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お伽話

心花 -9

「クククッ・・・休日をこんな風に起きるのが夢だったかもしれない。考えたことはなかったけど、今はすごく幸せだなぁって思ってる。潜在意識の中に眠っていた夢が目覚めたかもしれない」
「夜のミカはエロさもあって好い女だったけど、朝日に照らされる白い肌は清潔感があって好きだな」
「フミヤには私のエロさが邪魔なの??だから昼間の私が好いの??」
「昼も夜も好きだよ。聞いた事があるだろう??昼は淑女で夜は娼婦って」
「聞いた事はあるけど、それは本当に褒め言葉なの??」
「昼間は昼の過ごし方があるし、夜は夜の過ごし方がある。昼間のてきぱき仕事をする様子で夜を過ごすとなるとガックリしちゃうし、夜のムードそのままで昼間を過ごすのも変だろ??」

志望した会社で望んでいた仕事を始めた頃は将来に対する期待しかなかったものの、いつの間にか人間関係にも疲れて好きだった仕事は生計を維持する目的だけになっていた。
典哉に会って数日しかたたないけど金曜の夜には何かが起こると期待していた。
口説かれるのが目的ではなく、いつもと違う経験が出来る。そのことを楽しみにしていたような気がする。
休日の朝、下着さえ身に着けずにベッドで横たわり、そばには典哉がいる。
たった一人、典哉が生活に侵入してきただけで他人に優しくなることができ、仕事もスムーズに運ぶし、独り寝の寂しさを味わう事もない。
昼は淑女で夜は娼婦、決して男性だけに都合のいい言葉じゃなく、女性にとっても潤いのある生活を送る術だと思える。

「うん、夜はフミヤだけの娼婦になりたい。昼間は今まで以上にバリバリ仕事をして出来る女になる・・・こんな風に思えるのはフミヤに会ったお陰」
「夜はオレ専用の娼婦になってくれるのか、ありがとう・・・今はダメかな??」
「フミヤが望めば私はいつでも娼婦になれる、たとえ朝でも・・・」
「目を閉じて・・・早く」
「娼婦は殿方のお気にめすまま、いかようにもお相手させていただきます・・・ウフフッ、これで良い??」
俯せのまま振り返って典哉を見上げた心花は、おどけた調子で言葉を返して枕に顔を埋める。
「好いよ、ミカの白い肌は朝日に映える。オレの手が吸い付くような感触で触れてるだけで気持ちが好いよ」
「ダメ、フミヤは満足できても私は嫌・・・私も気持ち良くなりたい」
目を閉じさせたのはこのためだと言わんばかりに口元を緩めた典哉は、水を入れたグラスに活けてあるバラの花を手に取る。

「何してるの??」
「こうするんだよ」
手に持つバラの花弁が触れるか触れないか微妙なタッチで首筋を撫で、耳をくすぐる。
「アンッ、バラの花でしょう??花言葉で私を口説くためじゃなく悪戯するのが目的だったの??・・・ウフフッ、くすぐったいのも良い。もっとやって、背中とか・・・」
茎の切り口が背骨に沿って撫で下り、その後に微風のような息を吹きかける。
「どうした??尻の割れ目がヒクヒクして悪戯されるのを待ってるようだよ・・・ミカは見かけと違ってスケベだな」
「お尻は恥ずかしいから悪戯しないで、経験もないし・・・いつか教えて、でも今じゃない」

バラの花をグラスに戻して手の平で背中を撫でる。
「白くてツルツル。頬ずりしたくなるよ」
ウッ・・・腰から脇腹を撫で上がった手の平が肩を擦ると心花は吐息を洩らす。
指を立てて十本の指先が肩から腰まで刷き、白くてふくよかな尻を揉む。
段々と指先に力を込めて強く揉み始めると尻の割れ目がパクパクと息をするように綻び、奥で恥ずかしそうに鎮座する窄まりが見える。
「ねぇ、変なことしてない??今は秘密にしときたい処を見たりしてないでしょう??」
「ミカが嫌がる事をするわけがない。今は一倍大切な人、つまんない事をしてなくしたりしないよ・・・信じてくれるだろう??」
俯せのミカを仰向けにして頬に手を添え、じっと見つめると、優しくしてねと囁いて目を閉じる。

唇を重ねて左手を頬に添えたまま、右手で腰を擦ると、アウッ、フンッと可愛い吐息を洩らして股間を突き上げ、強い刺激を求めようとする。
ミカの両足の間に右足を差し入れて太腿で股間を圧迫し、腰を擦っていた右手が胸の膨らみを揉みしだく。
「もっと、もっと強くして・・・フミヤの事を忘れられない女になりたい」
乳房が歪になるほど力を込めて麓から先端に向かって絞るとミカの顔が歪み、言葉を漏らさず唇の動きだけで、大好きと伝える。
「なんと言ったか分かった??・・・あなたの気持ちも聞かせてくれるでしょう??」
自分の問いをくどいなぁと思いながらも、前の男に裏切られた事が嫌な記憶となって好きな男を前にすると言わずもがなの事を口にしてしまう。
「ごめんなさい・・・本当の嫌な女になっちゃうね。ごめんなさい・・・」
「なんか言った??聞こえなかったけど」
ミカの本当の気持ちは分らないものの、自分を責めようとする気持ちを斟酌して気付かなかったことにする。
「ありがとう、優しいね・・・まただ、フミヤといるとお礼を言ったり、謝ったりいつもの私でなくなっちゃう」

再びバラの花を手に取って心花に咥えさせ、
「今は余計な事を言わなくてもいい。言えないようにバラの花を咥えてなさい、オレからのプレゼントだよ」
左乳房を右手で揉み、右乳房に左手を添えて乳輪を舌先でなぞる。
バラの花を咥えた心花は顔をしかめるものの嫌そうではなく、目元に満足する様子が浮かぶ。
股間に押し付けた太腿は休むことなく刺激を与えて蠢き、滲み出た蜜がジュルジュルと淫靡な音を奏で始める。
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