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バレンタインデー

「もうすぐ着くからね」
「うん、待っている。バレンタインプレゼント、びっくりしないでね……ウフフッ」

もうすぐ着くという男からの連絡から4分後に解錠する音と共にドアが開く。
水曜日の午後、土曜日の朝、部屋を訪れてくれる男は必ず連絡をくれる。
「私に何か隠し事があると思って隠すための時間的猶予をくれるって事じゃないよね??」と、聞いたことがある。
「アユがオレに秘密があってもいいだろう。男から見て女性にミステリアスな部分があるってことが、好い女の条件だと思うよ。容姿端麗は美人の条件でも、それだけじゃ好い女って事じゃないと思う。アユは美人の上に好い女……いずれアユの秘密を解き明かして、オレの前じゃ普通の女にしちゃうよ」
クククッ……あなたの前では秘密を秘密として保てないことを知っているくせに、いやな男。あなたには私のすべてを知ってもらいたい、秘密を持つ必要も、その積りもない。

早く準備しなきゃ。
何度も嬉しい驚きを用意してくれたけど今日はびっくりさせてあげる。

ガチャガチャッ……もうすぐ入ってくる、驚く顔が見えないのが残念……ガサガサッ、コトッ……衣擦れの音はコートか上着を脱いだのに違いない、テーブルに何か置く気配がする。どうして声をかけてくれないの??
「ねぇ、あなたでしょう??何か言って怖い」

男から連絡がくる前に部屋を十分に暖めて下着姿になっていたアユはケータイを切って直ぐに全てを脱ぎ捨て、アイマスクとおもちゃの手錠を後ろ手にかけてソファに座って男を待っていた。
すぐそばで気配がするのに驚く様子もなければ声もかけてくれないし、触れようともしない。
「いるんでしょう??あなたでしょう??怖い……ねぇ、何か言って」
沈黙が続き、不安でドキドキするアユが足掻いても手錠は外れるはずもなく、顔を振ってもアイマスクは外れない。
立ち上がろうとしても足が震えて力が入らず徒労に終わる。

沈黙は不安を大きくし、あらぬことを考え始める。
「ねぇ、誰なの??そこにいるのは誰??これはゲームなの、好きな人を驚かせるバレンタインプレゼントで、見ず知らずの人を待っていたわけじゃないの。彼は強いよ、私に変な事をしようとしても駄目よ、敵うはずがないし、もうすぐ来るよ」

「ヒッ、ヒィッ~……やめて、許して、お願い。誰にも言わないから、すぐに出て行って」
何かが肌を這い、違和感で全身が総毛立ち動悸が激しくなって自然と手足が震える。
崩れ落ちそうになる気持ちを奮い立たせて抗議するものの、肌を這う動きが止まる事はない。

手袋をした手が這い回る。
五本の指が強弱をつけて自在に這い回る気配で待ちわびた男の動きだと分かる。
身体も心も男に馴染んだアユが間違えるはずがない。
「びっくりして心臓が止まりそうになったけど、あなたでしょう……セックスの癖、ウフフッ、あなたの愛撫に慣れた私は騙されないよ」
全身の緊張が解れて快感に酔いしれ、アイマスクの下で気配を探ろうとして見開いていた眼を閉じて足からも力みが消える。
腰を撫で、内腿を擦って腰から背骨に沿って撫で上がり首筋に息を吹きかけられると、アァ~ンと甘い声を漏らしソファに体重を預けて与えられる快感を受け入れる。

「クククッ、バレンタインプレゼントを頂戴するよ」
アイマスクをつけたままのアユには見えないものの、しどけなく開いた両足の前で跪いた男は内腿を撫でながら声をかける。

儚げな恥毛が覆う割れ目から花蜜が滴り、源泉を探ろうとする男は皮手袋を着けたままの手で内腿を付け根に向かい、綻びから覗く真っ赤なバラの花に指先を馴染ませると、クチュクチュ、ヌチャヌチャッと卑猥な音を奏で、力を込めると指先から姿を消していく。
「エッ、なに??……見えない、何をしているの??怖い」
インナーステッチのメローラ手袋は抵抗なく侵入し、自由な手でアイマスクを外すと眩しそうな表情を浮かべたアユは股間を覗き込んで目を見開く。
「うそ、手袋をしたままの指で……悪戯をされていると言うより、犯されているような、違う、オモチャ扱いされているような気がする。アンッ、気持ちいい」
付け根まで侵入するとインナーステッチとはいえ、皮手袋が膣壁を擦る刺激と先端が子宮口をくすぐる快感で思わず声が漏れる。

「アユは得体のしれない手袋に犯されても嬉し涙を垂れ流す女だったとは……がっかりしたよ」
「分かっていたよ。あなたしか鍵を渡した人はいないし、約束した時刻だし、あなたは連絡後4分で着くし、あなただって思っていたよ……ウッウッ、怖かった。泣きたくなるのを必死に我慢したんだから……ヒッ、ウゥッ~」
不安な時間を思い出したアユは言葉で強がるものの、赤く染まった眼は潤んで見える。
湧き出る花蜜の源泉に挿入した右手をそのままにして、素っ裸のアユを抱き寄せた男は瞼に舌を這わせて滲む涙を舐めとり、額に唇を合わせてチュッと音を立てる。
男の胸にしがみついたアユの髪を左手で撫でて背中をさすり、頬に手を添えて正面から見据えニコッと微笑む。

「立ちなさい」
有無を言わせぬ一言にアユは唯々諾々と従い、羞恥で朱に染めた顔を男に向けてバギナを犯す手袋の動きに合わせて立ち上がる。

膣壁を擦る皮手袋の感触に酔い、視線を合わせたまま微笑む男に寄りかかるアユは、
「バレンタインプレゼントを用意したつもりだったけど、気に入ってくれた??あなたに抱かれる度にエッチな女になっているなぁって実感する」
「クククッ、アユの素質開花の手伝いができたとすれば嬉しいよ」
「いやな男。会うたびにそう思う……ちゃんと抱いて。夕食を作らなきゃいけないし、お店の開店準備も……ねっ、お願い」
「手はどうする??」
「もう少しの間、このままがいい……ねっ」
「意地悪な男に苛められる可哀そうな女か……オレのモノに挨拶しなさい」

バギナから抜き取った手袋で唇をなぞり、這い出た舌が絡みつく滑りを舐めとるとファスナーを下ろして怒張を引っ張り出す。
ピョンと跳ね出たペニスは宙を睨み、男が腰を上下左右に振るとアユの顔をペタペタ叩く。
「アンッ、大きくて熱い棒に打たれるのって気持ちいい……ハァハァッ、アウッ、クゥッ~、オチンポさま、オシャブリさせてください」
ハァハァッ……ウグッ、ウゲゲッ……頬を膨らませて顔を前後するアユは口腔で跳ねるペニスに上顎を擦られて涙を滲ませ、横目で見た時計で夕食や開店準備の時刻が近いことを知り動きを早くする。


<< おしまい >>
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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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