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不倫 ~immorality~

想いを巡らす 17

チャイムの音がルームサービスの届いた事を知らせてくれる。
「いや、早く解いて。このままじゃ見られちゃう・・・お願い、早く」
「このままじゃ、まずいか・・・そうだな」
彩の焦る様子に合わせる気もない健は周りを見渡して、
「これしかないか・・・静かにしていれば大丈夫だからね、シィッ~・・・」
彩が投げ捨てたナイトシャツを拾い上げて肩にかけ、肘掛に乗せた右足も隠して人差し指を唇に押し付け、シィッ~っと静かにするように合図する。
「だめっ、左足が隠れてない。これじゃ丸見えだよ、何とかして、早く」
左足で宙を蹴る哀願を無視して再びシィッ~と、静かにするように諭してドアに向かう。

「お待たせいたしました。ルームサービスでございます」
ウェイトレスの声を聴いた彩は、同性に恥ずかしい恰好を見られるかもしれないと言う羞恥で全身を血が駆け巡った血が頭に上り、一瞬のこととは言え何も考えることが出来なくなる。
「テーブルにお願いします・・・」
ウェイトレスを向かい入れた健がサンドイッチとソーセージ、紅茶を受け取ると、
「筆はご用意できなかったので、この刷毛をお持ちいたしました。調理場で使っていた古い刷毛なのでご返却は結構でございます。きれいに洗ってございますので、ご安心ください」
「ありがとう」
彩は隣室とは言え、ドアもなく一歩でもベッドルームに入れば一糸まとわず大股開きの痴態を覗き見られと言う不安で、自分でも音が聞こえるほどの鼓動に平静ではいられない。
それでも必死に意識を集中して二人の会話と様子を探り、用を終えたウェイトレスが一刻も早く部屋出る様子がないかと耳を凝らす。
二人の会話に一瞬でも間が出来ると、ウェイトレスが彩のエッチな姿に気付いて見られているのではないかと不安で全身が熱を帯びる。
「ルームサービスは24時間お願いできるんだっけ??」
「はい、24時間対応でございます・・・何かございましたら、いつでもご用命ください。ありがとうございました」
「こちらこそ、ありがとう。ご苦労さま」
シュッ、シュッ・・・背後に感じるウェイトレスの気配がドアに向かう途中で止まる。
ドキドキ・・・彩に気付いたに違いない。ヘアスタイルからも紛う事なき女が、剥き出しの足を肘掛に掛けて座っているのだ、変に思われてもしょうがない。もしかして拘束する紐に気付いただろうか??激しい鼓動を止めることが出来ない。
全身から血の気が引くような悪寒に襲われる。
シュッ、シュッ・・・キィッ~、バタンッ・・・ハァ~ハァッ~・・・ドアが閉まる音を聞くと、やっと人心地がついて大きく息を吐き出す。

「ねぇ、いるの??いるんでしょう??答えて・・・返事して、お願いだから」
振り返ってドアに視線を向けても健の姿は無く、見られたかもしれないと言う羞恥と不安で居た堪れない気持ちになってしまう。
「あぁ、いるよ。サンドイッチが届いたから、そっちに運ぶね。待ってて・・・」
彩の焦った気持ちを気遣う風もなく、のんびりした声で答えが返る。

トレーごと運んで海側の窓近くにあるテーブルに置いて振り返る。
「気付かれなかっただろう、大丈夫だよ。素っ裸で両足をおっぴらいてルームサービスを迎えるとは思ってないから」
「うそ、気付いたと思うよ。帰る時、途中で足を止めて彩の事を見ていたもん。絶対に見られた・・・もしかすると、左足を縛られているのを気付いたかもしれない。まだドキドキしてる・・・」
「振り向いて確かめたわけじゃないんだろう??大丈夫だよ。どれ、確かめてみようか??」
彩の前でかがんだ健は、股間に指を伸ばす。
「いや、止めて。そんな処を触らないで・・・触られたくない」
顔を振り、必死の形相で抗議する彩の抵抗も両手両足を縛られていては健を止める術もなく、股間に伸びる指が割れ目に触れる。
「イヤッ、いや、笑わないで・・・笑っちゃ嫌だよ」
指が割れ目を開くまでもなくドロリと蜜が滴り落ちて、ウェイトレスに見られるかもしれないと言うスリルを予想以上に楽しんだ証を残す。

溢れる蜜を気にする風もなく指を引っ込めた健は、彩ごと椅子を抱え上げて海側の窓際に運ぶ。
「どうして位置を替えたの??悪戯を考えてるでしょう??」
「フフフッ、当ててごらん??」
立ち上がった健はコスモワールドに面した窓のカーテンを引き、フットライトを残して灯りを消してしまう。
「イヤンッ、えっ、スケベ・・・よく思い付くね、次から次へ。いやらしい、彩のアソコが僅かな明かりで光ってる」
港に面した窓から見える景色に灯りが少なく、窓は鏡のように彩の裸体を映して驚く表情さえ鮮明に見える。
掛けたままのナイトシャツを引き剥がし、後ろから抱きかかえながら股間に伸ばした指で割れ目を開く。
「きれいだな。窓ガラスの中に真っ赤なバラの花が一輪」
「クククッ・・・真っ赤なバラの花一輪って、彩の象徴なの??一度目のルームサービスで届いたよ・・・それにしても、彩のモノとは言えいやらしい」
「さっきは、どうだった??興奮しただろう??」
「言わないで、思い出すだけで冷や汗が出る・・・恥ずかしかったんだから」
「それだけか??」
「・・・正直に言うと、ドキドキして心臓が飛び出そうだったけど、アソコがグツグツ煮えたぎってるようで興奮した」
「ウェイトレスさんが帰る時に彩の事を見て驚いたようだよ。一瞬だけど、手を口に当てて声を出さないようにしてたみたいだから・・・どうぞ、見てやってくださいって言えば良かったかな??」
「いや、もう言わないで。冗談だと分かっていても恥ずかしい・・・本当にもう言わないで、お願いだから」
フフフッ、分かったよと言った健は、さぁ食べようと、ソーセージを掴む。
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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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