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不倫 ~immorality~

想いを巡らす 二日目 2

健が迎え入れたのは二人の女性だった。
パンツスーツでスポーティーな女性に続き、フェミニンなスカート姿の女性が健の手招きで入室する。
小柄な彩に比べると二人とも伸長が高く、不自然なほど大きなバッグを持っている。
「こんにちは。あなたが健さんですね。今日は私たちをご指名いただいてありがとうございます。私は優子、こちらは円に華と書いてマドカと申します・・・この女性が彩さんですね、よろしくお願いいたします・・・私たちは・・・」
「ちょっと待ってくれ、少し時間をください」
「分りました。私たちは準備を始めてよろしいでしょうか。それとも、お二人のお話が終わるのを待ったほうがよろしいですか??」
優子を手で制した健は不安気な表情を浮かべる彩に向けて微笑み、背中に手を回して窓際に誘って昨晩からの経緯を説明する。

彩が先に寝ると言った後、リビングに場所を替えてPCを開き、彩が言っていたように夜の株取引をしたのではなく、派遣型エステ店を探して希望に沿う店を選んで背後にいる二人を指名した。
カップルとは言え二人で待つホテルの部屋に来てもらうので用心されるのを避けるためもあって二人にした。
彩は秘密の経験をしてみたいというような事を言ったけど、男性相手ではオレが堪えられない。それで女性を選んだんだけど嫌なら帰ってもらう事も可能だし、それは最初から違約金も含めて話はすんでいる。
オイルをふんだんに使ったマッサージで、身体の凝りを解した後は性的に満足させてくれるらしいよ。
このまま施術に移るか、帰ってもらうかは彩の気持ち次第。どっちに決めても誰も文句は言わないから安心していいよ。

そんな事を急に決めろって言われてもと抗議する彩は健の肩越しに所在無げに立つ二人を見て血が騒ぐ。
夫に不満があるとはいえ健以外の男と過ちを犯そうとは思わない。
とは言え、夫の浮気を疑い始める以前から同性と遊んでみたいと思っていた。
せっかくの機会、このチャンスを逃したくないと思うものの知らぬ間に用意されたものに易々と従うのも癪な気がする。

「どうする??彩が決めるんだよ」
「そんな事・・・彩がそんな事をすると思う??」
「そうか、そうだよね、ゴメン。断る事にするよ」
「待って、せっかく呼んだのに断ったら失礼でしょう・・・それに・・・女の人と遊んでみたいなって思う事もあったの・・・断ったら健が恥かくし・・・途中で断ってもいいの??・・・途中で断れるんだ、じゃぁ、身体の凝りを解してもらう事にする」
自分でも興奮していると感じるほど雄弁になり紅潮した頬を熱く感じる。
マッサージを受けてみたいけど、お願いしますと素直に言えない自分がいて切っ掛けをどこに求めるか、ぐずぐずと言い訳がましい言葉を並べてしまう。

「お願いします・・・内緒でお願いしたもんだから驚いたようです。手順を教えてもらえますか??」
「面と向かっての話では奥様が一層、緊張されるでしょうから準備をしながら説明します。ベッドルームは隣室ですね、そちらを使ってもよろしいですね」
ベッドルームへ移動した優子は彩と健を気にする様子もなく、バッグを開いて白衣やビニールシート、パウダーとローションなどを取り出してテーブルに並べていき、円華はバスルームの場所を確かめて用意してきますと姿を消す。
彩はバッグから出した後も開けられる事のないポーチ二つから視線を外す事が出来ない。
きれいにベッドメイキングされているのを外して手際よく持参したビニールシートと交換した二人は、
「パウダーやローションでベッドを汚さないための準備です。それでは奥さま、円華とお風呂に入って身体を温めてきていただけますか??身体を温めると同時に二人で一緒に入る事で緊張も解されると思います」

彩とポーチの一つを持った円華がバスルームに姿を消すと、健は二人分のコーヒーをテーブルに置いて優子に話を促す。
健がPCで指示されるままに書き上げたエントリーシートの控えを取り出した優子が話し始める。
私たち二人を指名して頂いたのは、二つの理由によります。
彩さんが一対一よりも緊張しないのではないかと言う事と、それでも緊張が解けない場合は健さんにも参加いただいて二組で進行するためです。羞恥心や嫉妬心、あるいは好奇心など彩さんの気持ちの混乱を誘います。
最初は彩さんが緊張しないように通常のマッサージで筋肉と気持ちを同時に解していきます。緊張を解いて私たちにすべてを委ねたと判断できた時点で性感マッサージに移行します。決して先を急いだりしません、彩さんの身体が私たちに語り掛ける言葉を大切にします。
アナル性感にも長けているとの事なので円華が浣腸を済ませてくるはずです。浣腸器は円華が持って行ったポーチに入っています。円華はこういう事になれていますし、彩さんがマッサージを断らなかった時点で終着駅までのレールは敷かれたも同然です。
彩さんに満足していただくために私たちの身体のすべてを使いますし、このポーチに入っているオモチャや、場合によってはバッグからまだ出していない道具も使用いたします。

健の質問を交えつつ優子はコーヒーを飲みながら彩への責めを想像して楽しそうに話す。
最後に、
彩さんは私のタイプ。私の腕の中で可愛い啼き声を洩らして身悶えるだけではなく、貴男の嫉妬心を刺激してあげると妖艶な笑みで説明を終る。
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