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M 囚われて

囚われて-41

三連休の二日目、日曜日の朝は男にとって唐突に始まった。

「アンッ、いやぁ~ん・・・そんな事・・・」
詩織の嬌声で目覚めた男は眠そうに目を擦り、声が聞こえる方向に視線を巡らす。声はベッドから聞こえ、一瞬の内に官能に溺れた前日を思い出した男は、ソファに寝ている事を思い出して苦笑いで歪めた顔を向ける。
ベッドカバーを掴み顔の半分が隠れるほど引き上げた詩織と、姿は見えないけれど下半身を悪戯する忍が蠢く様子が見える。
アンッ、アッ、いやぁ~ン・・・頬を紅潮させて目を閉じた詩織は唇を噛み、見つめる男を気付かぬ気に甘い吐息を漏らす。
「ここを弄ると、どんな気持ち??・・・うわっ、ベチョベチョ、いやらしい」
「アンッ、そんな・・・うっ、動かしちゃ嫌っ」
姿が見えない忍の声はくぐもり、詩織は羞恥を浮かべた表情を男に向けて、動かしちゃ嫌と口にする。

ベッドカバーが隠す二人の痴態を想像する男は股間が痛いほど硬直しているのを感じて毛布を掛け直す。
まだまだ若いなと心の中で独り言ちて下半身を見ると、毛布を突き上げて山のようにそそり立っているのが見える。
下着を穿いていないからで、押さえるものが何もないから突き上げているのだろうと思う事にする。

忍の甘い悪戯を堪える詩織は顔を仰け反らせて白い喉を見せ、男の股間が毛布を突き上げているのを見つめる。
「忍、見て、アウッ・・・すごいものが見えるよ・・・アンッ、ダメッ」
シーツをはぐった忍は詩織を見つめ、その視線を追って男の股間の辺りの膨らみに笑みを浮かべる。
「クククッ・・・私とした翌日、そんなに元気なチンチンを見た事がないなぁ・・・相手が変わったから??それとも、私より詩織の具合が良いの??」
「んっ、何か言った??・・・今日も天気は良さそうだな」
二人を覆っていたシーツやベッドカバーを外し、熱かったのかフゥッ~と大きく息を吐いた忍は拗ねた振りをする。

カーテンの隙間から這い入った陽光が詩織と忍の隠微な遊びに加わろうとして露わになった二人の身体を覆い尽くす。
陽の光に照らされた詩織の肌は被虐美を漂わせて艶めかしく輝き、昨日、剃り落されたばかりでツルツルした股間は幼ささえ感じさせる。それでいて要所々々は成熟した女性らしくムッチリとした身体に男は視線を逸らすことが出来ない。
そんな男に嫉妬の様子を浮かべる事もなく忍は詩織の身体に取り付き、白い肌に唇を這わせる。
「アンッ、いやぁ~ン・・・まだ、朝なのに、起きたばかりなのに・・・イヤッ、気持ち良くなっちゃう」
アウッ、アンッ、いやっ、良くなっちゃう・・・静かな朝。ゆったりと時を刻む時計の針の動きに合わせ、ゆっくりとした愛撫に静かに喘ぐ詩織は両手両足を忍の身体にまとわりつかせて、卑猥に身体をくねらせる。
ゴクッ・・・糸くずさえも身に着けることなく全裸で絡み合う二人を見つめる男は、卑猥な気持ちで見ていたのが崇高で気高いものに感じ始めて声を発する事も躊躇われ、ただ唾を飲む。

男の視線の中で快感に打ち震える詩織は突然そうなったわけではなく、身体を這い回る忍の手の動きを意識することから始まった。
手の指を揉まれ、腕から肩まで擦られる気持ち良さに再び目を閉じる。
女の身体を知り尽くした忍の愛撫は決して焦ることなく、手から足へと移り足先から脹脛を経て腿までゆっくり揉みほぐしていく。
前日の疲れが忍の手の動きと共に抜けていき、足首から脹脛は強めに、太腿は繊細にとマッサージされると身体が徐々に熱を持つのと共に性感も増していく。
アンッ、ウッウッ・・・忍の指が腿の付け根を擦ると漏れそうになる吐息を我慢できなくなる。一度、快感を受け入れると後は堰を切ったように身体中が新たな刺激を求めて自然と蠢き始める。詩織の意思を無視して身体が快感を求め、喜びの声を間断なく漏らし始める。
そんな時漏らした、「アンッ、いやぁ~ん・・・そんな事・・・」と言う喘ぎ声が男を目覚めさせ、舐めるような男の視線に身体の芯が熱くなる。
男の視線に犯され、忍の指や唇で高みに追い上げられる詩織は見られながら昇りつめる快感を知る事になっていく。

「熱い、身体が熱いの・・・忍の指が気持ちいぃ、優しく愛撫されるのが良いの。身体の芯から火照ってくるような気がする」
「そう、これで好いのね・・・見られるのはどうなの??見られながら気持ち良くなるのは恥ずかしくない??」
「ほんとうは恥ずかしい・・・でも、お口の中で気持ち良くなってくれたし、オシッコするところやアソコを剃られるところを見られちゃったし、もっともっと、ほんとうの私を見て欲しい気もする」
「ウフフッ、そうね・・・ほんとうの詩織、いやらしい詩織を見てもらおうね。この人だけじゃなく、たくさんの人がいればいいのにね・・・」
「いやぁ~ン、ここにいる三人だから良いの」
詩織自身が考えた事もなく、心の奥底に隠れている卑猥な思いを確かめられている事に気付かない。
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