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堕ちる

幸子の悲劇-4

苦悩から逃れるためのセックスを終えても瑞樹の気持ちは晴れることがない。
「私は幸せなのかなぁ??」
「瑞樹が感じている幸せは刹那的というのか??それはオレが瑞樹のためにならない存在っていう事だ・・・そうかもしれないな」
「えっ、ごめんなさい。そんな積りじゃないし思ったこともないよ、信じて」
分かってるよと言った新田は瑞樹を抱き寄せてキスをする。
「紗耶香の事が引っ掛かっているんだろう??彼女は学びたいことがあって留学を希望してる・・・大きな目標を達成するために何かを犠牲にすることもあるし目標の達成と引き換えに何かを捨てることもあるかもしれない」
「紗耶香さんは貴男とそんなことを話したの??結果が手段を正当化するって考え方は好きじゃないけど彼女はそれを望んだの??」
「そうだ、目標に向かって頑張ってきたけど到達が困難、ならば自分の持っている価値あるものと交換しようと考えた・・・そして彼女はセックスが嫌いじゃないし性的好奇心は人並み以上に強い」
「分かった。ごめんなさい、貴男を理解してる積りなのに・・・ごめんなさい」

いつの間にか空が白み始めて新しい一日が始まりを告げる。
「何か食べる??」
「このまま寝る。太っちゃうもん・・・話は変わるけど、貴男は今日、立ち会うの??予定表にあったから・・・」
「あぁ、オレがスカウトしたわけじゃないけど今夜の2人は一度逃げちゃったから・・・男が悪いんだけど女性も一旦は承諾したのにな・・・」
「そう・・・可哀そうだけど、しょうがないね・・・」
「最初に逃げても無駄だって話してあったんだけど、飛んじゃうのもいるんだよ。絶対に探し出すし、捜索費用が加わるから一層辛くなるんだけどな」


「あなたが私たちに約束したことを覚えていますか??」
「申し訳ございません。二度と逃げたりしませんから許してください。妻の身体で返済するという約束は私が持ち出したことで、それを忘れたわけではありませんが、怖いというので一緒に逃げてしまいました。妻が怖いというのを無理強いできませんでした」
「心情を理解しますが約束は約束です。奥様は今回のことをどう思っていますか??」
「申し訳ございません。主人が作った借金を私の身体で返済すると約束しながら怖くなって主人をそそのかして逃げてしまいました・・・逃げる辛さや怖さは想像もできないものでした。誤解を恐れずに言えば昨晩は久しぶりに熟睡できました。どのようなことをされても堪えます」
「奥様はこのように言っていますが、あなたはどうですか??」
「妻にそそのかされて逃げたことを後悔しています。あの時は止めるべきでした・・・本当にすみませんでした」
「男の風上にも置けないって言うのはあなたのような人の事を言うのでしょう。あなたの借金を返済してくれるのは奥様ですよ、忘れていませんか??・・・連れて行ってください、不愉快です。但しあなた自身に何事もないと思うのは間違いですよ」
バタンッ・・・ヒィッ・・・男が連れ出されるとドアが外界との接触をすべて絶ってしまうような不気味な音を立てて閉まる。

「びっくりしないでください。奥様を脅すのが目的じゃないですから・・・脅して金を回収できるのなら簡単ですが、そうもいきませんからね。それより先ほどのご主人の言葉を聞いてどう思いましたか??」
「逃げている最中も他人事のように私を頼るので愛想が尽きました。返済が終われば別れようと思っています」
「そうですね、それがよろしいと思います。その覚悟がおありなら私たちも協力いたします。すぐに始めましょうか??」
「お願いします」
「当クラブの所謂調教については先日話しましたが、改めて説明した方がいいですか??」
「結構です、調教の説明を聞いて怖くなり逃げたのですから、このまま始めてください」
「分かりました。ご自分で脱ぎますか??それとも私が脱がせましょうか??」

男は一切の哀れみも優しさも感じさせることなく淡々と進めていく。
言葉は慇懃で強圧的ではないものの、それがかえって女に重圧を与え逆らえないような雰囲気を作る。
「自分で脱ぎます・・・ウッ、ウゥッ・・・」
上着を脱ぎスカートを下ろして下着姿になると、ついに緊張の糸が切れたかのように蹲り両腕で胸を抱えて嗚咽のような声を漏らす。
肩を震わせて声を詰まらせる女を叱咤するわけでもなく、慰めの言葉をかけるわけでもなく男は黙って見下ろす。

「ごめんなさい・・・分かっていても恥ずかしくて・・・」
目の縁を指で拭い、立ち上がった女は宙を睨んでフゥッ~と息を吐いて目を閉じ、再び開いた瞳が男に向けられたと思った瞬間、意を決したようにブラジャーを外してショーツを下ろし生まれたままの姿になる。
手元の資料によると30台半ばに達した女は成熟した女性らしい美しさを保ち、これまで何不自由なく幸せに暮らしてきたことが見て取れる。
首や脹脛から足首にかけて余分の贅肉がなく、下腹部など適度に丸みを帯びた身体はウェストの括れから腰を経て太腿に続くラインの艶めかしさが男の性欲を刺激する。
触れる指を弾き返しそうな白い肌は染みもなく、上手に年齢を重ねてきたことを感じさせるし壊してしまう楽しみが湧き出てくる。
「両手を身体に沿って垂らしたまま足を肩幅くらいに開いてください」
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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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