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彩―隠し事 13

岐路    

日曜日に帰宅した夫は接待ゴルフと称して二泊の不倫旅行の後ろめたさがあるのか、お土産は勿論の事、優子に対する言葉遣いや態度もいつもと違って仲の良かった頃に戻ったような優しさがある。
夫が明日以降も今と同じように接してくれればセックスがなくても二度と健志に会う事はないだろうと一縷の望みに期待する。

前夜の夫は昔と同じく優しかったし優子も健志と疚しい行いをしたことでもあり、月曜日は早起きをして心を込めた朝食を用意すると、今日は早く帰れると思うけど、外で会わないかと誘ってくれる。
不倫する夫と離婚を考えたこともあったが、今はそのようなことを全く思っていない。
何より、離婚というのは一大事業でこれほど面倒な事はないと言った友人の言葉を思い出し、惚れて一緒になった男、未練もあったし面倒な作業は一時棚上げすることにした。
優しさが一時の事で不倫を続けるようなら、結婚生活を続けるけれど私は私の幸せや楽しみ方を探せばいいと割り切ることにする。

月曜の出勤前、夫とデートすることを約束して待ち合わせ時刻は改めて確かめる事にする。
夫を見送った優子はノーパンのスカートスーツは止めて、いつものパンツスーツで出社すると仲のいい友人が、
「優子がどう思っているか分からないけど、パンツスーツの方が似合っている。活動的で男性に伍しても負けない出来る女に相応しい装いだよ・・・男を誘う時はスカートの方がいいけどね。金曜はすごく色っぽかったけど何かあった??」
「あるわけないよ・・・そんな事より仕事、仕事」

夫と待ち合わせての食事は二人とも隠し事を抱えていることでささやかな緊張感が漂い、不満や不安を口にするまいと決めているので新鮮な感じさえして穏やかな時間を過ごすことが出来た。
能弁とは言えないものの、これまでのぎくしゃくした関係にわずかな変化が出たことを夫は戸惑っているように見えたが、改めてお土産のお礼を口にすると納得したようだ。
付かず離れず、この緊張感は優子にとって心地良く、密かに隠れている彩が姿を現して秘めた想いを発散させる口実にもなるので都合がいい。
そんな優子の思いを知る由もない夫は上機嫌で久しぶりにカクテルを飲もうと誘う。
翌日は火曜日でもあり早めに切り上げ、帰宅後は互いの部屋に別れたがこれまでのような苛立ちは微塵も起こることがない。

週末まで仕事も夫との関係も含めて何事もなく時を刻み、これまでよりも互いを思いやる気持ちが強くなったと思うものの、距離が縮まる事はなく付かず離れずの関係が続く。
夫は二週続けて週末に出かける事はなく一つ屋根の下で淡々と過ぎ行く時間を穏やかに過ごす。

何事もなさそうに過ごしていた夫だったが、火曜日の出勤前、
「今日は遅くなるかもしれない」と視線を泳がせた。
「そうなの??大変ね、気をつけてね。夕食は??」
「多分食べてくると思う。ごめんね」
「うぅうん、仕事じゃしょうがない。私も働いているからよく分かるよ」
浮気を秘密にする大変さは私にも少しだけど分かるよ、と言いたくなるのを堪えて笑顔で送り出す。
恐らくは二泊の不倫旅行で盛り上がった二人が翌週を何事もなく過ごしたことでフラストレーションをため込み、どちらからともなく誘って平日のデートに至ったのではないかと想像する。
今のところは抑え込んでいるものの、彩が姿を現すことになっても夫の注意が不倫相手に向き、優子の行動を見るのが散漫になり悪い話ではないと思う。

夫とのセックスは勿論の事、10日近くも健志との淫猥遊びを思い出すことを恐れてオナニーを控えていた優子は、不倫相手とのデートを想像させる夫の言葉に刺激されて、久しぶりにスカートスーツで出勤することにする。
キャミソールを合わせて、前回と同じようにガーターベルトでストッキングを留めて姿見にスーツを着る前の姿を映してみると、ノーパンのせいもあってウェストの括れから腰を経て太腿に続くラインが強調されて艶めかしく、私は何を考えているんだろう、彩が姿を現すのを待っているのかなと思わずにいられない。

鏡の中の健康的な女性らしく適度な丸みを帯びた姿は密かな自慢でもあり、健志の言葉が蘇る。
重苦しく感じないようにシャギーを入れた髪や悪戯心を宿した瞳と意志の強さを示す顎のライン。水泳などマリンスポーツを好む証拠のような上半身、ウェストの括れから腰を経て太腿に続くムッチリとしたライン、後ろ姿も凛として格好いい。オレが一目惚れする要素を形にすれば、彩がそれだよ。
どちらかと言えば太りやすい体質だと思うけど、それはヨガやバスソルトを愛用するバスタイムで自制心を働かせている。
「ウフフッ・・・なかなかのものだよ、優子。あなたの分身、彩が優子の素晴らしさに改めて気付かせてくれた」
仕事やほとんどの人間関係などは優子、成人した人間にとって重要なセックスライフは彩。許される範囲で二人を自在に使い分けようと心に決める。
先日と違って下着を穿くもののスカートスーツで出勤するのは決意の証。

「どうしたの、優子。昨日は淑やかで優雅なパンツスーツで今日は男を求めてアソコを濡らすスカート姿」
「えっ、バカな事を言わないで・・・クククッ、下着を穿いてないから昂奮すると滴る蜜が腿を伝って気持ち悪~い」
「キャハハッ、優子のエロイ冗談は久しぶり・・・男が見つかんない時は私がホテルに付き合ってあげようか??女同士もいいかもよ、優子と一緒ならうちの亭主は許してくれるだろうし・・・ベロベロ、ジュルジュル舐めてあげるよ」
「今日、会う予定の男がダメな時はお願いしようかな・・・舐めるだけじゃダメ、満足できない。クリもいいけど、最後は中でしっかり決めてくれないと」
「まさか??・・・ほんとうなの??男ってご主人じゃないでしょう??優子も??・・・そうなの??浮気してるの??」
「そんなわけないよ。私にそんなことが出来ると思う??」
「そうか、そうだよね、安心した・・・いつか二人で旅行したいと思わない??」
「いいね、約束だよ。忘れたら怒るよ」
いつか、優子と彩を自在に操れるようになれば、女二人のエッチな旅行をするのもいいかなと思う。

「もしもし、私の事が分かる??」
「分かるよ。今日か明日かって一日千秋の思いで連絡を待っていたよ」
「この間のホテルのロビーにいるんだけど、今日はあまり時間がないの」
「分かった、10分ほどで行くよ」

彩―隠し事 12

交錯   

一睡もしてないはずなのに眠気を感じる事はなく、駅に向かって下り坂を歩く優子は周囲の景色を楽しむ余裕さえある。
落ち着いた雰囲気の住宅街らしく道路の左右の家々は木々の緑が爽やかに生い茂り、ワンコ散歩を楽しむ人や仲良く歩く老夫婦、健康のためにジョギングをする人など土曜日の朝らしい景色が広がっている。
爽やかな土曜の朝、すれ違う人たちがスカートの中はガーターベルトに留めたストッキングだけで大切なアソコを守るモノを着けていない事を気付いているだろうかと思うと自然と笑みが浮かぶ。

「おはようございます」
「おはようございます。風が気持ち好いですね」
ゆっくりと坂道を登ってくる散歩中らしい老夫婦と挨拶を交わすと心の隅にわずかにあった後ろめたさが消し飛んで足取りが軽くなる。
それは決して下り坂のせいだけではなく、健志と抱き合ったのは彩であって優子ではないと自分に言い聞かせたせいでもある。
健志との関係を今後どうするかは時間をおいて、冷静になってから改めて考えることにして今日は家中の掃除をして夕食は外で思い切り贅沢をしようと決める。
不倫旅行を楽しんでいるはずの夫が脳裏をよぎっても、これまでのように苛立ちを覚えたり不安になったりすることがない。

ホームに滑り込んできた電車は空席が目立ち平日の混雑ぶりを想像すらできない。
座席に座ると背中越しに感じる陽光が眠気を誘い、穏やかな気分で目を閉じると健志との淫靡な遊びが蘇る。
椅子に座ったまま手足を縛られて真っ暗闇の中でアソコをグチャグチャに濡らしたことを思い出すと、下着を穿いていない股間を晒すまいとして行儀良く座っているはずの膝に力を込める。
羽毛の愛撫を待つまでもなく、不安と期待が予期せぬ愛撫となって恥ずかしいほどに股間を濡らしていた。
アッ・・・その状況を思い起こすとアソコがジュンと蜜を滴らせて思わず声を漏らしてしまう。
何事かという表情で前に座る若いカップルに見つめられ、恥ずかしさを誤魔化すためにゴホンッと大袈裟な空咳をする。

「おはようございます」
自宅の最寄り駅で下車して商店街を歩いていると店の前を掃除している店主に声をかけられる。
「あっ、おはようございます」
「優子さん、土曜なのに仕事ですか??頑張るね」
「仕事の資料を忘れちゃったから取りに行ってきたの。出社の習性でスーツ姿でね・・・失礼します」
大した事ではないものの平然と嘘を吐ける自分に驚いてしまう。
人の顔色を見ると言うほどではないものの、対人関係を自分から混乱させる事を好まず生きてきた優子は平然と嘘を吐くなど考えた事もなかった。
心の奥に潜んでいた彩が姿を見せたせいだろうか??優子には出来ない事も彩は平気で出来るのだろうか??
電車の中で健志との思い出に浸って股間を濡らし、そのまま拭き取る事もせずに違和感を半ば楽しみながら帰路につく自分の大胆さに優子は呆れてしまう。

シャワーを浴びもせず、身体に残る健志の痕跡を愛おしく思いながら家中の掃除を終える頃は夕方近くなっていた。
浮気旅行中の夫に関わりのある品物もこれまでと違って抵抗なく掃除することが出来たのは、優子にも隠し事が出来たせいなのかと思うと自分の大胆さに驚きを感じてしまう。

今までの私は人間関係に遊びの部分が少なすぎたかもわからない。一度の浮気・・・それだけじゃない、一度、違う二度の秘密クラブと見知らぬ人たちの視線にさらされて下着姿で縛られたこと。たった、これだけのことで夫の浮気を許すことはできないけれど、今までよりも冷静に向き合うことが出来る気がする。

掃除を予定通り終えた優子は、これも予定通りに贅沢な夕食を摂ろうと思うものの洒落たレストランで独りと言うのも気が進まないので食材とワインに贅沢をして家で食べることにする。
料理が好きな事もあって面倒と思う事はなく、普段は使うことのない食材の調理は楽しくさえある。
好きな歌を聴きながら味わう夕食は身体の中を爽やかな風が通り過ぎるような心持ちになり、こんな時間がいつまでも続くことを祈らずにいられない。

時間の経過と共に健志の記憶が風化することを恐れた優子は、明かりを消して薄暗くした風呂にいつもよりゆっくり入る。
元々、バスタイムが好きな優子はバスソルトを入れたバスタブに浸かり、目を閉じると、またしても健志の顔が鮮明に蘇る。
健志は彩に向かって、「可愛いよ」と囁き、その瞬間、股間にジュンと滲み出る感触があり、彩に変身した優子は指を伸ばす。
お湯の中でも滑りをはっきりと感じられて、誰もいないのに頬を赤らめる。
「イヤンッ・・・クチュクチュしちゃう」
ヌチャヌチャ、クチュクチュッ・・・ウッウッ、ウゥッ~・・・秘めやかな喘ぎ声が漏れて、風呂の湯がピチャピチャと静かに波打つ。
右手を股間に伸ばしたまま左手を胸の膨らみに添えてヤワヤワと擦り、乳輪をなぞる。
くすみがなくピンクの乳輪は淑やかな優子に似つかわしく、我ながら可愛い乳輪と乳首だと思う。
クチュクチュ・・・ウッウッ・・・だめっ・・・乳輪をなぞっていた指が乳首を摘まむと艶めかしい吐息を漏らして健志の表情が一層鮮明になる。

閉じた目を開けて健志を追い払い、両手を乳房に添えて感触を味わい下腹部から太腿へと撫でおろす。
友人たちが、「優子が羨ましい。染み一つない白い肌は張りがあって清潔感が溢れて健康的だし、何より後ろ姿が自信に満ちている」と褒めてくれる身体は何もしなくて維持できるわけではない。
バスソルトを入れたお湯にゆったり浸かってその日の疲れを翌日に残さないようにするし、スクラブとしてデトックス効果も求めている。
ヨガとマリンスポーツに興じるのも趣味と実益が得られるし、歩く時も足を引きずるような格好にならないように注意している。
そんな事を考えると、この身体を褒めてくれた健志の事が思い出される。
記憶から取り除こうとするわけではないものの、時間をおこうとすればするほど色々な事が思い出されて記憶が鮮明になってくる。

堕ちる

幸子の悲劇-23

椅子の肘掛けにM字開脚の格好で縛られた幸子は情け容赦なく衣服を引きちぎられて下着姿にされ、両手も拘束された哀れな姿で嬲りものにされるのを待っている。
「幸子、しばらく私が遊んであげるからね。幸子は男たちが準備するのを見ていなさい」
椅子の背後に立った妖子は乱れた髪に手櫛をいれて整え、耳をサワサワと撫でて首に指を這わす。
産毛を起こされるような快感にうっとりしながらも、妖子の言葉に不安を覚えた幸子が目を閉じると一寸先も見えない暗闇を彷徨う自分を発見し、不安で目を開けると天井から下がる鎖を点検し、テーブルに縄やバイブを準備する男たちの様子に腹の底から酸っぱいものがこみ上げるような不快感が沸き上がり、身体が細かく震えて血の気が引いていく。
「どうしたの??何も心配する事はないんだよ。商品として提供された幸子が、お客様に満足していただくように訓練するだけだよ。吟味した商品として提供された方がいいでしょう??」
言葉による甚振りとしか思えない囁き声が愛撫となって幸子を混乱させ、意地の悪い言葉が被虐心をかきたてる。

幸子の視線の先では男が包装を解いたニップルクリップをテーブルに置き、それに合わせて妖子の指がブラジャーに潜り込んで乳首を摘まんで捻り上げる。
「ウッ、ウググッ、クゥッ~・・・」
顔を顰めて眉間の皺を深くする幸子を覗き込む妖子の表情に笑みが浮かび、
「可愛い、その辛そうな表情は嗜虐癖を持つお客様を満足させそうだね。幸子は最高の商品になる」
「商品だなんて・・・・・」
「甘えるんじゃないよ。幸子の身体は、亭主の作った借金をスケベな男たちに差し出して返済するための商品。但し、返済を終えた幸子は亭主に離婚届を突きつけるという事だから、その後は幸子次第だけど面倒を見るから心配しなくてもいいよ・・・いつまでも身体を使えとは言わない」
何度も同じ内容の話を聞かされた幸子は、それが励みになりつつある。

フグッ、ウググッグゥッ~・・・妖子の手でボールギャグを噛まされた幸子は、三人の男たちの三十本の指で全身をまさぐられて息を荒げる。
乳房を揉みしだき股間や足を撫でまわす六本の手は誰のモノとも分からず、柔肌に与えられる淫靡な愛撫はいつ果てるともなく続けられる。
ウゥ~ウゥッ~、ウグウグッ・・・何かを言いたげに真っ赤に染めた瞳が男たちを見つめ、ボールギャグを咥えさせられた口から涎が滲み出る。
「あらっ、好い女は意に添わず垂らした涎さえも色っぽい。あなたたちは舐めたいと思わない??啜ってもいいわよ」
ズルズルッ、チュルチュルッ・・・ウググッ、ヒィッ~・・・男の一人が顎にまで滴る涎を舐め取り、音を立ててボールギャグに吸い付くと、幸子は羞恥で真っ赤に染めた顔を左右に激しく振って嫌々をする。

ブ~ンブ~ン、ヴィ~ンヴィ~ン・・・三人の男は手に手にバイブとローターを持って幸子に取りつき、所かまわず刺激して幸子の反応を見ながらピンポイントに操作し始める。
ウッウゥゥ~、クゥッ~・・・バイブの刺激によるものなのか、三人の男に嬲られながら卑猥な振動音を聞いている状況に酔っているのか、幸子の口から艶めかしい声が漏れる。
両手両足を椅子の肘掛けに拘束され、守る術もない股間と胸の膨らみをバイブで刺激され続けると、より深い快感を求めて精一杯の努力で股間と胸を突き出そうとする。
「クククッ、あなたたちの愛撫じゃ満足できないって幸子は不満のようよ・・・道具を替えてみる??」

男の一人が妖子から電マを受け取り幸子の目の前でスイッチを入れる。
ヴィ~ン、ヴィ~ン・・・重々しい振動音が響き、見つめる幸子の表情が強張る。
「何か言いたいの??・・・猿轡を外してあげる」
「電動マッサージ機でしょう??これでどうするの??マッサージしてくれるの??」
「そう、マッサージしてあげる。オッパイやオマンコをね」
「こんなので遊ばれたくない。ローターや普通のバイブなら我慢する、電マは許して・・・嫌、いやっ・・・だめぇ~」
「クククッ・・・電マを使うとどうなるの??経験がありそうだね」
「主人がビンゴの景品でもらってきたことがあったの。いやだって言ったのに無理やり・・・あの時の事は思い出したくない、許して」
「いいわよ、言わなくても。試してみましょう・・・始めて」

ブ~ンブ~ン、ヴィ~ンヴィ~ン・・・両手を縛られて守る術のない乳房に先端部分を細かく振動させる電マが近づき、男の指の動きに合わせて強くなったり弱くなったりする振動から幸子の視線は逃れることが出来ない。
ヴィ~ンヴィ~ン・・・振動音の弱くなった電マが乳房の麓にツンツンつつくように触れると、「アンッ、いやっ・・・」と、艶めかしい声を漏らす。
ブラジャー越しとはいえ振動はピンポイントで刺激するわけではなく、乳房がキュンとなりゾワゾワする快感が全身に広がる。
膨らみをつついたり押し付けたり、振動が強くなったり弱くなったりと一本の電マが幸子の身体と気持ちを自在に操る。
「アウッ、グゥッ~、ウググッ・・・いやっ、こんな事」
唇を噛んで目を閉じ、縛られた両手の指が白くなるほど握りしめて襲い来る快感を堪える幸子を見る妖子は口元を緩め、残る二人の男に目配せをする。
三人の男が持つ電マが、ブ~ンブ~ン、ヴィ~ンヴィ~ンと淫靡なハーモニーを奏でる。
「いやっ、ダメッ、許して・・・ヒィッ~、我慢できなくなっちゃう」
「うるさいわね。これを咥えてなさい」
再びボールギャグを咥えさせられた幸子は真っ赤に染めた瞳を妖子に向けて激しく顔を振る。

彩―隠し事 11

情交   

食品ラップで自由を奪われた両手の指を握ったり放したりしても切なさが増すばかりで、椅子の肘掛けに縛られた両足の付け根は見なくても分かるほど愛液が滲み出ている。
「可愛いよ、彩。言葉を口にしなくても、真っ暗闇のため表情は見えなくても彩の心がオレに気持ちいいって語り掛けてくれる」
「うん、恥ずかしいくらい気持ちいい・・・チンチンを入れて。我慢できないの・・・このままだと狂っちゃう・・・抱いて」
椅子に拘束したままの彩のバギナに猛り狂うペニスを押し当て、十分に馴染ませた健志はグイッと腰を突き出す。
「あぁ~ン・・・これが欲しかったの。健志が気持ちよくなるようにして。健志に悦んでもらいたい」
クゥッ、ウッ・・・生温かい膣壁はウネウネ蠢いてペニスを奥へ引きずり込み、成熟した女性の柔らかな肌は蕩けそうなほど心地良く、暗闇に健志の吐息と彩の喘ぎ声が艶めかしく響く。

「ウッウッ、クゥッ~・・・すごいの、彩のアソコが押し広げられて奥を突かれてる・・・久しぶり、温かくてオモチャよりも気持ちいい・・・」
椅子に縛られた手足の拘束を解かれた彩は、健志につながったまま抱きかかえられてベッドに運ばれ、官能の急所を刺激される。
ギシッギシッ・・・「アウッ、ウッ、いやっ」、「こんな彩を抱かない男がいるなんて信じられない。こうして頬に触れるだけで、可愛い彩のすべてが見える」
ベッドの軋み音さえも艶めかしく聞こえる真っ暗闇で抱き合う二人は、相手をもっと知りたいという思いが募り、互いの身体を撫でまわして何度も何度も唇を重ねる。
唇から洩れるのはキスに興じるヌチャヌチャッ湿った音と、悦びを表現する喘ぎ声や甘い吐息で、それもまた相手の心を刺激して深い快感を与えてくれる。

「上になる・・・上になって彩が健志を責めるの」
健志は彩を抱きかかえてそのまま騎乗位に変化し、彩は暗闇で乱れた髪を掻き揚げて腰を上下し、「ハァハァッ、すごい。健志のモノが子宮をつつく」と息を荒げる。
「彩が上になってもピタリと嵌まる。初めてとは思えないほど、しっくり馴染んで懐かしささえ感じる」
「あぁ~ン、ダメ・・・気持ちよすぎて続けられない」
跨いでバギナの奥深くに健志を飲み込んだまま俯くと髪が胸をくすぐり、それさえもが新たな愛撫となって快感を深くする。
「すごいよ、彩は。髪の毛も愛撫の道具にするんだから・・・」
「だめっ、もう続けられない」

繋がったまま身体を起こして対面座位に変化した健志は、灯りを点けるよと囁いてリモコンを操作する。
「あんッ、眩しい・・・いやン、そんなに見つめないで、恥ずかしい」
「どうして??彩の何処が好きかと聞かれたとき、艶のある黒髪と悪戯心を宿した瞳はオレの好みのど真ん中だし、意志の強さを宿す顎のラインも好きだって言ったろ・・・見せてくれるね??」
「いじわる・・・その時、オッパイは見えないって言ったけど、どうなの??オッパイも気に入ってくれた??」
「雪のように白くてタップリとしたオッパイがツンと上を向いて格好いい。エッチな彩なのに丁度いい大きさの乳輪も先端も、くすみがなくてピンクで可憐。大きすぎず小さすぎず、オレにはちょうどいい量感だよ」
「ほんとう??信じる・・・主人以外の人とこんな事をするなんて昨日まで考えたこともなかった。噛んで、健志に噛まれて夢じゃないって確かめたい・・・」
髪が多くて重苦しく感じないようにとシャギーを入れたスタイルもスポーツ好きの彩に似合い、軽やかな雰囲気を醸し出して心地良い。
のけぞる彩の身体を左手で支え、右手で乳房を掬い上げるようにして乳輪を舌先がなぞり、漏らす吐息が艶めかしく変化するのを待って先端を口に含んで甘噛みし、引っ張ったり捻ったりと変化させる。
「アンッ、痛痒くていい。健志の愛撫は初めてっていう感じがしない。何度もこうしてエッチしていたような懐かしさを感じる」

「ウッウッ、いぃ、もっと痛くされたい」
柔らかな先端が固くしこり、喘ぎ声を漏らすだけではなく健志の背中に回した手に自然と力がこもって肌に食い込む。
「痛いっ」、「ごめんなさい・・・噛んで、乳首がもげるほど噛んで欲しい」
健志は甘噛みする歯にゆっくりと力を込める。
「痛いっ・・・もっと・・・もっと強く、彩は悪い女。彩を罰してほしい」
乳首に歯の痕が残るほど力を込めた健志は
「彩がご主人以外の男とエッチする悪い女って事なら、オレはどれほど悪い男なんだろうな??」
「あっ、そうか。それじゃぁ健志に申し訳ないね。浮気する主人が悪くて彩は悪くない事にしよう。それなら健志も悪くない・・・ウフフッ」
健志はムッチリと女性らしい肌に吸い込まれそうな感触に目を細め、彩はバギナを押し広げるペニスの温かさに酔いしれる。


シャワーで汗と共に卑猥な思いを洗い流した彩は素肌に健志の青いシャツだけを着け、飲み物を用意するよと言う後ろ姿に穏やかな視線を向ける。
「あったかくて飲みやすいけどアルコール度数は結構高いから気を付けてね」
「うん、ありがとう」
受け取ったグラスを口に運んだ彩は、
「本当だ、牛乳の味がして飲みやすいけど喉にキュッと来る・・・美味しい、身体が温まる。ねぇ、何て言うカクテルなの??」
「ホット・カルーアミルク。カルーアっていうコーヒーリキュールにミルクを加えたカクテルだよ。普通は氷を入れるんだけど、ホットにすると身体が温まるし気持ちが穏やかになるような気がして好きなんだ」

ソファを背にして床に座り込んだ二人は静かにカルーアミルクを飲みながら穏やかに過ぎゆく時間に浸り込む。
言葉は必要ない。
言葉を口にすると二人の関係が壊れそうな気がする。
カルーアミルクが冷えてしまうほど時が過ぎ、グラスを傾けて飲み切った彩は、
「彩は帰る」、強い決意を言葉に滲ませて健志の顔を見ることなく正面を見つめたままつぶやく。
「そうか」、健志もまた顔を見ることなく正面を向いたまま言葉を返す。
「健志と彩の関係は彩に任せてくれるんでしょう??健志とのことを一度の過ちって言いきる自信はないけど、しばらく考えさせて欲しい」
「うん、分かった。彩の出す結論が彩にとって一番いいことだと思う。それが、どんな結論でもオレは彩の味方だよ・・・送らないよ。未練が残るからね」
「うん・・・」
ストッキングにスカートスーツの中はノーパンと言う、この部屋に来た時の姿に戻った彩は静かにドアに向かう。
チュッ・・・ドアの前で見送る健志の頬にキスをして、
「少しでいいから未練を残して。一度の過ちなんて思われるのは寂しい」
バタンッ・・・ドアは無情な音を残して彩と健志の間に強固な壁を作る。

彩―隠し事 10

暗闇    

黒いシャツを脱がせてガーターベルトとストッキングだけの姿にした彩の両足を食品ラップフィルムでひじ掛けに拘束し、同じようにして背後で両手の自由を奪った健志は窓用シャッターを下ろし、部屋の灯りをすべて消してしまう。

「どうして、怖い・・・健志がこんな事をすると思わなかった。ドキドキして心臓が破裂しちゃいそう・・・」
真っ暗闇に彩の震え声だけがむなしく響く。
「ねぇ、何とか言って。怖いの・・・何も見えないし、動くことも出来ない」
彩の言葉が途切れると一瞬が永遠に続くかと思うほどの静寂が部屋を覆う。
「ハァハァッ・・・イヤッ、だめ・・・これまで愛撫と言えば指や舌でされるものと思っていたけど、秘密クラブで恥ずかしい姿を見られて視線による愛撫がある事を知って昂奮したの」
「性的快感は触覚や視覚のように何かを感じて芽生えるだけじゃない。刺激を何も与えられなくても想像で昂奮することもできる。誰もが持っているものじゃなく、想像力や感覚の豊かな人が有する快感だと思うよ」
「ハァハァッ、だめっ・・・健志が新たな悦びを教えてくれた。何も触れずに何も見ることなく音も聞こえず、何もしない愛撫でアソコが濡れちゃう。ドキドキする胸が破裂しそうなほど昂奮するし、健志のチンチンが押し入る瞬間を想像して狂っちゃいそうになる。彩が昂奮しているのが分かる??ねぇ、彩の昂奮を感じてくれている??」
「伝わるよ、彩の息遣いだけじゃなく鼓動も伝わる。眼を閉じると彩の胸でドクドクと全身に血を送る心臓の動きを感じることが出来るよ」
「すごい、彩のすべてが健志のモノ。彩は健志の思い通りに操られるの・・・幸せ、こんな快感は初めて」

ハァハァッ・・・キュキュッ、ギシギシッ・・・荒い息遣いと共に自由を取り戻そうとしてラップフィルムが擦れる音と椅子のきしむ音が真っ暗闇で不気味な音を立てる。
永遠に続くかと思う暗闇が卑猥な気配を湛えて彩の身体にまとわりつき、わずかな変化を感じ取ろうとして感覚が鋭敏になる。
裸足の健志がわずかに移動しても彩は気付くはずもなく、首筋に吹きかけられた息に、ヒィッと悲鳴を上げる。
「イヤッ、今のは健志でしょう??何か言って、お願い・・・心臓が破裂しそうなほどドキドキする」

影すらできない真っ暗闇とは言え恐怖と不安で悲鳴を漏らし、息を荒げる彩の位置は健志には手に取るように分かる。
「ヒィッ~、なに、何??健志なの??健志でしょう??」
伸ばした指先が彩の肩を突くと悲鳴を上げて椅子を倒さんばかりに暴れて、すぐに静かになる。
静かになると言っても身体の動きが止まっただけで息遣いは一層荒くなり、閉じることも出来なくなった口からハァハァッ、ゼェゼェと苦し気な息が漏れる。

健志の指は暗闇でも見えているかのように無駄なく動き、肩から背中を撫でて首筋を刷いていく。
「ウググッ、クゥッ~・・・いやっ、怖いのにゾワゾワする。怖いのか気持ちいいのか分からない・・・アウッ、いやぁ~ん。変な感じ・・・」
健志の両手が耳を弄り、二つの穴に侵入した乾いた指が優しく蠢くとその刺激が得体のしれない音となって脳を騒めかす。
健志の指が撫でたり突いたりする刺激や耳を弄られ、首筋や髪の生え際を刷くように指が這い、息を吹きかけられると不安を表していた声が艶めかしい喘ぎ声に変化して椅子の軋み音さえ色っぽく聞こえ始める。
健志の指の動きが止まった刹那、「アンッ、だめっ」と艶めいた声を漏らす。
「どうした??」
「えっ、うん・・・どうもしない」
「正直に言わないと、いつまでもこのままだよ。朝になってもシャッターを下ろしたまま、お腹が空いてもこのまま。オシッコしたいと言ってもトイレに行かせないよ・・・正直に言いなさい」
「・・・・・笑わないでね。アソコがジュンとなって蜜が滲んだみたいなの。恥ずかしい」
「恥ずかしい事なんかないよ。彩は感度がいい証拠だし、真っ暗闇のスリルが性感も敏感にしたんだろう・・・滴る蜜を見せてもらうよ」
「いやっ、恥ずかしい。暗闇のままだと怖いし不安。灯りを点けて欲しいの、お願い・・・だめ??」

健志は返事をせずに何やらゴソゴソと探し始めたようで、その音が彩の不安を大きくする。
「ヒィッ~、なに??いや、恥ずかしい」
ペンライトの灯りが彩の股間を照らし、割れ目に滲む蜜がキラキラと虹のような輝きを放つ。
「ほう、彩の言う通りだ。スケベなマンコが嬉し涙を滲ませてキラキラ光っているよ。この輝きを彩に見せてあげられないのが残念だよ」
「恥ずかしい。真っ暗闇にアソコだけが浮き上がって見えるんでしょう??彩の存在がスケベそのもののようで恥ずかしい・・・ハァハァッ」
「恥ずかしがる彩の顔を見せてもらおうか」
股間を照らした灯りが恥丘から下腹部を経て臍を照らし、胸の膨らみの全容を見せつけて首を明るく染め、羞恥で顰めた顔を照らし出す。
「アンッ、眩しい・・・やめて、そんなに照らされると眼が・・・」
「医療用ペンライトだから大丈夫だと思うけど・・・やめようか」

再び部屋は闇に戻る。
サワサワ、サワサワ・・・「ヒッ、なに??健志なの??それとも、虫??」
棒の先についた羽毛が闇の中で彩の身体を這いまわり、繊細な動きにくすぐったいと思ったのは一瞬の事で、羽毛に逆なでされると身体中の産毛を起こされて毛穴が開くような得も言われぬ快感が湧いてくる。
「ハァッ~、なに、どうしたの??・・・彩の身体は変、おかしくなっちゃう」
優子の身体の奥に隠れていた卑猥な思いの正体が彩となり、サワサワ、ザワザワと刺激する羽毛が正体の源泉を解放しようとする。
文字通りのフェザータッチによる快感は心を解し、性的な刺激に敏感になった身体は健志に十分な満足を与えられないと納得しないだろうと思い知る。

サワサワ・・・アンッ、イヤッ・・・ギシギシッ・・・羽毛は左足の内腿を這いまわり、鼠径部や割れ目に沿って上下し彩の股間は滴る蜜が甘い芳香を放ち
暗闇でもはっきり分かるほど欲望を露わにする。
左腿から右腿に移動した羽毛は一層繊細な動きとなって彩をじわじわと快感の頂上に追い込んでいく。
「アッ、アッ、クゥッ~、たまんない・・・正体の分からないフワフワしたモノに嬲られて気持ちよくなるなんて・・・アワワッ、くぅっ~、もっとぉ」
間断なく響く喘ぎ声を聴いて暗闇で目を細める健志が操る羽毛は、胸の膨らみを頂上に向かって蛇行しながら上っていく。
サワサワ・・・「いいっ、たまんない。気持ちいぃ」、ギシギシッ・・・
真っ暗でも這いまわる羽毛につながる棒を通じて彩の存在を知り、可愛い喘ぎ声が彩の悦びの深さを教えてくれる。椅子の軋み音が彩をもっと気持ちよくさせてあげなさいと催促する。
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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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