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年下の男の子 

モノローグ

入浴を済ませて下着を着ける前の身体を姿見に映してみる。
「おチビちゃんだけど中々のものだよ。油断すると気になる体形もヨガを欠かさないお陰で成熟した女の魅力にあふれていると思うし、染み一つない白くてムッチリの身体は友達と行った温泉で羨ましがられもした」
誰に聞かせることもなく独り言ちて乳房を掬い、先端を摘まんでクチュクチュと指を蠢かす。
「アンッ……感度は好いし、色っぽい身体だと思うのにどうして旦那様はたまにしか抱いてくれないのかな……ウフフッ」
鏡の中の自分に話しかけて自室に向かう。

森君がどんな積りで誘ったのか分からないけど誠実そうな見た目や働きぶりから邪な企みを隠しているとは思えないし、誰が相手でもすべてを許す気はないし浮気をしたいと思ったこともない。。
30分でいいと言った言葉に嘘はないだろうと思うし、アルバイト先も苗字も分かっているから無茶なことも言わないだろう。

夫の部屋を恨めし気に見ながらドアを開けて自室に入り、部屋を覆う冷たい空気に身体が引き締まり宙を睨んでフゥッ~と息を吐く。
バタンとドアの閉まる音を聞くと、この部屋は私だけの空間。特別な秘密を隠しているわけじゃないけど隠し事がないわけじゃない。

ベッドに入ってからも、どうして易々と誘いを承諾したのだろうと自問する。
大切なバッグを届けてくれたお礼をするのは当然だろう。お礼代わりにお茶を飲むのは行き過ぎかなぁ……でも、こんな事が不貞になるはずがない。
待ち合わせの約束をした時の喜色満面の森君が蘇る。素直な表情に見えたけれど、まっすぐな感情を持て余しそうな不安も残る。

不実な人は好きじゃなく、人見知りする質で先頭に立つことを好まず、控えめに過ごす事が多いものの身体を動かすことが好きで小さい頃からスポーツに興じていた。
競泳をしていたこともあって今でもマリンスポーツが好きだし、サッカーなども好き。
体形維持も兼ねてヨガを欠かさない。場所を問わず、いつでも好きな時に出来るのが好い。
家族や仲の好い友人に普段の淑やかさをかなぐり捨てて、びっくりするほどの積極性を見せることがあると言われることもある。
森君の誘いを受けたのはそんなことなのだろうか、それとも過去を振り返ることなく未来ばかりを考える年齢でもなくなり若さを求める現れなのだろうか。

夫が欲しい。
時として粗野に映る夫の胸で温もりを感じながら子猫のように安心して眠りたい。
枕を抱き、股間を擦り合わせて森の顔を振り払おうと思えば思うほど屈託のない笑顔が鮮明になる。

悶々としながら寝返りを打ち、我に返ると指は股間に伸びて泥濘を弄っている。
閉じた瞼に後ろ姿を見せる素っ裸の男性が映り、徐々に近づいてくる。
ハァハァッ、誰??あなたは誰なの??あなたでしょう??……ウッウッ、クゥッ~……指の動きが激しさを増し、アンッ、ダメッ、気持ちいぃ、逝っちゃう~……全身の力が抜けて弛緩した時、瞼の裏の男性が目の前に立っている。
森君??どうして、森君が……明日、会うことを約束した森を想像して絶頂を迎えた自分を訝しく思う。
親子ほど年が離れたとは大袈裟だけど、若さ溢れる森君を男性として意識したこともないのにどうしてだろう……

「ありがとうございました……あっ、ごめんなさい」
数日前、お釣りを受け取り、レジ袋を手渡された時に指が触れた際の慌てぶりが思い出される。
年の離れた私を女として意識したのだろうか、それとも思い過ごしだろうか??
雨の降る日、勤め帰りに立ち寄った時の事、お車の運転に気をつけてくださいねと言われたこともある。全ての客に注意を促しているのだろうか、それとも私にだけなのか、なんとも思わなかったことがそれぞれに意味があるように思い始める。

喉の渇きを覚えて部屋を出てキッチンに向かうと灯りが点いている。
消し忘れたのかと思った瞬間、バタンッと音がする。
「誰??あなたなの??」
「ごめん、驚かせちゃったね。喉が渇いたのでビールを取りに来たんだよ……色っぽいな、キスさせてくれる??」
身体の疼きと股間の滑りを意識しながら夫のキスをしたいという言葉を何よりの僥倖と思い、自分から抱きつき貪るように唇を合わせる。

「ハァハァッ……俺と離れて寝るのは寂しいか??前と同じように同じ部屋で寝るか??」
「いいの、今のままでいい。忙しいあなたは家に仕事を持ち帰ることも少なくないから同じ部屋だと私が気になるでしょう??……それに、部屋が別だとキスだけで、こんなに興奮する……確かめて??」
夫の手を股間に誘導して恥ずかしそうに視線を逸らし、両手を背中に回して密着する妻が他人を思って蜜を滲ませているとは思わない。
「こんなになって……寂しい思いをさせてごめんよ。久しぶりに好いだろう??」
言葉にせずにコクンと頷いた妻をお姫さま抱っこした男は自室に向かい、ドアの前に立つと夫の腕に支えられた妻が手を伸ばしてドアノブを掴む。

夫の部屋は懐かしい匂いが溢れ、目を閉じて息を吸い込んであなたの匂いがすると囁いて頬を緩める。
ベッドに横たえた妻の頬に手を添え、髪を撫でた夫は、
「いつも通りの可愛い妻が手の届く場所にいる。ごめんな、忙しいからと近くて遠い二人になったのは俺のせいだ」
「近くて遠いなんて思ったことはないよ。食事を美味しそうに食べてくれるし、何かあると、ありがとうって言ってくれる。私の事を忘れていない証拠でしょう??たまにだけど、気持ち善くしてくれるし……ねっ、愛撫はいらない。入れて、我慢できないの」
妻のパジャマを剥ぎ取り、素っ裸になった夫は早くもそそり立つペニスをバギナに擦りつけて馴染ませ、グイッと腰を突き出すとズブズブと子宮を目指して突き進む。

「クゥッ~、気持ちいい……ダメ、逝っちゃう、いぃの??逝っちゃうよ……ウググッ、ヒィッ~……」
「俺もだ、我慢できない。出すよ、逝っちゃうよ……グッ、ウグッ、ハァハァッ、気持ち良かったよ」

「こんな時に言うのも変だけど、週末の予約をできないかな??こんな素晴らしい身体の妻がいるのに、これじぁ半分しか味わったことにならない……こんな言い方で怒らないでくれよ」
「怒るどころか、大歓迎だけど無理してない??……そう、嬉しい。エッチの前にワインと腕によりをかけた食事を用意するね」

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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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