FC2ブログ

不倫 ~immorality~

想いを巡らす 21

抱え上げた彩をベッドに寝かせ、太腿の裏に残る拘束の跡に唇を這わせる。
「縛られた痕があるの??健に付けられた痕なら嬉しいかも・・・正直に言うとね、縛られたいなって妄想する事もあったの。心も身体も好きな男に縛られるって、女の理想かもしれない」
「その時の男はオレだったか??」
「ウフフッ、どうだっただろう・・・教えてあげない。彩の秘密」
ウフフッ・・・と、笑みを残して身体を捩り、ベッドの中央に逃げていく。
追いかけた健が背中に覆い被さると彩は身体を反転させて仰向けになり、悪戯心を含ませた視線で見上げる。
「彩の想像の中で縛ったのが誰か知りたい??彩は教えてあげない。どうしても知りたければ、身体に聞くしかないよ・・・ねぇ、知りたいの??知りたいでしょう??」
「彩の期待通り、身体に聞いてみようか」

彩の手首を掴んで動きを封じ、欲望に燃えた瞳を見つめると静かに目を閉じ、乾いた唇に滑りを与えるために舌が這う。
期待を裏切ることなく顔を近付けた健は唇をついばみ、伸ばした舌が唇を左右に刷く。
「可愛いよ」健は囁き唇を指先がなぞる。
「大好きだ愛しているって言ってくれないね。昔は会うたびに言ってくれたのに・・・ウフフッ、いいの。その言葉は口にしない方がいいの、分かってる。本気になるのが間違いの元。本心は心の奥にしまっとく、私はね・・・健はどうだか分からないけど」
「同じだよ、オレも彩と同じ思いだ・・・今は目の前の可愛い人に夢中になるだけだよ」
「そう、今は二人だけ。他の事は何もかも忘れて健の事だけ」
不倫という不実が二人だけの秘密になり、誰にも知られちゃいけないと言う思いが肉体的にも精神的にも依存する気持ちを強くする。

フグフグッ、クチュクチュッ・・・唇を重ねた二人は、今話したことも忘れようとしているかのように激しく貪り合う。
健の左手は彩を抱きしめて右手が腿から腰を経て胸の膨らみまで擦る。
両足の間に割り込んだ右腿が股間を圧迫しながら刺激すると、襲い来る快感を堪えようとして眉間に皺を寄せる。

記憶の中にいる学生時代の彩は清純可憐な恥ずかしがりやで、時として普段の行いからは想像も出来ない大胆な行動をする事もあった。
その彩が、再会した折にはしっとりした大人の女性に変貌しており、変化にドキッとして込み上げる衝動を抑えるのに苦労した。
記憶の中の大胆な彩が目の前にいて、性的な欲望を隠そうともせずに健の腿に股間を擦り付け、背中に回した両手に力を込めて抱きしめようとする。

フットライトだけが点いた薄暗い部屋で白い肌をわずかに朱に染めて身悶える彩の姿は美しく、神々しくさえ見える。
「脱がせちゃう・・・肌と肌を直接くっつけたい」
健が身に着けたままのナイトシャツのボタンに手を伸ばして、一つ、また一つと外して脱がせてしまう。
しっとりとした二人の肌は隙間もなく密着して、身体だけではなく心も離れがたい気持ちになってくる。
アウッ、いやんっ・・・ヘアゴムで苛められている乳房の先端が健の胸に押し潰されると痛痒い刺激が予期せぬ形で襲い来る。
ウッ・・・健の存在を確かめるために背中に回した両手に力を込めて抱き寄せ、乳首が感じる痛さに幸せを感じる。

彩の腰を撫でていた健の右手が乳房を揉み始めると身体を精一杯伸ばして愛撫を全身で受け止めようとする。
「いぃの、痛痒くて気持ち良い・・・大好き・・・今は言わせて」
「オレもだ、彩の事が大好きだよ」
「ほんとう??本当なのね、信じる・・・抱いて、ギュッと抱いて。彩が健から離れられないくらい、きつく抱いて」
左手を背中に回し、右手で腰を抱いた健は体重を掛けないように横臥位になる。
「離れたくない・・・もっと、きつく。壊れるくらい力一杯抱いて・・・」
愛する人に抱かれると孤独感や不安が霧散して身体も心も温かくなる。

人は誰でも知られたくない秘密を持っている。
今、彩と健は秘密を共有している。
他人に知られては困る愛に心を震わせ、胸がしめつけられる思いに恋心を一層焦がす。
スリルは知らず知らずのうちに性感を刺激する。
「クククッ・・・彩の下腹部を何かがつついてる」
「スケベな彩を見て、二度は出来ないはずのムスコが元気になっちゃいそうだよ」
「ウフフッ、もう一度できるとは思わなかった。今度はゆっくりネッチョリしてくれるんでしょう??」
「もう入れて、これ以上は我慢できないって言うまで舐めまわしちゃうぞ」
彩は抑えきれない気持ちを発散するために健の髪に指を絡ませてクシャクシャにする。その手は背中を撫でて、肩を甘噛みする。
健は彩の乱れ髪を梳かして頬に指を添え、瞳の奥に宿る思いを覗き込もうとする。

関連記事

コメントの投稿

非公開コメント