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お伽話

心花 -20

あの日、仕事や人間関係に疲れた心花が前を歩く典哉が食べていたガリガリ君をねだり、あろうことか手に持っていたフランクフルトソーセージまで食べたいと今思うと想像もできない事を口にした。
典哉は不審感を見せながらも申し出を聞き入れて夜の公園のベンチに並んで座ってくれた。
愚痴を聞いてもらい、金曜日にこの場所で私を口説いてみないかとあり得ないことを切り出した。
自分の容姿が男性の目を惹くという事を知っているものの話しかけにくいタイプであるという自覚もあった。
セックスが好きかと問われれば、精神的、肉体的なストレス発散に好いスポーツ程度に思っていた。
これまで何人かの男性と付き合い、決して多くはないと思うもののそれなりにセックスもしたが無くては困るというほどのモノではなかった。
ところが昨晩と今朝、二度にわたって典哉に抱かれ、今また昼間の公園で人目を避けてとは言えワンピースの裾を捲り上げられ下着を白日の下で晒し、下半身を嬲られて滴る蜜で腿を濡らしている。

「ミカ、どうした??内腿が濡れてるよ」
滴る蜜を指先が拭い取り、心花の目の前で擦り合わせて見せる。
擦り合う親指と中指の間で蜜は糸を引き、見つめる心花の目元が朱を帯びて典哉はその色っぽさに股間が反応するのを意識する。
「いや、止めて・・・男の人が見てる。見られちゃう」
「下着丸出しのミカを気にしてるんじゃないよ。気付かなかった??ミカが公園に来た時からチラチラ見てたろ、奥さんが一緒じゃなきゃ口説かれたんじゃないか・・・」
「知らない、そんな事。それが本当で妬いてくれているんなら、もっと嬉しいけどね」
話す間も典哉の手は動きを止めることなく、尻を掴んで揉みしだく。
一度火が点いた身体は、昼間の公園でこんな事をと心が拒否する事も許さない。
洩れそうになる喘ぎ声を堪えるために自然な振りで近付けた手で口を覆い、反対の手は指が白くなるほど握りしめる。
声を出せない状況で堪えれば堪えるほど快感は内に向かい、身体の芯の疼きを止めようがなくなり下半身を妖しく蠢かす。
そんな心花の身悶える様子が典哉の嗜虐心をくすぐることを気付く余裕もない。

内腿から股間に向かって撫で上がり、親指の付け根が偶然を装って割れ目をなぞる。
「ウグッ、ググッ・・・クゥッ~、ダメ、だめなの・・・」
「何がダメなんだ??・・・気持ち良いんだろう??」
「そんな事ない。こんなところで善がるような女じゃないもん・・・」
抗議する心花の声は張りがなく、語尾は消えるように薄れていく。
「足を閉じてごらん」
ヒィッ~、ダメッ・・・言葉につられて足を閉じると同時に下着はツルンと引き下ろされ、抗議する間もなく抜き取られて典哉の手の中に握られる。

「見てごらん、これはどうした??」
手の中で丸められた下着を開くと股間部分に染みが広がり、羞恥で染まった顔を伏せる心花の股間はおびただしい蜜で滑り、逃げようとする様子もなくゾクッとするほど色っぽい視線が上目遣いに見つめて典哉の心を捉える。
「隠して、そんなにヒラヒラされると気付かれちゃう、止めて・・・おねがい」
「分かった、ミカが嫌がる事をするのは本意じゃないからポケットに入れとくよ・・・こっちを向いて」
家族連れなどが遊ぶ昼間の公園でワンピースを捲り上げられて下着を脱がされ、剥き出しの股間をくすぐる風に促されるように手洗い場を背にして典哉に正対する。
「恥ずかしい・・・下ろしてもいい??」
「ダメだよ、ミカの本性が現れるまで許さない」
イヤッ、どうすればいいの??・・・腰の辺りで止められたワンピースを下ろしていいかと言いながら、両手を胸の前で組んで裾に触れようともせずに声を震わせる。

公園の中央に背を向けると遊ぶ人たちを確認する事が出来ず、それが新たな不安を招く。
「ねぇ、見られてない??ワンピースを捲り上げてアソコが丸見えなんだよ。見る人はいない??」
手洗い場を背にしているので股間はもちろん、ワンピースを捲り上げているのも知る人がいるはずない。
心花の心境を知るはずもないが足の震えは止まり、紅潮していた頬も赤みが取れて瞳には微かに笑みさえ浮かぶ。
股間を守る恥毛は溢れ出た蜜にまみれてペタリと張り付き、羞恥と快感の狭間で身悶える。
「どうして??ねぇ、熱いの・・・昂奮する。こんな恰好しているのに昂奮するのっておかしい??」
「おかしいよ、ミカがこんなにスケベだと思わなかったよ。夜は娼婦でいいけど昼間っからこれじゃ、ただのスケベで変態だよ」
典哉は公園で遊ぶ人たちを見回しながら何気ない振りで心花の股間に手を伸ばし、開いた手の平で股間を覆う。
火照った股間を冷気にくすぐられて心地良ささえ感じていた心花は、温かい手の平に覆われて女に生まれた悦びに浸る。

典哉の手が蠢き、綻びを見せていた割れ目は何の抵抗もなく侵入を受け入れて指は火傷するほど熱い蜜にまみれる。
膣口の周りをなぞり、挿入を望む心花が腰を蠢かすと指はクリトリスに向かってゾロリと撫で上げ、ウッウググッと場所を弁えず憚りのない喘ぎ声を漏らす。
口に腕を押し付けてそれ以上の喘ぎ声を堪えた心花は、
「止めて、これ以上されると我慢できなくなっちゃう・・・ここで挿入をねだる姿を想像すると恥ずかしくて二度とフミヤに会えなくなっちゃう」
「そうか、そうだな・・・時間はまだまだたっぷりあるもんな。帰ろうか」
捲り上げたワンピースを下ろして、乱れ髪に手櫛を入れて整えた典哉は、耳に顔を近付けて、可愛いよと囁いて手をつなぐ。
家族と遊びながらも心花を盗み見るようにしていた男性のそばを通ると、慌てて視線を逸らして、ゴホンとわざとらしく空咳をする。
下着を脱がされたままの心花は、見えるはずがないと思いながら腰の辺りに手を這わせてワンピースに乱れがないことを確かめて安堵の息を漏らす。
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