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エイプリルフール

エイプリルフール -4

対面座位でつながる男はアユの尻と腰を抱えるものの、堅い床に座ったままではクッションを利用する事も出来ず、思うように刺激を与えられない。
ハァハァッ・・・アユは男の、男はアユの荒い息遣いさえも新たな興奮の愛撫に代えて瞳を真っ赤に染める。
アンッアンッ、ウゥッ~・・・両手を健の肩に置いて身体を支えたアユは円を描くように下半身を蠢かし、自ら与えた刺激で喘ぎ声を漏らす。
男は左手をアユの背中に回し、右手で乳房を揉みしだく。
「アユの中は温かくて気持ち良い・・・オッパイはオレの手にしっとり馴染むし、いつまでもつながっていたい気持ちだよ」
「うん、私も・・・あなたのモノが温かくて身体の芯まで気持ち良くなる。ウフフッ、こうするとどんな感じ??」
両足を踏ん張るアユは男を見つめて口元を緩め、肩に置いた両手を支えに身体を上下する。
「ウッ、気持ちいぃよ・・・アユはスケベに磨きをかけていくね・・・」
「イヤンッ、そんな言い方しないで。気持ちいぃんだもん・・・アウッ、ウッウッ、子宮が・・・あなたのモノが奥まで・・・」
アウッ、アァッ~ン・・・ウッウッ、イッ、イヤァ~ン・・・間断なく喘ぎ声が漏れ始め、身体を上下する事を忘れてしがみつく。

「噛んでも良い??」
返事も聞かず、男の肩に顔を埋めたアユは歯を立てる。
グッ、ウグッ・・・心の奥に隠したアユの気持ちを思うと苦痛の声を漏らす事も我慢する。
「ごめんなさい・・・痕が付いちゃった、血が滲んでる。どうして怒らないの??」
「気持ち良くて我慢できなかったんだろ??怒れないよ」
「・・・そうね、気持ち良くて興奮しすぎちゃった」
身体が快感で満足すれば嫌な事は記憶から姿を消すかと思ったものの、快感が深くなった気の緩みに乗じて不安の元が忍び込んでくる。

両足に込めた力を抜いて男の腿に体重を預けたアユは、
「ねぇ、怒らないで聞いてくれる??」
「噛んだ事??オレに責任があるからオレから話すよ」
「優しいのね・・・聞かせて、今は素直に聞ける・・・と思う」
対面座位でつながったままアユの背中と腰に手を回した男は話し始める。

「本音をぶつけると二人の関係が壊れると思って、イライラする思いを誤魔化すために歯を立てたんだろう??思い上がりなら申し訳ないけど・・・」
「うん、多分そうだと思う・・・でも自分でもよく分からない」
「前にも言ったけど、アユの事は好きだけど一番大切だとは言えない。でもアユと一緒にいるときは、アユ以外の事は考えないし一緒に過ごす時間を大切にしたい。わがままで理不尽だと言われればそうかもしれないけど、嘘は言わなかったし、これからも言わない」
「分かってる。今日の事はちょっとした行き違いだって事も分ってる。あなたは帰るべき場所があるから付き合いは私の意思を尊重するって言われた時、私との時間を大切にするなら束縛されてこそ実感できるのにと思ったのも事実、でも信じる・・・奥さんの事を聞かせてくれる??あなたの事を好きな私にブレーキを掛けるために・・・」

好きという言葉をてらいもなく口にして、気持ちを正直にぶつけるアユを愛おしく思うと同時に申し訳ないという気持ちが込み上げる。
「ブレーキか、嬉しいような申し訳ないような、ごめんね・・・オレが三年の時に年上の妻との間に子供が出来て結婚した。オヤジから出され条件は二つ。一つは、結婚式は親の見栄で葬式は子供の見栄。結婚式を任せることと仕送りを増額するから大学を卒業する事」
「ふ~ン、幸せ??」
「あぁ、幸せだよ・・・言葉にしても詮無い事だけどアユと会う時間が違っていればオレの人生は違ったものになっていたかも分らない」
「クククッ、あなたと奥さんが会った頃の私は1歳か2歳じゃないかな??今の関係でしか、あなたと会う方法はなかったって事ね・・・ねぇ、私の事を少しでも大切に思ってくれるなら私にもわがままを言ってくれる??それでこそ対等でしょう??」
「あぁ、分かった。これからは遠慮しないよ。明日は土曜日だろ、ぶらぶら歩きたいんだけど付き合ってくれるね??」
「いいよ、付き合ってあげる。どこを歩きたいの??」
「神楽坂」
「えっ・・・ウフフッ、いじわる・・・この雑誌に気付いたんでしょう??・・・ありがとう。車じゃなく電車でね、お酒を飲んだり食事をしたり目的もなくぶらぶらしたいな・・・ねぇ、続きはベッドで、ねっ・・・」

首に手を回して身体を支えるアユを股間でつながったまま抱き上げた男は、足元の雑誌を見て口元を緩める。
「何がおかしいの??いやな男、早く・・・ベッドで気持ち良くして・・・アンッ、あなたのモノが奥まで・・・」
尻に手を添えて数歩移動すればいいベッドに向かうと足を進めるたびにペニスが子宮をつつくと顔を顰める。決して苦痛を堪えられないと表情ではなく、刺激を楽しんでいるようにも見える。
ウフフッ・・・何か思い出したか??・・・「うん、あなたの予約してくれた大阪駅につながるホテルで待ってたら軽トラで迎えに来てくれたんだよ。すごくびっくりした」
「実家にいただろう、好きな女性とデートするから車を借りるよとも言えないし・・・でも、面白がっていたじゃないか」
「おねだりしたからとは言え、大阪でデートだからしゃれた雰囲気を用意してくれるのかなと思ったら・・・ウフフッ、楽しかったよ。軽トラでデートなんて何度も出来る事じゃないもん」

ベッドに寝かせたアユと正常位でつながる男は乱れ髪を整え、可愛いよと囁いて頬を撫でると気持ち良さげに目を閉じる。
閉じた瞼に唇を合わせると、アンッ、いやッと男の琴線に触れる艶めかしい声を漏らす。
「瞼のキスが好き。私の新しい性感帯・・・ジュンって何かが滴る感じがした」
「アユの可愛い喘ぎ声がオレの気持ちを心地良くくすぐる・・・ジュンってなったのを感じた瞬間、オレのがピクピクしたのを分かった??」
「うん、分かったよ。愛されていると確信した・・・好いでしょう??二人だけの時は・・・大丈夫。すべて承知してるから・・・」
「ごめん・・・エイプリルフールメールに過剰反応しなければアユに嫌な思いをさせなかったのに、ほんとうにゴメン」
「大丈夫だって。あなたの事を好きだって確信できて良かったとさえ思ってるよ・・・アンッ、ほんとに怒るよ。チンチンが小っちゃくなっちゃった」
「ごめん・・・許してくれる??」
「許さない、これは絶対に許さない・・・私の中に入ってるのに小っちゃくなるなんて許せるはずがないでしょう」
「ごめん・・・止めようか??」
「クククッ・・・途中で止めるなんて、もっと怒るよ。舐めてあげる・・・気持ち良くなんないと明日の神楽坂が楽しくないでしょう。ねっ、ナメナメして大きくしてあげる」


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