FC2ブログ

ホテル -11

窓 -5

窓に手をついて背面立位で突かれて快感に酔うアユが目を閉じると、これまで付き合った男たちが走馬灯のように頭を巡る。
顔は思い出すけど、名前が出てこない。
楽しいことも悲しいことも色々あっただろうに、今では思い出すのも容易ではない。
今の私には、この人がすべて。
私の誤解で一時とはいえ離れる時間があったので、そのことがよく分かる。

背後から貫く男は背中に覆いかぶさって首筋から耳まで髪の毛の生え際に沿って舌を這わせ、
「好い匂いがする」と囁いて髪に顔を埋める。
「いやぁ~ン、あなたの声が頭の中で響く。ゾクゾクするほど気持ちいい……もっと、聞かせて。声で愛撫されるのも気持ちいぃ」
全身の産毛が逆立つような得も言われぬ会館でアユの声は震えを帯びる。
「可愛いよ、アユ……眼を閉じて想像してごらん。誰もいなくなった街の中心にオレたちはいる。煌めく灯りの焦点が重なる所でアユとオレはつながるんだよ……どうだ??」
「見える……交差点の信号機に手をついた私をあなたが貫いてる……ハァハァッ、今と同じ、立ちバックで犯されているの」
「閉じた目を開けなさい……周りに何が見えるか教えてくれるね」
「いやぁ~、知らない人が私たちを見ている。なぜ??どうして??」

煌めく灯りがセックスの気持ち良さで身悶える私を見る人達のギラギラした瞳に見える。
交差点の真ん中にいる私は、いつの間にか現実の自分に戻り、ホテルの窓際に立ち背面立位でつながる姿に羞恥を覚える。
「ねぇ、見えないよね。部屋の灯りは消しているし、大丈夫だよね??」
「あぁ、外から見えるはずがないよ。オレにはよく見えるけどね。可愛いアユの白い背中。背骨に沿って息を吹きかけて爪先でゆっくりなぞると、ハァッ~ンって全身の力が抜ける……いつもと同じか試してみようか」

フゥッ~……ウッウッ、クゥッ~ン……ヌチャヌチャッ……背中の中央を上から下へ息を吹きかけると甘い声を漏らして身悶え、それにつれてペニスを飲み込んだバギナが卑猥な音を立てる。
左右のビーナスの笑窪を爪先が無限記号を描くようになぞると、
「いつも言うけど、あなたの触れるところが私の性感帯。幸せ……アンッ、チンチンが変なところを擦るから気持ちいいの、ダメッ、クゥッ~」
「アユが動くからだろう、オレは指先で背中に絵を描いているだけだよ。美術が好きなアユに感化されちゃったからなぁ」
話し終えた男はビーナスの笑窪の周辺で戯れていた指先で背中をゆっくり撫で上がる。
寝ていた産毛を起こすようにゆっくり指先は撫で、首の付け根で髪の生え際を左右に刷く。
「アウッ、イヤッ、クゥッ~、気持ち良くて全身の力が抜けちゃう……ハァ~ン、立っているのが辛い」

「分かった、抜くよ」
窓に手をついたまま振り返ったアユが見たのは花蜜と我慢汁でヌラヌラに濡れ、偉そうに宙をにらむ男の分身。
「すごいっ……これが、こんなにブットイのがアソコに入っていたの??スゴイ」
アユの言葉を無視して男はソファに座り、
「アユ……オレをまたいで好きに動きなさい」
「うん……」
男の前で跪いたアユは宙を睨んでぬらつく亀頭に指を伸ばし、滑りを掬い取って口に入れる。
「美味しい、あなたと私が交じり合った匂いと味。あなたも欲しい??」
苦笑いを浮かべて首を振る男を見上げて笑みを返し、パクッと口に含む。
「ジュルジュル、ジュボジュボッ……ウッウグッ、今日のあなたはいつもより大きい、苦しいけど嬉しい」
「気持ちいいよ、アユに舐めてもらっているんだよな」
髪を撫でながら囁く男を見つめて目元を朱に染めたアユは、再び喉の奥まで怒張を飲み込んで上目遣いに男を見上げながら顔を上下する。
プファッ~とペニスを吐き出したアユは立ち上がり、
「入るかなぁ、今日のあなたはいつもと違う」
ソファに座る男の肩に左手を置いて右手でペニスを摘まんでバギナに擦りつけ、十分に馴染ませて腰を下ろしていく。
「ウグッ、グゥッ~、大きい……アウ、アワワッ、奥まで……きつい」

Goodbye my love

「ごめんなさい、呼び出すようなことをして……」
「ごめん、メールを気付かなかったよ。昨夜も見ないで寝ちゃったから」
「いまどき、ケータイは電話だけ、SNSって何って言うのはあなたくらいだよ。今回みたいに急用でも連絡の取りようがないんだから……奥様の事を思うと電話はしづらいし……」
「ほんとにごめん。それより、何かあったの??」
「用がなきゃ連絡しちゃダメなの??」
「そんな事はないし、嬉しいけど、お別れを言われたのは、ついこの前だろ」
「フフフッ、ヨリを戻して欲しいって言ったらどうする??……ウソウソッ、そんな困ったような顔をしないでよ」
「もしかしたらって、嬉しくって……」
「うそ、本当に困ったような顔をした。それでなきゃ私も困るけど……お店の大家さんと女の子に挨拶をしようと思っているの。大家さんには5年位お世話になったし、一緒に頑張ってくれた女の子も心配だしね、このご時勢だから」
「そうだね、あの子はどうしたの??昼の勤めだけで夜のアルバイトは止めようかなって、言っていたように思うんだけど」
「午後、会うんだけど、アルバイトでキャバクラに勤めるって言っていたよ。多分、お店には、もう出ていると思う。お客になってあげて、今は大変だもん」
「いいよ。お店と名前を連絡してもらってよ、太客にはなれないけどね」
「エッチはしちゃだめだよ」
「えっ??」
「嫌じゃない。昔の男が知り合いとエッチしていると思うのは……私は奥様のように寛大じゃないから」
「クククッ、昔の女が他人の妻になって、毎晩ヒィヒィ啼かされているのかと思うと気が狂いそうになるよ」
「バカッ、止めてよ。ホテルのロビーで待っているって、今朝メールが届いた時はドキッとしたんだから」
「もう10時だよ、12時までしか時間がないって言ってたろ、早く部屋へ行こうよ」
「それくらい強引なら、サヨナラは言わなかったかもね……」

男から視線を外すことなくローズレモネードを口に運び、男はシナモンココアをシナモンスティックでかき回し、視線の先にはホットレモネードを両手で持ち、いかにも美味そうに飲む女がいる。
苦笑いと共に一ヶ月ほど前のことを思い出していた。
「何を考えているの??想い出し笑いなんかして……」
「ほんとうに好い女だなって……もう会えないのかと思うと残念だよ」
「奥様に、これまでご迷惑をおかけしました。お店を止めて結婚しますって、連絡したの……ちょっと、化粧室に行ってくるね」
驚いた表情の男を残して席を離れていく。


いつもの土曜日のように女のスナックへ行き、帰ろうとした時のこと。
「ねぇ、私の希望を叶えてくれる??」
「いいよ。何をすればいい??」
「一度でいいから、二人でお泊りしたいの……お願い。今回だけでいいから」
「冗談はよしなよ。彼女がびっくりしてるよ」
オレは返す言葉も思い浮かばず驚きと共にもう一人の女を視線で示す。
「冗談じゃないの。一度だけ……二度とは言わないから」
あまりに必死な様子に頭に浮かんだ妻の顔を追い払い、
「判った。来週か再来週の週末でいいかな??……何処がいいの、行きたい所があるんだろ??」
「何処でもいい、ここから歩いて数分のホテルでいいの。一度でいいから朝日をあなたの腕の中で見たいだけ」


そして翌々週の週末、実家へ二泊の予定で出かけた妻の留守に10kmほど離れた街のホテルに一泊した。
何度かディユースで使ったことのあるホテルなので景色を見ることもなく、すぐに男をベッドに押し倒してベルトを外し、下着もろとも脱がせてむしゃぶりつく。
いつもと違う女の様子に好奇を宿した男は抗う事も異を唱えることもせずに顔を上下する様子を見つめる。
ヌチャヌチャ、グチャグチャッ……プファ~、ハァハァッ……頬張ったペニスに思いを伝えようとするかのように息の続く限りフェラチオした女は、上気した顔を上げて男を見つめ、荒い息が落ち着く間もなく、
「このまま欲しい。今すぐ……入れてもいいでしょう??」
男の返事を待つことなく引きちぎるようにして自らの衣服を脱ぎ捨てた女は騎乗位でつながり、そのまま身体を倒して唇を合わせる。

グロスを引いたように滑りと妖しい艶を湛える唇を合わせ、性的興奮を高揚させた女は真っ赤な瞳で男を見つめる。
「何があったかは聞かないけど、すごいな今日は……」
「嫌いになる??」
「なるわけがない、前にも言ったろ。オレは何があっても味方だよ」
激しい欲望の塊のようだった女は姿を消し、いつもの穏やかな表情に戻る。
「ごめんなさい……今日は私のしたいようにさせて、お願い」


別れを告げるのが目的だと分かったのはセックスを終えた後の事だった。
生まれ故郷に帰って市役所に勤める男と結婚すると聞かされた。
そう聞かされた時、別れを思う切ない気持ちと同時に安堵する自分もいた。
愛する妻がいる身で他の女性と親しく付き合う事も何度かあった。
自己保身……それを否定する積りはないが、修羅場を迎えないためには振られて付き合いを清算するのが一番だ。
それも可能なら女性に幸せな将来が待っていることが望ましい。

席に着く女のはにかんだ表情が眩しく、記憶の隅に隠した宝箱の中に入れたのは早すぎたかと悔やむ気持ちが一瞬脳裏をよぎる。
「ウフフッ、私と別れたのを寂しいと思ったでしょう??」
「そう言われると返事に困るな……、合っているとも間違えているとも言わないけど、どうしてそう思ったか聞きたいな」
「私がどれほど、あなたの事を好きだったか気付かなかったの??奥様がいるから我慢したけど、ワンちゃんが大好きな飼い主さんの気持ちを探ろうと必死で見つめることがあるでしょう??私も、あなたの一挙手一投足を見つめていたんだよ。目の前にいなくても誰と何をしているんだろうって考えていたから、ほんの少しの変化でも気付くの……分かった??って、これは奥様が言ってたよ」
「えっ??」

「その先を知りたかったら奥様に聞いてみれば……今日、会ってもらったのはね……あなたと別れても奥様が私との付き合いを続けてくれるって言ってくれたの、それを教えといてあげようと思って」
「妻の事を思うと電話しづらいって言わなかった??」
「あなたを呼び出してくださいって奥様に言える??」
「言われてみれば、そうだね」
「あなたと付き合っていると気付いたからだと思うけど、私の店に一人で来た時からのお付き合い。水商売の先輩としても色々教わったし大切にしたい関係だから知っておいてほしいの。途中で気付いたらいろいろ勘繰るでしょう??」
「……うん、ありがとう」
どう言葉を返したらいいのか分からず、困っているオレに、
「奥様もあなたも、小布施の栗製品が好きらしいよね。近いうちに奥様あてに送るけど、びっくりしないで済むでしょう??」

「それじゃぁ、私は行くね。あなたが大好きだったし楽しい思い出がいっぱいあるけど、これからは亭主になる人の事を大好きになるの……」
立ち上がってオレに近付いた女は、チュッと頬に唇を合わせ、
「これが最後の想い出」と、囁いて颯爽と立ち去る。
独り残されて後姿を見つめるオレは、好い女だなぁ、口説きたくなるよと言葉にはせず見送る。
オレは記憶の宝箱に隠した想い出を折に触れて見るのだろうが、彼女はサッサと忘れてご主人と新しい恋をするのだろうなと思うと苦笑いが浮かぶ。
カップの底に残る冷えたシナモンココアを飲み干すと、こんなにも不味い飲み物だったかと慌てて水を飲む。

ホテル -10

窓 -4

摘まんだ花弁を擦ったり引っ張ったりするとアユの表情が歓喜で歪み、指は膣口に姿を隠す。
「クゥッ~、だめっ……そんな事をされたら、立っていられない」
両手を背後で縛られたアユは崩れ落ちそうになる身体を窓に寄りかかって耐え、男を見つめる視線は何かを訴えるようにうっとりする

花蜜を湧き出す源泉に忍び込んだ指が蠢くと眉間に刻んだ皴が深くなり、男を見つめる視線が妖しく揺れる。
「あなたと過ごす時間と共に私の身体はエッチになってくる……なのに、あなたは抱いてくれない。私に飽きちゃったの??」
「そんな事はないって知っているだろう。アユの身体を貪って満足するのと同じくらい、時間と空間を共有する事が楽しい」
「ウフフッ、思った通りで安心した。私に飽きていたら今日は呼んでくれないよね……そうでしょう??疑うようなことを言った私は罰を受けるの??」
「あぁ、オレの事は決して疑わないって言ったのは、いつの事だったっけ??罰を与えるのは当たり前だろう」
「ウフフッ、怖い……今日のあなたは意地悪だもん」
怖いというアユの声は弾んで聞こえ、瞳は朱に染まって妖しく揺れる。

窓ガラスに寄りかかって顔を顰めるアユの眼前で右手人差し指を左右に振り、
「アユに与える罰は……、そうだなぁ、楽しませてもらうよ」
「あなたなら意地悪で嫌な奴でも……大好き……」
クククッ……その場にしゃがみ込んだ男はアユを見上げ、
「気持ち好いからって、この間みたいに漏らすなよ。オレに掛かっちゃうからね」
「ほんとうに嫌な男。あの時はチンチンに掻きまわされる気持ち良さで訳も分からず、あんな事に……言わないでよ」

男の指は膝の周囲をなぞり、腿の付け根に向かって撫で上がる。
「ヒィッ~……立っているのが辛い。だめっ、我慢できない」
「ダメだよ、アユ。わかるね」
男の指は動きを止めることなく腿の付け根から鼠径部を行き来してアユの反応を確かめる。
「ウッ、クゥッ~……だめっ、私だけ善くなるのは恥ずかしい」
薄明りの中でも滴る蜜がはっきり見えるようになると鼠径部を撫でていた指は恥毛の林で遊び、指先に絡めたり顔を近付けて噛んで引っ張ったりと愛撫は止まることがない。
膝がフルフル震えて自然と前屈みになって男の頭に腹部を押し付け、崩れ落ちそうになる身体を支える。
そんな様子を気にすることもなく割れ目の縁を両手の人差し指と中指が擦り、綻びから覗く真っ赤な花弁に息を吹きかける。
淡い茂みの奥で赤くただれた花弁は妖艶な匂いを漂わせ、割れ目の周囲で戯れる指の侵入を待ちわびる。

指の挿入を催促するアユの下半身は妖しく蠢き、
「入れて、我慢できないの……」
侵入した指は泥濘を掻きまわしてヌチャヌチャと卑猥な音を響かせ、膣壁を擦りながら立ち上がった男は閉じた目をじっと見つめる。
閉じた瞼の奥で男の視線を感じるアユは瞳を開き、「いやっ、そんな見つめられるのは……」と、呟いて下半身を揺らし、指が与えてくれる刺激に酔いしれる。

男が愛する肌理の細かい白い肌は眼下で煌めく街の灯りを背にして一層、艶めかしく映える。
「きれいだよ。宝石箱をひっくり返したように煌めく夜景よりきれいだ」
「ほんとう??」
「オレの言葉を信じるんだろう??オレの目を見てごらん。景色じゃなくアユしか見てないだろう」
「ウフフッ、ありがとう。褒めてくれたんだから満足させて……何百キロも離れた所まで会いに来たんだよ、これで終わりじゃないでしょう?? 」
出会った頃の美術を愛する清楚な女性というイメージをかなぐり捨て、セックスで気持ちを満たそうとする。

挿入したままの指で膣壁を擦り、しどけなく開いたアユの唇を舌先がつつくと舌が這い出てくる。
舌は何度も伸びたり縮んだりして絡みあい、唾液を啜って身体を擦りつけると息が弾み、それが二人の昂奮をますます高揚させる。
膣壁を擦る中指に加えて薬指も挿入しようとすると気配を察したアユはわずかに腰を落として腿を開く。
ヌチャヌチャ、グチュグチュ……アウッ、クゥッ~、たまんない……ガラス窓に寄りかかったまま二本の指で膣口を抉られると、灯りを落とした部屋に甲高い喘ぎ声が響く。

「私は可哀そうな女。好きな男に会いに来たのに両手を縛られて窓に押し付けられて弄ばれている。見知らぬ人に見られるかもしれないのに……やっぱり嫌な男……ンッ、クゥッ~」
「それは困ったな。アユに嫌われたくないからな」
言葉を封じるように言葉を重ね、唇を合わせてドロッと唾液を送り込み、嚥下する暇も与えずにバギナに挿入した二本の指が動きを速め、親指がクリトリスを刺激する。
「ンッンッ、ングッ、クゥッ~、気持ちいぃの……立っているのが辛い、ねぇ、入れて。このまま後ろから……ネッ、おねがい」

膣壁を掻きまわす指を抜き取り、両手の拘束を解いて窓ガラスにつかせた男はパンッと音を立てて尻を打ち、自然と腰を突き出す格好になったアユのバギナに先走り汁を滴らす分身を擦りつける。
十分に馴染んだところでグイッと腰を突き出すと、あっけなく分身は姿を消し、
「アゥ、ウゥゥ~、これが欲しかったの……もっと奥まで、そう、気持ちいぃ」
と、憚りのない声を漏らす。

ホテル -9

窓 -3

「立ちなさい。しゃがむとアユのエッチな身体を見たい男たちががっかりするよ……分かるね」
「あなたが窓際で立てって言うなら……あなただけに見て欲しいのに」
いないはずの観客を口実にして羞恥心を煽る卑猥遊戯に浸るアユは、夜の闇を昼間のように照らす灯りに目を凝らす。
街の灯りは誘蛾灯のように人々を引き付ける魅力がある。
普段の私も小さいながら灯りを点けている。
その灯りに気付いて来店してくれた人の友達が今や離れがたいほどに想いを募らせる、この人だ。
眼下で眩しく煌めく灯りの下で今日も色々な出会いがあるのだろう。

アユのそんな思いを知ってか知らずにか男の手は全身をまさぐり、瞳を見つめて口元を緩め視線でリラックスしなさいと伝える。
立ちなさいと強く言われた後の妄想などで強張っていた身体は微笑で癒されて緊張を解き、再び眼下に広がる夜景に見入る。
住んでいる場所から遠く離れた大阪で何も気にすることなく夜景に見入る時間があるとは思いもしなかった。

窓に両手をついて眼下の景色を見つめるアユの背中に指を這わせ、首の付け根から腰まで撫で下りると脇腹を撫であがる。
肌に張り付く産毛を一本一本起こすように逆なでされると眠っていた性感も目覚め、男の指が近付き息や鼓動を感じるだけで股間が疼き始める。
肌を這う指や吹きかける息が肌の触覚を刺激し、指先や爪で押さえられる痛覚さえもが新たな性感を目覚めさせる。
昂奮して熱く勃起するペニスを下半身に押し付けられる温覚や窓ガラスに感じる冷覚さえもがアユを羽化登仙の境地に誘う。

脇腹を這っていた男の手は身体の前部に回って下腹部を撫でまわし、首筋に息を吹きかけながら耳元で、
「今日のアユは一段と好い女だよ。窓に映るエロイ女を見なさい」と囁く。
ブルッと震えたアユの肌は一瞬にして鳥肌に覆われ、耳まで朱に染まる。
「ハダカンボで漏れそうになる喘ぎ声を我慢しながら好い女って言われるのは恥ずかしい……揶揄ってないよね」
「楽しいときは笑い、悲しいときは涙を流す。気持ち善いときはアソコが嬉し涙を流す。正直なアユが好きだよ」
「もう、怒るよ……ウッウゥ~、いいの、気持ちいぃ……いやんっ、ダメッ」

ハァハァッ……恥丘から鼠径部を撫で下りて内腿を擦ると堪えがたい快感で息を荒げ、ハハァハァと漏らす呼吸に合わせるように指先を上下するとアユの両手は男の手を掴んで動きを封じようとする。
「手を窓につけて動くんじゃないよ」
「我慢できないくらい気持ちいいの。立っているのが辛いんだもん」
「そうか、しょうがないな……我慢するんだよ」
脱ぎ捨てたバスローブから紐を抜き取った男はアユの両手を背中で縛り自由を奪う。

「なに??なにをするの??あなたは怖いことをしないって信じているけど、大丈夫だよね??」
アユの不安に応えることなく、一歩下がって全身を見た男は、
「両手首を背後で縛るだけでアユの自由を奪い、オレだけのモノだって実感できるんだから紐に感謝しなきゃ……それにしても、好い女って言葉はアユのためにあるようだな」
「そうなの??手を縛られると私はあなただけの女になれるの??何か、ゾクゾクする。もっと意地悪をされたい」
「アユを相手に意地悪なんかしないよ。嫌われたら困るからね」

手を支えに出来なくなったアユを窓に押し付けた男は乳房を鷲掴みした右手に力を籠め、左手で髪を撫でて頬に添える。
胸の膨らみがひしゃげるほど手に力を籠めるとアユの表情は歪み、頬に添えた手が優しく上下すると笑みを浮かべる。
二人の瞳は相手から離れることなく見つめ合い、熱い思いに引き寄せられるように唇を合わせる。
唇を重ねて擦りあい、つつきあっては口腔に侵入して歯茎を舐め、乳房で戯れていた男の手が股間に伸びる。
「アウッ、クゥッ~……待っていたの。嬉し涙を流して待っているのに相手してくれないんだもん……」
滲み出た嬉し涙は内腿にまで届いて粘り気を帯び、腿を合わせると不快に感じるアユは自然と腰を落としてガニ股気味になる。

「アユ……アユが好い女だって思うのは姿勢もあるんだよ。どんなに美人で高価な洋服やアクセサリーを身に着けても肩を丸めた猫背じゃいい女とは言えないだろう。ガニ股のアユじゃ興ざめだな」
男の言葉で両足を揃え、普段の自分に戻ろうとしても滑りを持つ内腿の不快感から逃れることはできず腰を落として足は開いたままの姿勢に戻る。

指先で拭い取った滑りを舐めさせた男は股間に太腿を擦りつけてアユの身体が崩れ落ちるのを防ぎ、両手で頬を挟んで唇を合わせ、唾液を流し込むような濃厚なキスをする。
ハァハァッ……有無を言わせぬ悦びを与えられるアユの身体から力が抜け、その場に崩れ落ちそうになっても男の太腿がそれを許さない。
無意識のうちに股間を腿に擦りつけて新たな快感に浸り、目を閉じて余韻を楽しもうとすると男はしどけなく開いた割れ目に指を伸ばして花弁を摘まむ。
「ヒィッ~、どうして……こんな……気持ちいぃ、たまんないの」
オナニーの時はビラビラを摘まんで指先に力を込めたり引っ張ったりすると、身体の芯からゾクゾクして気持ちいいと言った事を忘れて見悶える。

ホテル -8

窓 -2

大きく開いた割れ目を覗き込まれている気配は感じるけれど一切の言葉を口にせず、何もされないことが羞恥を煽り、それとは裏腹に窄まりの中心がもの言いたげにヒクヒクする。
「尻の穴が何か言いたいようだな。アユ、どうされたいんだ??」
「そんな事を言われても、私からは何も言えない……分かっているくせに」
「分かっているって言われてもオレには何のことだか??」
窄まりの中心に息を吹きかけた男は、アンッと言う艶めかしい声を聞いても意に介することなく立ち上がり、アユの背中に身体を密着させて耳元にフゥッ~と息を吹きかける。

アウッ、いやんっ……男の指も唇や舌、吐く息までもが全身に散らばる性感帯を呼び起こすためにアユの身体を這い回る。
全身の毛穴が広がり、男の愛撫のすべてを受け入れようとして身体が反応しているように感じ始める。
「好き、あなたの触れる場所が私の性感帯」
男の左手がアユの左手を覆い、気色を浮かべた表情を窓ガラスの中に見るとそっと握り締めてくれる。
並んで歩いているときやペニスに貫かれて得も言われぬ悦びに浸るとき、自然と男を意識する時に手を握ってくれる。
窓に押し付けた右手や身体の前部が窓ガラスの冷たい感触で身体の火照りを冷ましてくれて心地良いと思い始めても、やはり男の左手から伝わる温かさの方に心がときめく。

「オレの可愛いアユを皆が見ているんだよ……分かるだろう??灯りの一つ一つがスケベな男たちのギラギラ光る眼だよ。オレのアユを皆が見ている、考えるだけでも妬けるよ」
「ほんとう??下着もすべて脱ぎ捨てて窓際で悪戯されている私を見ているの??オチンポをオッ立ててギラギラ光る眼で見ているの??あんなにたくさんの男たちが襲いかかってきても守ってくれるでしょう??ねぇ、そうなんでしょう??」
「あぁ、アユはオレの女だよ。誰が来てもブッチメテやるよ」
「嬉しい……ひしゃげるほど窓に押し付けたオッパイが冷たくて気持ちいい。ウフフッ、オッパイは冷たいけど、お尻をつつく棒が熱い」
「オッパイの冷たさを確かめさせてくれるね??」
耳元で囁いた男はアユの身体を反転させて瞳を見つめ、恥ずかしそうに顔を背けると胸がつぶれるほどギュッと抱きしめる。

「アンッ、もっと、もっともっと強く抱いて。手をつないでくれたり、私がキッチンに立っているとお尻をツルって撫でたりするでしょう。あなたと一緒だって感じられて嬉しいし安心できるんだよ。つぶれそうなほど強く抱きしめられるのも嬉しい」
妻がいる立場の男は、束縛されることを幸せだと感じるアユを危険だと思うものの黙って聞いている。
ここで躊躇して抱きしめる手の力を抜けばアユは男の本意を探ろうとするだろう。
一瞬の思いを振り払い右胸の膨らみを鷲掴みにして唇を合わせ、侵入させた舌を重ねて擦り合わせる。
「ウンッ、フグッ……ハァハァッ、今日のあなたは激しい。あなたも初めてのお泊りで昂奮しているでしょう??」
「あぁ、昂奮しているよ。時間を気にせずに、アユとこんな事をできるんだよ、昂奮しないわけがないだろう」

アユの頬を挟んでチュッと音を立てて唇を合わせ、頬に添えた手の指で耳をくすぐり、首を撫でる。
「ウックゥッ~、ねぇ、もう一度、聞くけど誰にも見られていないよね??」
「さぁな、見えてもいいだろ。こんなに好い女のアユを独り占めにするのは失礼な気もするしな」
「バカッ……」
男の指が首を撫で、鎖骨の窪みをなぞりながら顔を近付けるとアユの頬は羞恥で赤みを帯びる。
「そんな近くで見つめられると恥ずかしい」
唾液を交換するような濃厚なキスを交わした男の右手はアユの腰を抱き寄せ、肩を甘噛みする。
「決して消えない噛み痕をつけても好いよ。いつも、あなたと一緒にいることが出来る」
「クククッ……今の言葉を後悔するなよ」
ゆっくりと歯に力を込めていく……「ウグッ、ヒィッ、痛くないもん」
アユの顔が歪み、男の背中に回した手に力が入って指先が痕を残す。
「いたいっ、背中に爪痕が付いただろうな、大切にするよ」

男の手が股間に伸びて熱いぬかるみを探り始める。
「アンッ、すごいでしょう??自分でも蜜の滴りを感じるもん」
「すごいよ、内腿まで流れ出てビショビショだよ……熱い花蜜が湧きだす源泉を弄るとどうだ??」
指がバギナに侵入して膣壁を擦るとアユは蹲りそうになる。
「ダメだよ、アユ。我慢できなくなっても立ってなさい、しゃがんじゃダメだ」
「クゥッ~……そんな事を言われても、立っているのが辛い。気持ちいいんだもん」
プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード