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堕ちる

堕ちる・調教ー8

打ち合わせをする部屋に入ると紗耶香のセックスチェックに関わるメンバーは、瑞樹を除く四人がすでに集まっており席に着くと同時に前置きは一切なく進行する。

紗耶香は新田とカジノに来た時のようなエレガントな装いではなく、デニムパンツにプルオーバーを合わせたカジュアルな装いだ。安っぽく見えず、奥に秘めたエレガントさは損なわれていない。それどころかスポーティな装いが新たな魅力を引き出して一瞬、妬ましさが生まれる。
瑞樹が知る新田がこれまでスカウトした女性の誰と比べても魅力で劣る事がなく、いつもの事ながら新田の自分への愛情を信じて良いものかと不安を覚える。
デニムパンツを身に着けた事が、潜在的な不安から身体を守ろうとしているように思え、それは新田への思いの強さではないかと身構える。

カジノで紗耶香のアテンダントだった男が岡部と自己紹介の後
「紗耶香さん、今日は返済のための最終確認をさせていただきます。1500万円の返済について身体を提供して頂きます。先日、身体を確認させていただきましたがお客様も満足されるはずの素晴らしい身体です。カジノのお客様を対象としたオークション形式、あるいは定額で必要とする回数をこなすかを選択して頂きますが、それは今日でなくても結構です。今日は、ここにいる私を含めて男性3人、女性2人を相手にセックスをしていただきます。食事とギャンブルそしてセックスと言う人間の本質に関わり、本音が出る欲求を満たす事を目的としているクラブですので、どのようなお客様、言い換えればどのような嗜好に適合できるかを調べさせていただきます・・・よろしいですか??」
「はい、分りました」
紗耶香の声が震えを帯びているのは特に驚きではなく、最終チェックに臨めばよくある事なので誰も意に介さない。

その後も紳士的に、あくまで事務的に一通りの説明を終えた岡部は、紗耶香を促して隣室に通じるドアに向かう。

ギィッ~・・・バタンッ・・・6人全員が部屋を移動すると、紗耶香の後方で自由と拘束の境目の扉が重い音を立てて閉められる。
ヒッ・・・強制的に自由を奪うと宣言するような音に思わず声を漏らし、意外に明るい部屋の印象に眩暈がしそうになり、次の瞬間には身体が竦み目の前は霞がかかったように見えなくなる。
ドクドクッ・・・心臓は早鐘を打ち、視線を上げることも出来ず、部屋の様子を窺う事も出来ない。
崩れ落ちそうになる身体を支えてくれたのは受付で優しく対応してくれた瑞樹だった。
「大丈夫??・・・しばらく横になってもいいのよ」
瑞樹が好意で指さしたベッドは、四隅に金属製の鎖がセットされ、その先にはどう見ても手足用の皮製の拘束具と思しきものが付いている。
「いっ、いえ、結構です。大丈夫です」
おぞましいものを見て足元をふらつかせながらも気丈に答え、やっとの思いで視線を上げると天井と壁はほぼ鏡で覆われ、明るく感じたのはそのためだった。
天井からは何本も鎖が垂れ下がり、壁際には生贄を拘束するための十字架が設えられており、キャスター付きの椅子や木馬のようなものまである。
テーブルの上にはバイブやディルドに混じって浣腸器や用途も分からず、見た事もない紗耶香を辱めるための道具が並んでいる。
部屋の隅でひときわ異彩を放つ透明の壁で囲まれた場所は、透けて見えるバスタブとトイレが用意されている。

頭の中が真っ白になり、次の瞬間には鮮明な景色が現れて紗耶香は独りで想像を膨らませる。
強制的に椅子に座らされ、手も足も拘束されて自由を奪われて浣腸される。
いやも応もなく、拒否する事も出来ずに尻穴を犯した浣腸器が吐き出す液体を飲み込まされ、排出時には10個の好奇な瞳に見つめられながら生き恥をさらす事になるのだろう。

「どうしたの??熱があるんじゃないの??」
もう1人、ネームプレートバッジに妖子と書いてある女性が紗耶香を覗き込むようにして声を掛ける。心配してと言うよりも面白がっているように見える。
「えっ、いえ、大丈夫です・・・設備にびっくりしました」
「そうだよね、普通のラブホじゃこんなに充実してないもんね・・・特殊なラブホ、SM撮影なんかもできる所ならあるだろうけどね・・・行ってみたいでしょう、そんなラブホに。今度連れて行ってあげようか??」
「・・・・・いえ、結構です。私は・・・そんな、行きたくない」
「そう、そうだよね。但し、今はって事だよ・・・そんなに時間は必要じゃないよ、今日の調教が終わったら、連れて行って下さい。二人っきりで苛めてください、縛られたいって言いだすよ、きっと・・・賭けても良いわよ」

「クククッ、女性二人で紗耶香さんを怖がらせちゃ、この後がやりにくくなるだろう・・・こんな事は事務的に進めた方が紗耶香さんの心理的負担も軽くなるだろうから、さっさと始めようか」
「そうね、こんな可愛い子を見ると私の性癖が表に出ちゃうんだよね、ゴメン」
「私には考えられない事だけど、妖子さんは可愛い女性や美しい人を見ると嗜虐感を一層そそられるSなんだよね」
瑞樹の言葉に、そうだよ、貴女を餌食に出来ないのが悔しいと口走った妖子はわざとらしく手で口を覆う。
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