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不倫 ~immorality~

想いを巡らす 二日目 27

「いいの、何もしなくて??本当は興味あるんでしょう??見られるか、見られないか、見知らぬ人の視線を意識する快感を・・・違う、そんな事は考えた事もないって言える??」
掴まれた右手と抑えつけられた左手は無理に抗おうとせずに指先だけを僅かに蠢かし、彩が手を除けさえすれば愛撫を再開してあげると無言の内に伝える。
ハァハァッ・・・耳元で囁く円華の声に遠い日の記憶が重なり、誰も知らず自分だけが知る秘密で身体が熱を持ち息も荒くなる。

近くに人がいなくても野外である事と船の発着場という事で、いつ人がくるかと不安に思えば思うほど動悸が激しくなり妙な興奮に支配される。
ハァハァッ・・・・・
「どうするの??」
余計な言葉を口にせずとも余韻さえ感じさせる円華の一言は、彩の抗う気持ちを葬り去り我慢の限界に達した疼きが姿を現す。
ネットリと上目遣いに見上げる彩は同性の円華でさえゾクッとするほど色っぽく、透明感あふれる白い肌は狂おしい思いにさせる色香を放つ。
円華は彩に惹かれつつある思いを吹っ切ろうとするかのように荒々しく手を伸ばす。

前開きのワンピースのボタンはすべて開け放たれ、微風が撫でていく乳房の感触に股間を濡らすほど心地良いものの、彩は自然を装って垂らした両手でワンピースを掻き合わせて胸の膨らみを隠そうとする。
延ばした手は彩に触れ、円華が一言、彩と名を呼ぶと両手から力が抜けて、
「ドキドキする。彩は変じゃないよね??」
「クククッ、変に決まってるよ。いつ、誰に見られか分からない、こんな場所で下着も付けずにオッパイもマンコも丸出しにしてるんだから・・・ここをクチュクチュするとどうなるかな??・・・ダメ、もっと開きなさい」
女性らしいモッチリとした内腿を撫でられると自然と腿は固く閉じられ、円華の声で再び両足に込めた力を抜く。
「ウフフッ、可愛い・・・」
内腿を刷くように微妙なタッチは腿の付け根に近付き、鼠蹊部を撫で上げて割れ目の縁を指先がなぞる。
「アンッ、だめっ、そんなこと・・・そんなに開いたら見えちゃう」
「見えちゃう??・・・フフフッ、そうかもね。見てごらん、船が入ってくるよ、シーバスだね」
「ワンピのボタンを閉じても良い??このままは嫌、見られちゃう」
「分った、クイズを出すから正解なら隠しちゃってもいいよ・・・いい??あの船はシーバスって名前だけど、どういう意味でしょうか??簡単すぎるかな、間違えたらワンピースを剥ぐ取って素っ裸にしちゃうよ」

「シーバスって名前の由来は横浜駅東口やみなとみらい、山下公園をつなぐ海のバスじゃなく、魚のスズキの名を取ってシーバス・・・オッパイを隠しちゃうよ、良いでしょう」
「残念、シーバスのお客は彩の素っ裸を見る事が出来ないんだね」
「答えを間違えたら本当にハダカンボにされちゃったの??捕まっちゃうよ、公然わいせつ罪で・・・彩は堪えられない」
「私たちがホテルの部屋に入った時、シーバスのパンフレットが開いていたでしょう??知ってると思ってたよ・・・もしも、間違えたら・・・あの二人は残念だったね、最も当人にあずかり知らない処での話、残念と思わないだろうけど」
シーバスの大きな窓からこちらを見て手を振る男二人を指して円華は微笑む。

「ねぇねぇ、お姉さんたち、俺たちとデートしない??2対2で丁度いいじゃん。横浜に詳しくないから、どこか好い店に連れてってよ」
「そうだよ、俺は年上の女性が好きだからこの人が好い。色気ムンムンでそそられる・・・食事の後はエッチの技を教えて欲しいな」
「俺はMっ気が強いから貴女に苛められたい。ぜってぇSだよね、そうでしょう??ピンヒールを履いた貴女の前で膝をついて命令を待つ自分を想像するだけでチンチンが立っちゃいそう・・・ねっ、いいでしょう??」
「残念でした私たちは汚いチンポに興味はないの。この子は華やかで清潔、白いユリのようでしょう、花言葉は純潔、ごめんね。チンポに掻き回されるわけにいかないのよ・・・バイバイ」
「残念だな、好い女が二人いたと思ったら男に興味ないのかよ・・・しょうがない、行こうぜ。それじゃぁね、バイバイ」

嵐のように慌ただしく立ち去った二人の後ろ姿に、好いわねぇ、怖いもの知らずの若者は、私たちに負けないくらい好い女を見つけるんだよ、とエールを送った円華は、左手で彩の肩を抱いて右手で胸の膨らみを掴んでひしゃげるほどに力を込める。
「痛い、優しくして・・・恥ずかしいのを我慢してるんだから」
「ゆっくりしてられないね、健さんが彩の事を心配してイライラしてるかも・・・コンビニで買い物をしようか??人が増えるからブラジャーはともかくパンツを穿いた方がいいね、その方が安心でしょう??・・・これを穿きなさい」
彩の返事を待つことなく黒の下着を手渡す。
男二人を前にワンピースをはだけられないかとドキドキしていた彩は、落ち着く間もなく新たな意地悪に表情をこわばらせる。
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