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おとぎ話

歳の差-6

テーブルに押し付けた希美の背後から押し入った男はつっぷしたままの希美を見つめ、聞いたばかりの言葉を思い出して胸を熱くする。
40代半ばの男には30歳になると言う希美が眩しい。
カウンターを挟んでママと客として話をするとき、何気なく話した言葉に微妙な隙間を感じる事がある。
男の怪訝な表情に気付いた希美はすぐに話題を変えてくれる。
希美の歩いてきた道は男も15年違いで見てきているので細部までは理解できなくても大雑把には理解できる。
希美が男の事を好ましく思っている事を感じていても、オレも希美が大好きだよと言うには躊躇する事がある。
15歳の年齢差は普通の知り合いなら何も問題にならないし、親しければそれも承知の事と言えるが、希美との関係は微妙で、その二つの狭間で揺れ動く。
二人が育った時代は15年の差と言え、流行が違うし社会背景もそれなりに違う。

「どうしたの??何か他の事を考えていたでしょう??・・・愛する人の事には敏感になるんだからね・・・」
「ごめん・・・希美とどこの海を見ようかと考えていた。忘れられない思い出になりそうだから大切にしないと・・・ごめんね」
「うん、信じる・・・ありがとう・・・でも、今は・・・」
嘘を信じた振りをする希美を愛おしく思うものの自分の気持ちを持て余す男は、腰を掴んで両足を一層大きく開かせ、ペニスの先端がコリッとした感触を得るまで奥深くに突き入れる。
「ヒィッ~・・・ウググッ、きついっ、いいの、もっと・・・」
十分に満たされない想いを身体で補おうとして、尻を突きだして腰を振る。

親指の縛めを解いて目隠しを外すと眩しそうに目を細めて周囲を見回し、テーブルに突いた両手を支えに身体を持ち上げて男の股間に尻を押し付ける。
頭を上げた希美の目の前に粘液が作った大きな染みが出来ている。
「その水溜りは何だと思う??・・・氷が融けたのにしちゃ粘度があるだろう??」
「イヤンッ、分かんない・・・変な事を聞かないで」
「本当に分からない??それは困った。舐めて確かめなさい。お客様が使用するテーブルが何だか分からないもので汚れているのは良くないだろう」
意地悪、ハァハァッ・・・一瞬躊躇したのち希美は舌を伸ばして滴り落ちた蜜を舐め取る。
「どうだ、美味いか」
「アァ~ン、雅之のなら美味しいと思うけど自分のじゃ・・・恥ずかしいだけ」

髪を振り乱して身悶える希美に覆い被さり、右手を伸ばしてクリトリスを弄り左手で乳房を揉んで乳首を摘まむ。
「ハァハァッ、すごい・・・こんな感じは初めて。目隠しや手を縛られた後で、後ろから思うさま可愛がってもらうと雅之の女になったような気がする・・・大好き、キスして・・・アァ~ン、届かない」

クリトリスと乳首を愛撫していた手を尻の割れ目に添えて大きく開き、
「希美の恥ずかしいところが丸見えだぞ。クチャクチャ音を立ててオレのが出入りするマンコが良く見えるし、尻の穴も丸見えだ。好い女は尻の穴も可愛いな」
イヤッと言いざま手を伸ばして男の手を払い、身体を捩って男を見つめた希美は、拗ねた表情でキライと甘え声を口にする

結合を解いた男はボックス席のソファに座り、目の前に立たせた希美の全身に見入る。
「いやっ、恥ずかしい・・・見ないで」
誇らしげに立つとは言えないものの、言葉とは裏腹に自らの裸身を隠すことなく毅然と立つ希美は頬を朱に染める。
「きれいだ・・・おいで、オレの腿を跨ぐんだよ」
コクンッと頷いて近付き、ペニスの根元に指を添えて視線を絡ませたまま、ゆっくり腰を下ろしていく。
ウッ・・・アッアウッ、アァ~ン・・・唇を噛み、一瞬目を閉じた希美は再びペニスを膣の奥深くまで飲み込み、男の首に手を回してしな垂れかかる。
「希美は好い匂いがするな・・・」
この場にそぐわない事を口走る。
「何、突然どうしたの??」
「これから毎日、この匂いを感じながら過ごすのかなと思って・・・」
「ほんとう??私を背負う覚悟してくれたの??」
「他の男にこんな好い女を持って行かれたくないからな、希美さえ嫌でなければだけど」
「ばかっ、待ちくたびれたんだから・・・待たせた罰だよ。いっぱい気持ち良くしてくれなきゃ許さない・・・」

希美が見つめる男の顔は上気している。希美は自分の顔も上気しているであろうことを感じている。
今、この時間を大切に思えばこそ興奮し、それが表情に出る。
「可愛いよ、大好きだ・・・待たせちゃってゴメン」
上気した顔で見つめられ、髪や背中を撫でられながら耳元で愛を囁かれるだけで心が熱くなり、身体の疼きを止められない。
希美はキスをせがんで目を閉じる。

バギナに侵入したペニスは温かい膣壁に包まれ、男は身体も心もリラックスして密着感を楽しむ。
激しい動きは必要ない。唇を合わせて互いの身体をまさぐり、相手の体温を感じて鼓動を感じる、それだけで豊かな悦びに満たされる。

腿を跨いだ希美の下半身が新たな刺激を求めて淫靡に蠢き始め、それを感じた男は両手で腿を支えるようにしてペニスを突き上げる。
「ウッ、ウッ、アァァ~ン・・・・・雅之に愛されて感じている私を見られるのが、こんなに幸せなんて・・・」
肌と肌を合わせると心と心のつながりが密になり、身体さえもが融けて同化するような安心感に包まれる。
男は歳の差を意識することなく希美を愛することを誓い、希美は待ち望んだ男の告白に胸を熱くする。


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