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M 囚われて

囚われて-3

見頃を首から抜き、左袖も脱がせたプルオーバーシャツを鎖に繋いだ右手に残し、
「ハサミで切ったりしたくないから、おとなしく協力するんだよ。分かったね」
コクンッと頷いた詩織は股間が熱を帯びたように熱くなり、それが伝染したように頬が火照る。
男は左手に手枷を填めて右手を外し、右手の腕に引っ掛かるプルオーバーシャツを脱がせて全裸にする。
「ヒィッ~、いやっ・・・だめ、許して」
自由になった右手で股間を隠し、背中を見せるように身体を捩ってしまう。
ダメだな、素直に見せてくれなきゃと言いながら再び右手を掴んで手枷で拘束する。左右の手を万歳の格好で頭上に繋がれた詩織は、股間や乳房を無防備に男の目に晒す。
ダメだ、こっちを向きなさい・・・背中を向けると、鋭い叱声が飛ぶ。仕方なく男に正対するものの羞恥に勝てず、両足を交差して股間を隠すと男はテーブルから黒い縄を取り出して詩織に見せる。
「縛って欲しいって催促しているとしか思えないな・・・どこを縛られたい??足??それともオッパイかな??」
「嫌っ、隠さないから縛ったりしないで・・・おねがい」
「きれいだ・・・私の言う通りにするんだよ・・・両足を開いて私を見なさい。前屈みにならない、胸を張って・・・そうだよ、それでいい」
全裸にされて天井につながる鎖に繋がれても、ベッドを共にしたいと思い催促に近い事を言う自分を抱く事がなかったという一点で、男に対する不安や恐怖が湧いてこない事を不思議に思う。

男の目に映る詩織は、時々見せる不安気な表情を必死に隠そうとして気丈に顔を上げ、手入れの行き届いた黒髪が胸まで垂れて清潔感を醸し出す。鎖骨の窪みが美しく、張りのある乳房の先端でツンと上を向く乳首が愛らしい。ウェストの括れから腰へ張り出すラインも申し分なく男の好みで、腿のムッチリ感や内腿から膝下にかけて隙間のできないのも良い。下腹部にも適度な膨らみがあり、秘所を隠す陰毛さえも清楚に見える。

忘れていた尿意が蘇り。詩織はもじもじと下半身を蠢かす。

「少し待っててくれる・・・用意するから」
エッ、何を用意するの・・・問いかけを口にする暇もなく、男は部屋を出てしまった。

素っ裸にされた上に自由を奪われ、怒りと嘆きが湧いてくるのが自然なはずなのに妖しい期待で身体の芯が熱くなってくる。
ホテルのロビーで急に立ち止まった詩織にぶつかった男に一目惚れだった。
三連休を控えて楽しく予定を話す同僚たちの様子に、一週間前に恋人と別れた寂寥感にいたたまれず自分を慰めようと考えていた詩織にとって、男はあまりに眩しく見えた。
一目見た瞬間に好みの男性だと感じ、大学を卒業して2年目の詩織が仕事以外で出会う男たちと違って、気負うことなく接する態度に抱かれても良いとさえ思った。その思いと昨晩からこの部屋で監禁されるまでの紳士的な態度を信じたいと未だに思っている。

「お待たせ・・・まだ、大丈夫だよね」
洗面器を手にして戻ってきた男は、詩織の尿意を知っているかのような言葉を掛ける。
「なに??洗面器をどうするの??・・・なに??何??」
詩織の声は震えを帯びて、下半身は一層切羽詰まったような動きをする。
「オシッコしたいんだろう??・・・我慢するのは身体に悪いからね。この中にしていいよ。私が持っていてあげるから」
「いや、出来ない。洗面器になんかオシッコしたくない。トイレに行かせて・・・お願い。早くっ・・・出ちゃうよ」
詩織の後ろに回った男は、手伝ってあげるよ、と言いながら右手に持った洗面器を股間に向けて左手で下腹部をヤワヤワと揉み始める。
「ウググッ、いやっ、そんな所を揉まないで・・・いやぁ~ン、出ちゃう、出ちゃうよぉ~」
「出せ、オシッコしちゃえ・・・楽になりなさい」
「イヤァ~ン、出ちゃう・・・見ないで、見ちゃいやだっ」
シャッ、シャァッ~・・・いやぁ~ン・・・バシャバシャ・・・詩織の悲鳴が閉め切った部屋で反響し、洗面器を叩く尿の音が響く。
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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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