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彩―隠し事 3

秘めた想い

下着姿で衆目にさらされ、戸籍上のご主人と女王様の二人に責められて身悶える女性を見ている優子は、遠い昔から心の奥に秘めていた淫靡な思いが育ち始めるのを感じる。
カヲルはそんな優子の心の奥を見透かしたようにキスをしながら乳房を揉みしだき、逃げ場のない悦楽が支配する世界に追い込んでいく。
カヲルの誘いに易々と応じて席を立ち、導かれるまま縛られる準備をするためにバックヤードに向かう。

夫が浮気をしたから私はここにいる。
ここにいる私は優子ではなく彩。
悪いのは私ではなく夫、優子ではない彩が秘めた想いを叶えてくれるかもしれないと思うと全身の血が騒めき始める。
優子と彩の身体は同じ、彩の感じる快感が私である優子を満足させてくれることを期待して女の部分が熱を持ち、疼きが身体だけではなく心も刺激して昂奮が止まらない。

案内されたバックヤードはホステスたちのロッカーが並び、香水など表現するのも難しいほど艶めかしく色っぽい匂いが漂う。
「すぐに戻るから待っていて」と、言い置いたカヲルは彩を残して部屋を出る。
一人になって遠慮なく部屋を見回すとバイブや脱ぎ捨てられた下着が転がっていたりと性的な解放感が溢れていて、心臓が破裂しそうなほど昂奮している自分が馬鹿々々しく思える。
言葉通り、すぐに戻ってきたカヲルは持ってきた紙袋をテーブルに置き、
「ステージの準備はもうすぐできる。時間が経つと怖くなるから直ぐにやっちゃおうよ・・・汚れたり裂けたりすると困るからスッポンポンになって袋の中のモノに着替えてくれる・・・着替えながら聞いてね・・・」
カヲルの説明は、店のルールとして責める側と責められる人との事前の約束厳守。ブラジャーは外してもいいけど、たとえ誰であれ股間は見せない。下着の上から指や道具で愛撫するのは可能。鞭やローソク、オモチャ責めは前もって取り決めを行う・・・説明を終えたカヲルは彩の意思を確認して希望を確かめ、このウィッグとアイマスクを着ければ出来上がりと彩の退路を断ってしまう。

見ず知らずの人たちの前で縛られて羞恥責めされる姿を想像すると身体の火照りを止められない。
前開きのワンピースとブラジャー、ショーツが彩の身体を守り、前を歩くカヲルの背中が夫の浮気相手に重なって見える。
「彩、緊張するなって言ってもダメだから、あえて言わない。深呼吸して・・・」

「今日、二人目のショーを始めます。小柄ですが要所要所に程よくムッチリ感があり如何にも縄が似合う白い肌が自慢の女性です・・・」

カヲルに背中を押されてステージに向かう彩の息は荒くなり、一歩一歩進んでいるものの両足はフワフワとして自分のものとは思えない。
真っ暗な客席は目を細めても何も見えず、カヲルに此処でいいよと言われて立ち止まると両足の震えが止まらずに崩れ落ちそうになる。
「あらあら、どうしたの??嬉しくて足の震えが止まらないの??スケベな女だねぇ・・・落ち着くように縛ってあげようか」
縄を手にしたカヲルは客席に背を向けて彩の正面に立ち、二人だけが分かるように小声で話しかける。
「マスクとウィッグで誰だか分からないから安心して。ドキドキしてるんでしょう??目を閉じて深呼吸してごらん」
話しかけながら両手首を縛り、再び彩の背後に戻ったカヲルはワンピース越しに乳房を揉み、ウッと驚きの声を漏らすと身体のラインを確かめるように手の平が全身を撫でる。
「お客様は、このスケベな身体を見たいと思っている。私は見せてやりたいと思っている、あなたは見られたいと思っている・・・そうでしょう??」

彩がコクンと頷くと客はゴクッと唾を飲み、ザワザワしていた店内が一瞬の静寂に包まれる。
背中越しの手がワンピースのボタンを一つまた一つと外すと手首を縛られた両手で胸を隠そうとする。
「フフフッ、手首を縛られただけじゃ満足できないんだね。罰を与えてくださいって言う催促だよね」
先ほどまで二人の男女に責められていた女性が吊られていたフックに手首を吊り上げられると満足と期待で店内が騒めき、彩が思う以上にその身体は客たちの性的好奇心を刺激する。

二つ外されたワンピースのボタンは新たに一つ外され、ブラジャーと白い肌の一部が露わになる。
ヒッ、ヒィッ~・・・縛られた両手を吊り上げられていては胸を隠すことも叶わず、客席に背中を向けて胸を隠そうとするとワンピースの裾を捲り上げられる。
ヒィッ、いやぁ~ン・・・オゥッ~・・・ワンピースの防備を無くしてTバックショーツが存在を誇らしげに示す美しい尻とムッチリとした太腿が露わになると歓声が上がる。

客席のどよめきに背を向ける彩はカヲルに正対して無防備になり、あっと思う間もなくすべてのボタンを外される。
覚悟していたこととはいえ見ず知らずの人たちが暗闇の向こうで好色な瞳を見開いていると思うと、渦巻く全身の血がドクドクと音を立てて逆巻き、立っているのさえ苦しくなる。
カヲルはワンピースを開き切り、
「皆さんにエロイ身体を見てもらおうね。自慢の身体をワンピースで隠すのは勿体ない・・・さぁ、見てもらうのよ、嬉しいでしょう」
「ハァハァッ・・・いや、はずかしい・・・」
嫌という声は裏返り、彩自身も本当に嫌なのか、それとも見られたいと思っているのか自分の気持ちが分からない。
ボタンをすべて外したワンピースを背中でまとめたカヲルは、彩の身体を客席に向ける。

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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
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夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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