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不倫 ~immorality~

想いを巡らす 二日目 43

優子と円華の去った部屋は静寂に包まれ、彩と健は言葉にも態度にも現しにくい羞恥で見つめ合う事が出来ない。
互いの存在を意識しつつ視線を合わせないようにぎこちなく動き、彩がベッドの脇に立てば健は隣室に移動して意味もなくソファのクッションの位置を変える。

逃げ道を塞ぐようにリビングルームの入り口に立った彩は、もの言いたげに健を見つめて口を開くのを待っている。
「おいで・・・」
ソファに腰を下ろした健は左右に両手を開き、やっとの思いで声をかけるとこぼれんばかりの笑みを浮かべた彩は膝を跨いで首に手を回す。
「嫌いになった??」
「ごめんね、気を遣わせちゃって・・・オレが彩を嫌いになるわけないよ。しかし凄かったなぁ、彩があんなにスケベとは思わなかったよ」
「いやんっ、そんな言い方しちゃ嫌。健がやれって言うから我慢したんだよ、彩は健のチンチンだけあれば満足できるのに・・・」
「そうか、オレのために我慢してくれたのか・・・それより、お腹空いてない??食べに行こうか??」
「うん、何を食べようかな??気楽に食べられるモノがいいな」
「じゃぁ、おでんはどうかな??」
「おでんでビール、美味しそう。昨日の個室居酒屋もそうだけど、この辺りは詳しいの??」
「時々だけどベイスターズの試合を見に来るからね。スタジアムで売ってる弁当で済ませるんじゃ味気ないだろ・・・彩ナントカって弁当もあったような気がするけど・・・」
「ふ~ン、誰とくるのか知らないけど、その弁当を食べて彩の事を思い出そうとはしないんだ・・・そうか、そうなんだ」

優子たちが残していったプレゼントは何だろうと袋を覗き込んだ健は苦笑いを浮かべる。
「何が入っているの??エッチなプレゼントじゃないでしょう??」
「エッチじゃないと思うけど、彩が気にいるかどうかは分らないな」
えっ・・・絶句した彩が覗き込む袋の中には見覚えのあるミントグリーンのワンピースとブラジャー、ショーツが入っている。
彩の髪を掻き分けた健は、エッチな気持ちを持つわけじゃないけど、せっかくのプレゼント。これを着て出かけようと囁く。

窓から差し込む夕陽が彩の肌を朱に染め、神々しくさえ見えて健は唾を飲む。
嫣然と笑みを浮かべてコーラルピンクのヒモパンに足を通し、乳房の下だけを支えるオープンブラを付けて恥ずかしいと呟き、再び健の膝を跨いだ彩はしがみつく。
柔らかさを感じさせる白い肌の女性がピンクの下着で飾るのを健は好む。
チェリーピンクやビビットピンクは若々しさの象徴、コーラルピンクやダスティピンクは成熟した女性の魅力を引き立てる。
「きれいだよ、よく似合ってる」
「彩がエッチって言いたいの??エッチでセックス好きだからこんな下着が似合うって言ってるの??」
「昼は淑女で夜は娼婦、この言葉は彩のためにあるようだって、いつも言ってるだろ。昼間の凛とした彩が好きだし、夜のセックスに貪婪な彩も好き。エッチだからとか清楚だからって事じゃないよ、彩のすべてが好いんだよ」
「ウフフッ・・・優子と円華に可愛がられて気持ち良くなった彩をどう思った??教えて・・・早く、聞きたい」
「正直に言うと、あの二人を蹴飛ばしてやりたいと思ったよ。オレの彩に何をするんだってね」
「クククッ・・・キスが良い??それともエッチする??」
頬を挟んで唇を重ねると彩は息を弾ませて貪るように舌を侵入させる。
ヌチャヌチャッ・・・健は頬を挟んでいた手を首と背中に回して彩を支え、互いの舌を絡ませる濃厚なキスをする。
「アフッ、あん・・・もっと・・・いやんっ、乳首が擦れて気持ち良くなっちゃう」
キスが濃厚になり身体を擦り合わせるとオープンブラのために剥き出しの先端が健に触れて予想だにしない快感に襲われる。

跨いだ膝から降りた彩はミントグリーンのワンピースを着て健に背中を向ける。
ファスナーを上げてスプリングホックを留めた健は耳の近くの首に唇を合わせて可愛いよと囁くと、ゾクゾクするような心地良さを感じる彩は下半身を震わせて立っているのがやっとになり、しがみつくように身体を預ける。
小柄な彩の身体からボディソープの香りが匂い立ち、密着する肌の柔らかな感触に股間が反応して下腹部をつつく。
「ウフフッ・・・おかしいよ、今日の健は。昨日、彩を抱いても満足しなかったの??さっきは彩のお尻に熱いのを吐き出したし・・・優子と何も、いぃ、これは言わない」
「このままだと、せっかく着たワンピースを脱がしちゃうことになりそうだよ。行こうか」
「脱がされても良いよ。オッパイはオープンブラだからこのままで良いし、ヒモパンの紐を解くのが好きなんでしょう??・・・やってみる??」

彩の手を引いて急き立てるようにドアを開け、エレベーターホールへ向かう。
「もっとゆっくり歩いてよ・・・彩の手を握ったままなのは大好きだから離したくないの??そうでしょう??」
「それもあるけど、手を離すとオッパイを揉んだり股間を弄ったりしそうだから予防のためでもある」
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