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親友の妻

あやまち

「彼が付き合っている女性と別れて私の元に帰って来ても許せるかどうか自信がないの……彼を愛していることに間違いはないんだけどね」
「分かるような気がするけど難しい問題だね、理屈じゃないもんな。身体は許しても心が許せるかどうか……??」
「一つだけ思いついた方法があるんだけど……」
自信を取り戻したように見える彼女が、視線を下げて両手の指をいじり、肩を丸めた姿に戻る。
「それは、どんな方法なの??私に出来ることなら何でもするよ」
「それは……柏木さんでないとお願いできない……」

正座が苦しくなったのか、彼女は膝を崩す。またしても裾がずり上がり、腿の付け根辺りまで露わになり赤いショーツがほんの少し姿を現す。
天板越しに白くてムッチリの腿を見つめるオレはゴクリと唾を飲む。
オレの視線に気付いているはずの彼女は姿勢を正そうともせず、それどころか指を一本立て、その指で膝からスカートの縁まで内腿に沿ってゆっくりと撫でていく。
オレは唾を飲み、興奮で渇いた唇に舌を這わせ潤いを与えることしか出来ない。
「足を崩させて……」
彼女の言葉を聞いても喉が引きつったように動かなくなったオレは、無言で首を縦に振ることしかできない。
足を伸ばし、わずかに開いたり閉じたりをゆっくりと繰り返す。
腰の後ろに手をついて身体を支えた彼女は、静かに目を閉じ紅い舌がゆっくりと唇を舐める。
顎を突き出し、グロスを塗ったように艶が増した唇を尖らせわずかに開く。
そのまま踵を引き寄せて膝を立て、ゆっくりと開いていき閉じた目を開ける。
物欲しげに朱に染めた瞳がオレを捉えて離さない。
彼女の欲求を知ったオレは、友人の妻であることも忘れて淫靡な行為から視線を外すことが出来ない。

「私も彼が知る事のない秘密を作りたい……そうすれば、彼を許せるような気がするの……柏木さん、私に魅力はありませんか??」
「魅力的な女性です。滝の奥さんでなければ、すぐにでも口説くところです」
「奥さんはやめて、今日だけで良いから……名前で……うぅうん、名前はまずい、貴方の奥様や彼の前で間違えて呼んでしまうかも分からない、それは絶対まずい」
「歌詞にあったね、名前呼び違えては叱られて……ってのが」
「ほうせんか。中島みゆきさん、カバーしたのが真璃子さん、だったっけ??……そばに行ってもいい??」
彼女の言葉でオレは二人の間にある垣根を取り払うため、テーブルを部屋の隅に移動する。
テーブルは滝であり、オレの妻の象徴だ。

腕の中で丸くなり恥じらいを浮かべる姿に、計算ずくでオレを挑発した姿を想像できない。
「可愛いよ……滝に申し訳ない……」
「柏木さん、こうなったことを後悔しないで……貴方が奥様を愛しているのは知っているから、一回だけでいいの。私と彼のために……お願い。秘密は守ります」
「判った……先日、貴女と妻が仲良くしていたのが頭をよぎる」
「いやっ、今は私だけを見て……優しくして……結婚後は彼以外に抱かれたことがないの……」
左手で首を抱き、右手で顔に掛かる髪を取り除くと舌で唇に潤いを与え、密やかに目を閉じる。
濃厚になり過ぎないように気を付けながら唇を交わし、ルームウェアの上から腿から腰を撫で、嫌がる様子もないので脇腹を撫で上がり首筋や耳に指を這わす。
「ハウッ、ウゥゥ~……気持ちいぃ……脱がせて……」

ルームウェアを脱がせた彼女の白い肌は、熟れきった女性の魅力に溢れ、オレの男が天を衝くほど元気になる。
「きれいだ……ほんとに良いんだね」
「何も言わないで……今は何も言わないで、黙って抱いて欲しぃ」
再び唇を合わせ、舌を絡ませながら貪るように唾液をすする。
焦点が合わなくなった瞳をオレに向ける。
泣いているようにも見える瞳にオレは映っていないだろう。
滝とやり直すため、滝を許すためには自分も一度は泥水を飲もうと、オレに身体を開いたのに違いない。

何も考えるのはよそう。今はただ、オレの欲望を満足させることに集中しよう。
ブラジャーのホックを外し、ショーツを引き下ろす。
白く重量感のある乳房の先端で尖る乳首を口に含み、バギナに指を這わす。
蜜を滴らせるバギナは火傷しそうなほど熱く火照り、オレを迎える準備は整っている。
「入れて……欲しいの、我慢できない」
「入れるよ。痛かったら言うんだよ」
驚くほど敏感な彼女はオレの男を仰け反りながら受け入れ、温かい蜜壷で優しく包み込む。
蠕動運動を繰り返し奥へ奥へと引き込み、オレのすべてを吸い取ろうとしてい
るようだ。奥まで迎え入れようと膝を立てて大きく足を開き、間断なく喘ぎ声を漏らしながらオレの背中に爪を立てる。

「柏木さん……ありがとう。私にも秘密が出来たから、主人が相手と別れてさえくれたらやり直せる」
「なんと言っていいか判らないけど、滝は帰ってくるよ。奴が貴女に惚れているのは間違いないからね」


トイレから戻り、マスターからオシボリを受け取った滝はあっさりと話す。
「柏木、ありがとう。俺にとって何が大切なのか思い出す事が出来た。浮気相手には申し訳ないことをしたけど、土下座してでも許してもらう積もりだ。本当にありがとう……柏木、女遊びはお前に任せるよ。他人の女房に信頼されるお前なら、奥さんも浮気相手も幸せにできるだろう・・・」

その後の酒は旨かった。学生時代の想い出をツマミに、マスターを交え思い切り飲んだ。
滝の奥さんとの秘密は心の奥底に仕舞い、たとえマスター相手にも漏らしはしない。

遅くなったが、花屋は開いているだろうか??
もし開いていなければ、コンビニでスイーツを買って帰ろう。
「もしもし……オレだよ。遅くなったけど20分くらいで帰るよ……うん、迎えに来てくれるの??いつもの道を歩いて帰るよ……愛してるよ」

                    <<おしまい>>
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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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