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堕ちる

堕ちる-10

ドアを開けて身体を引いた新田に促されるように部屋に入った紗耶香は振り返る。
アフッ、アウッ・・・ハァハァッ・・・ドアに新田を押し付けて唇を合わせ、挿入した舌を躍らせて擦り合った後は唾液を送り込んで荒い息を漏らす。
「熱いの、身体が熱いの、分かる??・・・逢いたかった。エッチな女は嫌いになる??」
言葉に表しきれない想いが瞳を真っ赤に染めてネットリと見つめ、新田の着るスーツのラペルをなぞるように指を這わせシャツのボタンを外して剥き出しになった乳輪を指先でなぞる。
「気持ち良い・・・打ち合わせなんかどうでも良かったんだよ。紗耶香に会いたかった。独りでカジノに行かないかと心配でしょうがなかったよ」
新田に出張などないし、独りでカジノに行った紗耶香が背負いきれないほどの借金をした事は予定通りだが、そんな事はおくびにも出さない。
借金返済のために素晴らしい身体を投げ出して金に替える踏ん切りをつけるためにとどめを刺そうと考えている。

乳輪をなぞっていた指が男の堅い乳首を摘まみ、唇をついばみ顎を甘噛みして首に舌を這わせる。
「好い匂い、新田さんの匂いがする。本当に私に会いたかったの??嬉しい・・・確かめさせて。ねっ、いいでしょう??」
乳首を摘まんでいた指がゆっくりと腹部を撫で下り、唇は乳輪の周囲を這い回り乳首を口に含む。
上目遣いに見上げる視線は新田でさえドキッとするほど艶めかしい。
臍の周りを撫でていた細い指がベルトを外してファスナーを下ろす。
「あぁ~ン、大きい・・・ズボンの上からでも分る。熱い・・・興奮している。嬉しい、会いたかったって言う新田さんの言葉を信じる・・・嬉しい。舐めても良いでしょう??」
脈絡もなく口をつく言葉に紗耶香の本心が見える。

明日のセックスチェックを終れば、いよいよオークションに掛けられて1500万円を回収するまで身体を差し出す事になる。
新田に注意されていたにもかかわらず、独りでカジノに行って返済しようのない借金を背負ってしまった。
同じようにして身体で返済する夏樹を見ても、哀れだとか不幸とは思わなかった。
むしろ、身体の奥底に隠れているセックスへの好奇心が這い出てくるような感じがした。
夏樹のように、複数の男にオモチャにされてみたい。普段の紗耶香はそんな欲求を紛らす術がない。
借金を背負った今、自らの意思に関係なく、やむに已まれぬ事情と言い訳をすれば満たされぬ思いを満足させることが出来る。
それは、新田に知られる事なく済ませたい。バギナだけではなく、アナルまでも犯されるのであれば、初めてのアナルセックスは新田に捧げたい。

そんな事を思いながらドアに身体を預けて寄りかかる新田の前で跪き、下着もろともズボンを脱がして宙を睨んでそそり立つペニスをパクリと口に含む。
ジュルジュルッ、ジュボジュボッ・・・わざとらしく音を立てて舌を絡ませ、顔を前後する紗耶香を見下ろす新田は瑞樹の言葉を思い出して口元を歪める。
<私と紗耶香さんの順が逆になっていたら・・・私がオークションに掛けられて、紗耶香さんがあなたとキスをする事になっていた??>
明日から旅行できると知って満面の笑みで送り出してくれた瑞樹を思い浮かべて、大切なのは誰かを改めて思い知る。

1500万円を身体で返済する事になっても紗耶香は不幸とは思わないはずだ。
自分で蒔いた種を刈り取る術を知っている。
目的を持ってキャバ嬢をしているし、何より未だ満足できないでいるはずのセックスへの好奇心を満たすことが出来るかもしれないと期待しているはずだ。

紗耶香の両脇に手を差し入れて立ち上がらせ、唾液が滴る口元に舌を這わせて舐め取り、そのまま唇を重ねる。
首に手を添えて背中に回した手を引き寄せ、上下の唇で挟んだ紗耶香の上唇に舌を這わせる。
両足の間に入れた右足で股間を擦り、背中に回していた右手で乳房を掬い上げるようにして揉みしだく。
「アウッ、アンッ、ハァハァッ・・・新田さんの先走り汁も混じっていたのに舐めてくれたの??」
「俺のモノなら構う事はない。シャワーを使ってないのにシャブッテくれたんだし・・・それより、ルームサービスを頼もうか??」
「時間は大丈夫なの??」
「大丈夫だよ。もしも、紗耶香を可愛がり過ぎて飛行機に間に合わなくなったらレンタカーを借りて明日の始業までに戻るさ」
「クククッ、嬉しい・・・だけど、無理させちゃ申し訳ないから早く頼んでよ、任せる。私はバスの用意をするね」

バスルームから洩れてくるシャワーの音に混じる紗耶香の鼻歌に口元を綻ばせた新田は、ディナーのセットメニューとシャンパン、ソーセージのグリルをオーダーする。
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