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お伽話

心花 -10

心花の知らぬ間にカーテンを開け放たれた部屋は眩い朝日が隅々まで照らし、愛する者を得た喜びを祝ってくれる。
目覚めたばかりの心花は久しぶりに男に抱かれた心地良い気怠さを味わう暇もなく、覆い被さる典哉の愛撫を受けて喘ぎ声を漏らす。
「アウッウッウッ、クゥッ~・・・気持ちいぃ」
くぐもった喘ぎ声はバラの花を咥えさせられたためであり、思いのすべてを言葉に出来ない切なさが歓びを身体の奥に封じ込め、なんとも言い難いほどの快感が湧いてくる。

陽光の射す明るい部屋で何も身に着けずにベッドに横たわり、性への羞恥を感じることなく典哉の愛撫を受けると日ごろの仕事や人間関係への苛立ちが氷解し、気持ちが穏やかに鎮まっていくような気がする。
先日の公園で口説いてもらう事を約束した翌日から苛立ちは薄れて気持ちに余裕が出来ていた。
今、思うと酔っ払い同士の約束。
今更ながら、それを信じていたことが恥ずかしく思えて頬を赤らめる。
「どうした??眩しい??カーテンを引こうか」
バラの花を咥えたまま首を振り、指先で典哉の口をなぞって鼻から目を経て輪郭に這わせると、フフフッと屈託のない笑みを浮かべて優しい視線で見つめてくれる。
この笑顔と気負うことの無い自信に満ちた表情。
今思うとガリガリ君を食べながら飄々と歩いていた後ろ姿にも同じような雰囲気を感じていた。
別れた男、仕事で付き合う男性たち。男性を信じられなくなりつつあった心花は見かけではなく、強さを内に秘めて自信に満ちた男性を探していたのだと気付く。
見掛けだけではなく真に強く、自信に満ちた男は他人に優しいはず。
仕事など生きることに疲れた時は身体を丸めて休みたい。
強い男に守られて身体を休めれば直ぐに元通りの自分に戻れると思う。

咥えたバラの花を手に取った典哉は、きれいだよと囁いて鼻の頭に軽く唇を合わせる。
「きれいな女じゃなく、可愛い女になりたい・・・」
フフフッ・・・邪気のない笑みを浮かべた典哉はバラの花弁で唇を撫でる。
「アンッ、好い香り・・・気持ちいぃ、もっとして。フミヤに悪戯されたい」
バラの花が首を刷き鎖骨をなぞって乳房の麓を撫でる。
右乳房の麓を一周して左乳房に移り、同じように一周させて、
「ミカのオッパイには∞がある。無限は宇宙の果てにも似て謎。ミカのオッパイは男のオレには謎が秘められている」

心花に聞かせようという訳ではなく、女性の乳房に対して思いつくまま言葉にしたに過ぎない。
女性特有の柔らかな曲線の中心である乳房は男のあこがれでもあり、セックスに至る導火線の一つでもある。
子供が生まれれば乳房を通じて生きる力を与え、男の股間にぶら下がるモノには到底真似できない事までできる。
「どう考えてもスゲェよ、オッパイは」

バラの花は乳房の先端をくすぐり、鳩尾から下腹部に向かう。
朝日に照らされて乳白色に輝く白い肌は真っ赤なバラの花を映して朱を帯びる。
「可愛いよ、白い肌にバラの花が良く似合う」
「ウフフッ・・・好きな男に遊ばれるのも幸せだよ。最近はエッチな自分を隠してたけどフミヤに会って解放する事に決めたの」
「ミカのエッチな部分をすべて受け止められるのは嬉しいよ」
「あっ、訂正するなら今すぐだよ。あとで訂正したいって言っても受け付けないよ。どうする??」
「ごめん、今はエッチな気分だから間違えちゃった。エッチなミカだけじゃなく清楚で淑女のミカもオレのモノだよ」
「うん、それで好いよ。私のすべてをあげる。まずはエッチな私を味わって・・・」

右手に持ったバラの花は臍の周りを撫でて窪みをくすぐり、身悶える心花に満足の笑みを浮かべた典哉はバラの花弁を恥毛と戯れさせて恥丘で遊ぶ。
それほど濃くない恥毛は心花の女を守るためよりも見る者の視線を引くために存在し、典哉も引き込まれるように伸ばした指に絡ませて引っ張ったり揺すったりと刺激する。
「クククッ、くすぐったい。くすぐったいけど気持ち良い。昨日までは面倒なだけの存在だった恥毛が今は愛おしく思える。フミヤに触れると自信が湧いてくる」
「オレにとってのミカも同じだよ。月曜からのオレはキツイ場面になってもミカの事を思い出せば頑張れると思うよ」
「フミヤは私を歓ばせるのが上手・・・フミヤの言葉はすべて信じられる」

典哉が再び視線を股間に戻すと股間の割れ目はすでに綻びを見せてピンクの襞が姿を覗かせ、滲み出る蜜が陽光を受けて淫靡に輝く。
吸い寄せられるように顔を近付けた典哉は伸ばした舌先を割れ目に伸ばしてサッと刷くように舐める。
「ウッ、ハァハァッ・・・くすぐったい。くすぐったいけど気持ち良い、もっとやって」
「ミカの白い肌は見ると吸い寄せられるし、触ると離れられなくなる」
バラの花をグラスに戻し、手の平を膝に置いて二度三度と撫で、親指を内腿に添わせて付け根に向かい撫で上げていく。

親指が鼠蹊部を這い、腿を撫で上がって恥丘で一緒になった四本指が恥毛の存在を感じながら擦り、徐々に力を込めて圧迫していく。
「アウッ、熱い・・・ゆっくりと気持ち良くなってくるんだけど、なんか変、止めて・・・フミヤの顔に漏らしちゃったら困るでしょう」
「ミカのなら飲んでもいいけど止めとこう」
きわどい事を言うミカを好ましく思う典哉は恥丘を擦る手を腰に移動し、腰や太腿の外側を撫でながら徐々に割れ目に近付いていく。
アンッ、いぃ・・・割れ目に息を吹きかけ、指が大陰唇を擦ると綻びから粘度を増した花蜜が滲み出る。
割れ目の縁を擦る指を左右に広げると、わずかな綻びがパックリ開きグラスに挿したバラの花にも勝るピンク色の花弁が全容を表す。

大きく開かれた割れ目は膣口まであからさまに晒し、典哉の丸めた舌がニュルッと侵入して入り口付近の膣壁をベロリと舐め上げ、ズルズルッと音を立てて滲み出る蜜を吸い上げる。
ウッウッウゥッ~、ダメ・・・平静ではいられない昂ぶりは喘ぎ声を堪えようとすればするほど切れ切れに漏らしてしまう。

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