戻ったような優しさがある。
夫が明日以降も今と同じように接してくれればセックスがなくても二度と健志に会う事はないだろうと一縷の望みに期待する。

前夜の夫は昔と同じく優しかったし優子も健志と疚しい行いをしたことでもあり、月曜日は早起きをして心を込めた朝食を用意すると、今日は早く帰れると思うけど、外で会わないかと誘ってくれる。
不倫する夫と離婚を考えたこともあったが、今はそのようなことを全く思っていない。
何より、離婚というのは一大事業でこれほど面倒な事はないと言った友人の言葉を思い出し、惚れて一緒になった男、未練もあったし面倒な作業は一時棚上げすることにした。
優しさが一時の事で不倫を続けるようなら、結婚生活を続けるけれど私は私の幸せや楽しみ方を探せばいいと割り切ることにする。

月曜の出勤前、夫とデートすることを約束して待ち合わせ時刻は改めて確かめる事にする。
夫を見送った優子はノーパンのスカートスーツは止めて、いつものパンツスーツで出社すると仲のいい友人が、
「優子がどう思っているか分からないけど、パンツスーツの方が似合っている。活動的で男性に伍しても負けない出来る女に相応しい装いだよ・・・男を誘う時はスカートの方がいいけどね。金曜はすごく色っぽかったけど何かあった??」
「あるわけないよ・・・そんな事より仕事、仕事」

夫と待ち合わせての食事は二人とも隠し事を抱えていることでささやかな緊張感が漂い、不満や不安を口にするまいと決めているので新鮮な感じさえして穏やかな時間を過ごすことが出来た。
能弁とは言えないものの、これまでのぎくしゃくした関係にわずかな変化が出たことを夫は戸惑っているように見えたが、改めてお土産のお礼を口にすると納得したようだ。
付かず離れず、この緊張感は優子にとって心地良く、密かに隠れている彩が姿を現して秘めた想いを発散させる口実にもなるので都合がいい。
そんな優子の思いを知る由もない夫は上機嫌で久しぶりにカクテルを飲もうと誘う。
翌日は火曜日でもあり早めに切り上げ、帰宅後は互いの部屋に別れたがこれまでのような苛立ちは微塵も起こることがない。

週末まで仕事も夫との関係も含めて何事もなく時を刻み、これまでよりも互いを思いやる気持ちが強くなったと思うものの、距離が縮まる事はなく付かず離れずの関係が続く。
夫は二週続けて週末に出かける事はなく一つ屋根の下で淡々と過ぎ行く時間を穏やかに過ごす。

何事もなさそうに過ごしていた夫だったが、火曜日の出勤前、
「今日は遅くなるかもしれない」と視線を泳がせた。
「そうなの??大変ね、気をつけてね。夕食は??」
「多分食べてくると思う。ごめんね」
「うぅうん、仕事じゃしょうがない。私も働いているからよく分かるよ」
浮気を秘密にする大変さは私にも少しだけど分かるよ、と言いたくなるのを堪えて笑顔で送り出す。
恐らくは二泊の不倫旅行で盛り上がった二人が翌週を何事もなく過ごしたことでフラストレーションをため込み、どちらからともなく誘って平日のデートに至ったのではないかと想像する。
今のところは抑え込んでいるものの、彩が姿を現すことになっても夫の注意が不倫相手に向き、優子の行動を見るのが散漫になり悪い話ではないと思う。

夫とのセックスは勿論の事、10日近くも健志との淫猥遊びを思い出すことを恐れてオナニーを控えていた優子は、不倫相手とのデートを想像させる夫の言葉に刺激されて、久しぶりにスカートスーツで出勤することにする。
キャミソールを合わせて、前回と同じようにガーターベルトでストッキングを留めて姿見にスーツを着る前の姿を映してみると、ノーパンのせいもあってウェストの括れから腰を経て太腿に続くラインが強調されて艶めかしく、私は何を考えているんだろう、彩が姿を現すのを待っているのかなと思わずにいられない。

鏡の中の健康的な女性らしく適度な丸みを帯びた姿は密かな自慢でもあり、健志の言葉が蘇る。
重苦しく感じないようにシャギーを入れた髪や悪戯心を宿した瞳と意志の強さを示す顎のライン。水泳などマリンスポーツを好む証拠のような上半身、ウェストの括れから腰を経て太腿に続くムッチリとしたライン、後ろ姿も凛として格好いい。オレが一目惚れする要素を形にすれば、彩がそれだよ。
どちらかと言えば太りやすい体質だと思うけど、それはヨガやバスソルトを愛用するバスタイムで自制心を働かせている。
「ウフフッ・・・なかなかのものだよ、優子。あなたの分身、彩が優子の素晴らしさに改めて気付かせてくれた」
仕事やほとんどの人間関係などは優子、成人した人間にとって重要なセックスライフは彩。許される範囲で二人を自在に使い分けようと心に決める。
先日と違って下着を穿くもののスカートスーツで出勤するのは決意の証。

「どうしたの、優子。昨日は淑やかで優雅なパンツスーツで今日は男を求めてアソコを濡らすスカート姿」
「えっ、バカな事を言わないで・・・クククッ、下着を穿いてないから昂奮すると滴る蜜が腿を伝って気持ち悪~い」
「キャハハッ、優子のエロイ冗談は久しぶり・・・男が見つかんない時は私がホテルに付き合ってあげようか??女同士もいいかもよ、優子と一緒ならうちの亭主は許してくれるだろうし・・・ベロベロ、ジュルジュル舐めてあげるよ」
「今日、会う予定の男がダメな時はお願いしようかな・・・舐めるだけじゃダメ、満足できない。クリもいいけど、最後は中でしっかり決めてくれないと」
「まさか??・・・ほんとうなの??男ってご主人じゃないでしょう??優子も??・・・そうなの??浮気してるの??」
「そんなわけないよ。私にそんなことが出来ると思う??」
「そうか、そうだよね、安心した・・・いつか二人で旅行したいと思わない??」
「いいね、約束だよ。忘れたら怒るよ」
いつか、優子と彩を自在に操れるようになれば、女二人のエッチな旅行をするのもいいかなと思う。

「もしもし、私の事が分かる??」
「分かるよ。今日か明日かって一日千秋の思いで連絡を待っていたよ」
「この間のホテルのロビーにいるんだけど、今日はあまり時間がないの」
「分かった、10分ほどで行くよ」