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堕ちる

罠-6

豊かな黒髪に顔を埋めてトリートメントの香りを胸いっぱいに吸い込み、そのまま温かい息を頭皮に吹き付ける。
「イヤンッ、いたずらしないで・・・クククッ、洗ったばかりなのに」
尻の割れ目を指先が刷くと頭を悪戯されて大騒ぎしていた紗耶香は、ウッと一声漏らして尻をすぼめ大人しくなる。
尻の割れ目を刷いた指が背骨に沿って撫で上がると、ブルッと上半身を震わせて感度の好い身体だという事を証明し、両手はシーツを握りしめる。
新田の10本の指が肩や首筋を這い回り、紗耶香の身体は緊張と弛緩を繰り返す。指先による刺激に快感を覚えると身体は弛緩し、快感が性感につながると身体は緊張する。

紗耶香は知っている。セックスの感度に優れた身体は、何れあらゆる快感が性感につながり喘ぎ声を漏らして身悶える事を。
過去に一人だけいた。紗耶香に人を愛する事の素晴らしさとセックスの悦びを教え、そして何より性感の優れた身体である事を知らしめた。
目を閉じた紗耶香は記憶の中の男を一瞬思い出し、新田が二人目の男になる予感に包まれる。

立てた指が首筋を撫で上がると爪先が耳の裏を刷き、静かな快感が紗耶香を襲う。耳朶を指が這い、穴の周囲を小指がなぞると刺激が大きな音となって脳を刺激する。
アウッ、ウッウゥ~・・・両足で紗耶香の下半身を挟むようにして覆い被さった新田の吐く息が耳をくすぐり、指先が白くなるほどシーツを握る指に力が入る。
耳朶を甘噛みし、伸ばした指が紗耶香の口に近付き唇をなぞって自然な動きで口腔に這い入る。
紗耶香はフェラチオを施すように指に舌を絡ませて顔を上下する。
「紗耶香の口の中は温かくて気持ち良いよ。舌がネットリと指に絡みついていやらしい・・・クククッ、約束通り全身をペロペロしちゃうよ」

開いた手の平がマッサージの要領で首の付け根から肩をへて手首まで撫でていき、リラックスして伸ばした紗耶香の指をそっと握る。
指を握ったまま、反対の手も同じように擦って指を握る。
紗耶香の中指を口元に運んで根元から指先に舌を這わせて口に含む。
頬を膨らませて温かい息を溜め、舌を絡ませたまま顔を上下する。
ジュルジュル・・・「アンッ、気持ちいぃ・・・温かい口に含まれて指をペロペロされると気持ちいぃの。フェラチオされる男の人ってこんな気持ちになるのかなぁ??」
「そうだよ、フェラチオは気持ち良いよ」
見上げる紗耶香の眩しそうな視線から目を逸らし、指を掴んだまま身体を屈めて腰の辺りに舌を這わせる。
「あっ、ビーナスのえくぼがある」
「えっ、何??ビーナスのえくぼって何のこと??」
「お尻の少し上、背骨の両側にある窪みの事だよ・・・ここにある、分かる??」
「窪みがあるのは気付いていたけど、そんな色っぽい名前があるのは知らなかった・・・好い事だよね??」
「好いに決まってる。誰にでもあるわけじゃないし、筋肉や脂肪のバランスが好いから出来るらしいしね・・・」
「ふ~ん、性感帯になる??」
「それは、試してみないと分からないよ」

ビーナスのえくぼの縁に沿って舌先を這わせ、無限マークの形に両方をなぞる。
舌を這わせながら指先が腰や腿の外側を優しく擦り、静かな刺激に紗耶香の身体は慣らされていく。
背中を乾いた舌が刷くように撫で上がる。産毛を一本一本、逆立てようとするかのように触れるか触れないかの繊細なタッチで舌は撫でて行く。
舌の動きに合わせて腿を刺激していた指が左右の脇腹を撫で、もどかしげに紗耶香の身体が蠢くまで優しくゆっくりとした愛撫は続く。
背中や脇腹に息が吹きかけられ、舌や唇と指や爪、時には開いた手の平が這い回り、意識しての事なのか偶然なのか鼻頭までが肌を撫でる愛撫に加わる。
ウッウッ、ウゥッ~・・・紗耶香の指先が閉じたり開いたりを繰り返し、膝を曲げたり伸ばしたりして言葉によらず強い刺激を催促する。

首の付け根や腕を何度も甘噛みし、乾いた舌や唾液で湿らせた舌で舐めたり、唇を這わせたりと変幻自在に愛撫を続ける。
「アァ~ン、イヤッ、いぃの、気持ちいぃ・・・」
月明かりの中でも白い肌がわずかに朱に染まるのを感じ、這い回る新田の手の平に吸い付くような滑りを帯びる。
性感を刺激される反応が露わになってきたので内腿に手を這わせ、ヤワヤワと足の付け根を擦ると自然な風で腿を開いて急所への直接の刺激を求め始める。
内腿や腿の裏側を撫でながら紗耶香に近付き、
「そうだよ、これで好い。リラックスして身体が感じるまま抗っちゃダメだよ」
言葉を発せず、頷いた紗耶香は静かに目を閉じて握っていた手を開き、両足の力を抜いて自然に伸ばす。
両腿の間に入って身を屈め、太腿の外側や腰を撫でながら尻の割れ目に舌を伸ばす。

堕ちる

罠-7

尻の割れ目を開くことなく舌が舐め上げる。
紗耶香は出勤前の大胆さを忘れたように恥ずかしがる。部屋に入って直ぐに跪き、シャワーを浴びる事もせずに汗で汚れたペニスを口に含んで欲情に満ちた瞳で見つめ、下半身だけを剥き出しにしてペニスを受け入れ、荒々しく果てたことなど忘れたように羞恥を露わにする。
窄まりを見られる事を嫌がり尻に力を込めて割れ目を閉じる。
息を吹きかけ、舌が這うのと同時に鼻頭がなぞると、きつく閉じていた割れ目が快感に屈伏した証として力を抜いていく。
割れ目の縁に添えた新田の指が、窄まりを露わにするほど開いていく。
「イヤッ、お尻は後がいぃ・・・オッパイやアソコを先に可愛がってくんなきゃイヤッ」
言葉と同時に割れ目は再びきつく閉じられ、紗耶香は身体を捩じって俯せから仰向けに身体の向きを変える。

仰向けになった紗耶香は新田から視線を逸らすことなく両膝を立ててM字に開き、隠すことなく剥き出しの股間に手を伸ばす。
目の端で蠢く紗耶香の指が気になるものの、射るような視線が気になって見ることが出来ない。
唇の間から這い出た赤い舌が唇をなぞり、目元にからかうような笑みが浮かぶ。
クチュクチュ、ヌチャヌチャ・・・ついに、指が蠢く股間は卑猥な音を奏で、紗耶香の瞳から視線を逸らすことが出来ない新田はゴクリと唾を飲む。
「見たい??独り遊びで嬉し涙を流しているアソコを見たいの??・・・見ても好いよ、エッチな男が好き」
「あぁ、見たい。独りエッチで悦ぶ紗耶香を見たい」
手を添えて割れ目を開き、指先を愛液で滑らせた紗耶香はクリトリスを弄って眉間に皺を寄せる。
「指を入れちゃおうかな・・・見て、見てね。恥ずかしい事をするから見てなきゃ嫌だよ」
膣口を弄っていた中指がニュルッと音を立てて姿を隠し、下唇を噛んだ紗耶香は、アンッ・・・艶めかしい吐息を漏らして足指を曲げたり伸ばしたりする。
ヌチャヌチャ、グチャグチャ・・・指が二度三度と出入りを繰り返し、ついには薬指を添えて二本の指が膣口に没する。
二本の指を付け根まで挿入して押し付け、親指の腹でクリトリスを弄りながら膣口に添えていた手で乳房を揉みしだく。
「あぁ~ン、ウッ、ウググッ・・・だめ、これ以上はダメ・・・・舐めて。背中を舐められて我慢できないくらい気持ち良くなったの、もっと、もっと、気持ち良くして・・・早くっ」

新田は言葉を発することなく紗耶香の腿に手を添えて足首を掴み、足の甲に舌を這わせて視線を合わせる。
アソコを舐めてくれないの、と視線が訴えるのを無視して足指を口に含む。
親指を咥えて顔を前後し、指の間や指を順に舐めていく。
「アンッ、足指を舐められるなんて・・・ドキドキする」
「紗耶香、手の動きが止まるとオマンコが寂しがるよ」
「いやっ、自分で慰めるのは・・・舐めて、ペロペロ舐めて寝かせてくれないんでしょう??」

足指をしゃぶっていた舌は足首から脹脛まで舐めて、手は腿の外側や尻を擦る。
アッアンッ、イヤッ、いぃの・・・途切れ途切れに漏れる、か細い吐息が新田の股間を刺激する。
紗耶香の両脚を開いて股間を覗き込む新田は卑猥な指の動きに唾を飲む。
「エロいよ。紗耶香の客はこんなにエロイ姿を想像してチンチンを大きくしているんだろうな」
「アンッ、店では清純派の紗耶香でいるのに・・・新田さんだけが知っている二人だけの秘密だよ・・・もうイヤッ、舐めて、新田さんに可愛がられて啼きたい・・・」
新田はバギナに没した紗耶香の指を抜き取り、目の前に掲げて矯めつ眇めつ眺めて不思議そうな顔をする。
「嫌な男・・・はやく、早く舐めて・・・」
手に持った指を無視して股間に近付き、内腿に舌を這わせる。
腿を愛撫する舌が鼠蹊部を舐め上げる。
指が大陰唇を這い回り、割れ目の縁をなぞると、焦れた紗耶香は新田の髪を掴んで股間に押し付けようとする。

「スケベ紗耶香はチンボウ出来ないか??」
「あぁ~ン、そんな事はない。いっぱい舐めてもらうの・・・早く舐めて、我慢出来ないって言うまでクンニしてくれるんでしょう??」
割れ目に指を添えてそっと開き、滲み出た愛液で濡れそぼつ膣口に唇を当ててズズズッと音を立てて吸い上げる。
アワワッ、そんな事・・・紗耶香の声を無視して小陰唇が作る溝に、唾液で濡らした舌を這わせて上下する。
「イヤッ、変な感じ・・・そんな所を・・・ヒィッ~、噛まれるのもいぃ、ビラビラが気持ちいぃの」
溝を舐めるだけではなく小陰唇を甘噛みして揺らせると紗耶香は、悲鳴にも似た悦びの声を漏らす。

堕ちる

罠-8

「ウググッ、クゥッ~、だめ、だめっ・・・あぁ~ン、いぃの・・・ヒィッ~、そんな事を・・・」
小陰唇を甘噛みして歓喜の声を上げさせた新田は、膣口の縁をペロペロといやらしく舐めて二度三度と出入りさせる。
意識しての事なのか、あるいは偶然なのか舌が膣口を刺激すると鼻頭がクリトリスに触れて予期せぬ快感が紗耶香を襲う。
「アッアッ・・・んッ、クゥッ~・・・ダメ、そこ、そこっ、もっと・・・クリがいいの、クリトリスを舐めて」
ピチャピチャ、ズズズッ・・・再び音を立てて、溢れ出る愛液を吸い上げた新田は、膣口からクリトリスに向かってベロリと舐め上げる。

包皮を突き破って尖りきるクリトリスは全容を現し、新田の愛撫を期待してヌラヌラと淫靡に滑る。
アンアンッ、ウッウゥ~・・・舌先がクリトリスをつつくと紗耶香の喘ぎ声は忍び泣くような声に変化し、両足を新田に絡みつかせて切羽詰まった様子になる。
「ダメだよ。まだ終わらないよ・・・」
足を振りほどいた新田はクリトリスの周囲を舌でなぞりながら腿を撫で、尻の割れ目に指を這わせる。
背中を愛撫した際には嫌がった尻への刺激を避ける様子もなく、指先が這い回るに任せる。
「嫌って言ったのに・・・お尻は恥ずかしい」
「じゃぁ、ここはどうだ??」
クリトリスの周囲で戯れていた舌が撫で下りて、尿道口をつつく。
「ヘンタイ・・・新田さんは変態・・・あんっ、そんなこと。そんな事をされたら・・・漏れちゃう、オシッコが漏れちゃうよ」

歓喜の表情で喘ぎ声を漏らしていた紗耶香が股間に顔を埋める新田から逃れて上になる。
「我慢できないから入れちゃう・・・私が新田さんを犯しちゃうの・・・」
新田に跨り、馬乗りになった紗耶香は宙を睨むペニスを摘まんでバギナに擦り付け、先走り汁と愛液を十分に混じり合わせて腰を沈めていく。
「ウッ・・・アウッ、フゥッ~・・・入った・・・ハァッ~、奥まで届いてる」
ペニスが完全に姿を隠すまで呑み込み、腰を前後に揺すって馴染ませた紗耶香は微笑んで見せる。
「紗耶香のスケベっぷりには負けるよ。見ごとに犯されちゃった・・・温かくて気持ち良いよ。仕事を間違えたんじゃないか??」
「うん??・・・褒めてる??それとも・・・でも、好きな人とするセックスは嫌いじゃないよ」
「ウッ、いいよ。好いけど、動かないでくれる??気持ち良すぎる・・・紗耶香ならセックスを仕事にしても超一流になれそうだな」
「嫌っ・・・セックスは好きだけど、好きな人とするのがいいの・・・あぁっ~、気持ちいぃ、新田さんの大きいのが子宮をつつくの」
新田は心地良い快感に包まれながらも紗耶香とのセックスにのめり込むことなく冷めた部分を残し、誘い込もうとする世界に向いているかどうかを吟味する。

紗耶香は腰を前後左右に蠢かして密着感と共に湧き上がってくる快感に酔う。
ウッ、ウゥッ、ハァハァッ・・・結合部分が卑猥な音を奏で、全身の血がたぎり呼吸が荒くなる。
新田は紗耶香の腰に手を添えて下から突き上げる。
ヌチャヌチャッ、グチャグチャッ・・・膣口に隠れるように侵入していたペニスが愛液まみれになって現れ、再び根元まで姿を隠す。
結合部を見つめる新田の目に、自分のものが姿を現す際には大陰唇が捲れ、再び侵入するにつれて襞を巻き込むようにする淫靡な景色が見える。
それは清楚に見える紗耶香が、女として貪婪さを見せつける瞬間でもある。
ベッドのクッションが腰を突き上げる新田に同調して紗耶香の快感を高めていく。

ウッウッ、ウゥゥッ~、たまんない・・・バギナの奥深くに突き入ったペニスが子宮口をコリコリと刺激するようになると、紗耶香は感に堪えない喘ぎ声を間断なく漏らし始め、ついには新田の胸に突っ伏してしまう。
「ハァハァッ・・・だめっ、すごいの・・・いやぁ~ン、チンチンを動かさないで・・・休憩させて・・・ハァハァッ、ずるい」
「可愛いなぁ、紗耶香は・・・」
新田の右手が背中や腰を這い回り、左手は紗耶香の右手を握る。手を握られた紗耶香は正気を取り戻して言葉もなく握り返す。
唇が紗耶香の耳の縁をなぞり、温かい息を吹きかける。
「あぁ~ン、だめっ・・・身体が動かない、力が入らないの・・・」
まだ何か話したそうな紗耶香の口に唇を重ねて背中に手を回して、騎乗位から横臥位に変化する。
足を抱え上げて股を大きく開かせて結合を深くし、ピストン運動を再開する。
「ウッ、ウッ、アワワッ・・・だめ、もうダメ。逝かせて・・・お願い」
正常位に変化して尻を抱え込み、股間を擦り付けるようにしてグリグリ刺激しながら浅い出入りを繰り返す。
「温かかくて気持ち良いよ・・・紗耶香のマンコが絡みついて気持ち良くなっちゃうよ」
会陰部から尻にまで滴る愛液を指にまぶし、窄まりの周囲を解してズズズッと押し込んでいく。



堕ちる

罠-9

アナルに挿入した指に力を込めて紗耶香を抱え込み、ペニスを擦り付けるとあっけなく昇りつめそうになる。
「ヒィッ~、そんな事・・・気持ちいぃ、逝っちゃう、逝っちゃう、見て、見て、逝っちゃうよ・・・」
「オレも逝っちゃうよ。受け止めろ・・・」
「ウググッ、クゥッ~・・・感じる、あなたの男汁が子宮にまで届いてる・・・クゥッ~・・・もう、だめっ」

性的に満たされた紗耶香は全身を弛緩させて横たわり、目を閉じて新田の手が優しく髪を撫でる感触に酔いしれる。
「良かったよ・・・昼は淑女、夜は娼婦って言う言葉は紗耶香のためにあるようだね。店で見る紗耶香は清楚なお嬢様風だけど、とんでもなくエッチなのでびっくりしちゃったよ」
「ウフフッ、いやっ、そんな事を言っちゃ・・・内緒だよ。好きな男の前ではエッチな女になっちゃう事は・・・」
「あぁ、分かった。紗耶香の秘密をオレだけが知っているって言うのは何か誇らしいな・・・そうだ、オレは営業だから接待なんかで色んな所へ行くんだけど、紗耶香が知らないようなところへ連れて行ってあげようか??」
「えっ、どこ??どんな所??・・・まさか、ハプバーとかエッチな所じゃないよね??」
「いくらなんでも、今日初めてエッチした紗耶香をそんな所へ連れて行ったりしないよ」
「なんか今の言い方だと、新田さんはハプバーへ行ったことがあるような言い方・・・妬けちゃうな。でも今はそんな事より、どこへ連れて行ってくるのか知りたい・・・」
「競輪のスピードや迫力もさることながらギャンブルに興奮したんじゃないかと思うんだけど、カジノはどうだ??但し、ウォーカーヒルやマカオじゃないよ。この東京のカジノだけど・・・」
「闇カジノって言うやつ??・・・新田さんは知っているの??」
「接待で何度か行った事があるよ。紗耶香が秘密を守れるなら、連れていくよ」
「うん、守る。約束する、誰にも言わないから連れて行って」

カジノに行くのは店が休みの1週間後と約束した紗耶香は頬を紅潮させて、飛びつかんばかりに新田に抱き付く。
紗耶香を受け止めた新田は唇を合わせて濃厚なキスをする。
昂奮の冷めない紗耶香も身体の火照りが治まると落ち着きを取り戻し、新田の腕の中で安らかな寝息を立てる。

「紗耶香は仕事で疲れているだろうから、チェックアウトタイムまでゆっくりして行きなよ。支払いは済ませとくから、キーを返しといて・・・残念だけど、先に出るよ」
日曜日は用があると言ってあった新田はルームサービスで朝食を済ませ、眩しそうな視線を向けて名残惜しげな紗耶香の額にキスをしてドアに向かう。


「お帰り・・・嫌っ、キスはシャワーを浴びてからにして・・・それより、どうだったの??紗耶香って言う娘とホテルへ行ったんでしょう??」
「瑞樹の霊感は鈍ったか??失敗するはずがないだろう・・・怒ってる??」
「早く、シャワー・・・バスタオルと下着は直ぐに用意するから」
新田は身に着けているものを、その場に脱ぎ捨てて素っ裸でバスルームに向かう。
もう・・・頬を膨らませて不満を示す瑞樹の瞳は嬉しさを隠し通すことが出来ず、姿が見えなくなると拾い集めた下着や衣服に顔を埋めて胸一杯に匂いを吸い込む。

瑞樹の用意してくれた温めのバスタブに浸かって目を閉じていると、
「入るよ・・・洗ってないでしょう??ここへ座って・・・ここへ座りなさい。面倒くさがりなんだから」
背中が赤くなるほどボディブラシで擦り、痛いよと抗議すると一層、手に力を込める。
こんな時は気の済むまでやらせておくのが得策と思っている新田は、抗いもせずにバスチェアーに座り続ける。
気の済むまで背中を擦った瑞樹は腕から指先まで洗い、背中越しに回した両手で胸から腹を洗って前に回る。
胸と股間を自然な風で巧みに隠しながら新田の足を自らの腿を台にして泡まみれにする。
ハァハァッ・・・他の女の残滓は何一つ残さないと言いたげに、息を荒げて力を込め、新田の足を洗った瑞樹は上目遣いに視線を合わせる。
「納得したか??」
「まだだよ・・・一番大切な所を洗ってないもん」
「クククッ・・・壺洗いを知っているだろう??・・・それが良いな??」
「本気で、そうしろって言うの??・・・良いよ、あなたの命令なら他の女とのセックスが終わった後のチンチンをお口できれいにするし、女のマンコを舐めてチンチンが吐き出したものを吸い取るよ」
「悪かった、冗談だよ。瑞樹の事は大切に思ってる」
「私こそ、ごめんね。妬いちゃいけないって分っているのに・・・」
話し終えた瑞樹の指が、洗うためとは思えない愛おしさを感じさせながら新田の股間に伸びる。

堕ちる

カジノ-1

「これで良い??フォーマルでなくていいけど、崩し過ぎないって言われても良く分からない。友達の結婚式に着たワンピースで良いかなと思って・・・」
「うん、好いよ。今日は、店で見るより好い女だよ・・・ベーシックなデザインでブルーが良いね、紗耶香をクールな好い女に見せる。似合っているよ・・・キスしても良い??」
「ウフフッ・・・新田さんは私を気持ち良くしてくれる名人。ウフフッ、キスして・・・」
背中に手を回して軽く抱き寄せ、唇を合わせる。
可愛いよと言葉を掛けた新田は助手席のドアを開ける。

「表向きは会員制のレストランになっているから会員同伴でないと入れないんだ。ビジターも希望すれば同伴会員の推薦と資格検査が済めば入会できるけどね」
「ふ~ン・・・面白かったらだけど、入会したくなったら推薦してくれる??」
「それは構わないけど、怖いらしいよ」
怖いよと言う言葉を強調した新田は、特に紗耶香のように好い女はカジノ側にとっても色々メリットがあるらしいから注意した方が好いよ、と白々しい言葉を掛ける。
「ふ~ん・・・負けた女は借金を背負わされて太客のセックス奴隷にされるとか??クククッ、まさかね??」
「いや、客だったはずの女性が、ある日からバニースタイルで接客するとか、オレには縁がないけど客の男と特別室に入っていくのを見た事もあるしね」
「特別室って??・・・まさか、アレのための部屋なの??」
「分からない、オレなんかショボイ客だから縁のない部屋だからね。想像できないような高額でやってるのか、酒池肉林の部屋なのか・・・紗耶香が望むなら推薦するけど注意しろよ」
「うん・・・・・」
会員になりたいと言うのは分かっている。そして、近い将来に借金を背負いこんで短期間とは言え、言うがまま働かされる。その選択をしたのは新田のせいではなく、全て自分の招いた事だと諦めるための言質を取っておく新田の狡猾な話である。
不安を隠そうともせずに寡黙になった紗耶香を乗せた車は、二階建ての豪壮な建物を正面に見ながら走る。
ケータイを手にした新田は、
「新田です。ビジターを独り同伴しています」と告げて、鉄扉の前で停車する。

洒落たプレートに会員制の表示とレストラン名を見ることが出来る。
石塀に囲まれた敷地の奥に建物の屋根らしいものが見えるが、木々が遮り全容を見る事は出来ない。
紗耶香が美しくも頑丈なロートアイアンに見入っていると、そこに取り付けられた監視カメラが微妙に動いているのが見える。
「同伴者を確認し、周囲に別の車がいないかなどを確認しているんだと思うよ」
音もなく扉が開き敷地内に車が入る。
玄関前で車を停めると、ドアマンが音もなく近寄り建物の中へ案内してくれる。

「新田さま、お待ちいたしておりました。お席の用意をいたしますのでウェイティングバーでお待ちください」
タキシード姿で蝶ネクタイとカマーバンドが良く似合う男に案内された二人は、キールロワイヤルを食前酒に選ぶ。
「美味しい。飲みやすいし色も赤がきれい」
フルートグラスの中で静かに立ち昇る泡が爽やかな飲み心地となって、不安もあって寡黙になっていた紗耶香に元気が戻る。
「ブルーのドレスにカクテルの赤い色が映える。フルートグラスも小粋で紗耶香を一層エレガントに見せる・・・このままホテルに行きたい気分だよ」
「ウフフッ、本当??嬉しい・・・食事を終えたら・・・なの??」
カクテルのせいとは思えないものの、頬を僅かに朱に染めた紗耶香はカジノに思いを馳せ、あちこち見回す。
「クククッ、見えないよ。闇とは言え紳士淑女の社交場。先ずは食前酒で食欲を増進させて、食事を楽しむ。食欲を満たした後は冒険してみたくなる」
「冒険とかスピード感って女の性欲を昂進させるんだよね・・・興奮スイッチと性欲スイッチは直ぐそばにあるの」

「お席の用意が出来ました。ご案内いたします」
新田の好みでワインは良質の白だけをオーダーし、紗耶香もあえて赤はオーダーしない事にする。
「新田さんて普段は我を張らないのに、絶対に譲らないこだわりがあるよね。そこに惹かれたんだけど・・・」
アバンアミューズに始まりスープや前菜のエビマリネ、魚料理のヒラメも美味しく紗耶香の頭からカジノは姿を消し、肉料理が運ばれる頃には料理に感嘆する言葉しか出なくなる。
お腹がいっぱいになったと言う紗耶香に合わせてデザートは断り、エスプレッソを頼む。
「幸せ、このままホテルの最上階に連れて行かれたら何でも言う事を聞いちゃいそう・・・」
「好いよ、そうしようか??・・・スイートルームを頼もうか」
「イヤンッ、だめ・・・今日の目的は・・・でしょう??」
笑みを浮かべながらも怒った表情で抗議する紗耶香が何とも可愛い。
プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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