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エイプリルフール

エイプリルフール -3

ジュル、ジュルジュルッ・・・男は前触れもなく花蜜を溢れさせる源泉にむしゃぶりついて啜り上げ、鼻孔の奥深くで性感をくすぐる甘美な匂いに酔いしれる。
「イヤッ、やめて・・・シャワーの後で・・・きれいな私になってから・・・」
ピチャピチャッ、ジュルジュルと蜜をすすり花弁を舐めまわす音は止むことを知らず、止めてと言うアユの声は聞き入れられる様子もない。

シャワーを浴びなきゃダメかと聞き、構わないと云う男が股間を啜ると、きれいにしてから愛撫をして欲しいと言を左右にしてアユは自分の意思さえ制御できずにいる。
男の愛撫に熱が入り、膣口に突き入れた舌が二度三度と出入りを繰り返してクリトリスまでゾロリと舐め上げる。
ヒィッ~、すごいっ・・・アユは止めてと言った舌の根も乾かない内に男の肩に置いた手を頭に移動して身体を支え、髪をクシャクシャにして襲い来る快感を堪えて愛液が溢れる股間を押し付ける。
「ハァッ~、たまんない・・・ごめんなさい、シャワーできれいにする前なのに舐めてもらって・・・ウッ、ウゥッ~、気持ちいぃ」
「気にする事はないよ。オッパイ丸出しでパンツも脱いだ隠し事のないアユを目の前にしてるんだから、オレも正直な気持ちで接してる・・・嫌なら止めるけど」
「止めて欲しいなんて思わない。恥ずかしいけど、すごく嬉しいし気持ちいぃの・・・あなたをオシャブリしたい、我慢できなくなっちゃった・・・」

芸術を愛して笑顔で男を魅了するアユは嫋やかな立ち居振る舞いと、手入れの行き届いた艶のある黒髪が肌の白さを際立たせて清楚な雰囲気を醸し出す。
その黒髪は額の汗にまみれて淫靡に張り付き、今は妖艶な魅力を振りまく。

立ち上がった男に抱きかかえられたアユはズボンの前立てに沿って指を這わせ、興奮した証を確かめて嬉しそうに微笑む。
男のシャツを脱がせて乳輪をなぞり、堅くて小さい乳首を甘噛みして視線を絡ませる。
じっと見つめたまま甘噛みに力を込めて男の顔が歪むと会心の笑みを漏らし、両手を男の身体から離すことなく撫で下ろして蹲り、ファスナーを下ろしてズボンを引き下ろすと静かな衣擦れの音が淫靡に響く。

ジジジッ・・・シュシュッ・・・ウフフッ、大きい・・・ピチャピチャッ・・・いきり立つペニスの存在を確かめるように指でなぞり、下着越しに音を立ててしゃぶりつくアユは上目遣いに男を見つめる。
「ウフフッ、スゴイことになってるよ・・・脱がしちゃおうかな」
「アユの女の子をペロペロするとグジュグジュに嬉し涙を流すだろ、オレだって興奮するさ」

下着を脱がされるのを待った男はアユを抱きかかえるようにして倒れ込み、身体を入れ替えて横臥位でシックスナインの体勢になる。
「コラッ苦しいだろう、毛まんじゅうが口と鼻を塞いで息が出ないよ」
「いやっ、毛まんじゅうなんて言わないで、可愛くないもん・・・アンッ、そこをそんな風にされると・・・チンチンが涎を流してる。オシャブリして欲しいの??」

あんっ、ヒィッ~・・・クリトリスを温かい口に含んで頬を縮ませるほど吸い上げると悲鳴にも似た喘ぎ声をあげて、室外に声が漏れるのを恐れて自らの手で口を押さえる。
「ヒィッ~、いぃの、好き、大好き・・・オシャブリしたいのに・・・ごめんなさい」
小陰唇を咥えて顔を左右に振ると悲鳴交じりの悦びの声を張り上げて目の前のペニスを掴み、舌先がクリトリスの先端を叩いて温かい口に含むと火傷するかと思うほど熱い怒張に舌を絡ませる。
ジュルジュルッ、ジュルジュル・・・フェラチオは長くは続かず、
「ダメ、我慢出来ない、入れて・・・あなたのモノで気持ち良くなりたいの」

壁を背にして座った男はアユに手を伸ばして股間で宙を睨んで屹立するモノを跨らせる。
唇を噛んで頬を紅潮させるアユはバギナが亀頭に触れると、馴染ませるために腰を蠢かしながら下半身を下げていく。
「ウッ、ウゥッ~・・・アウッ、あんっ・・・くる、入ってくる。あなたのモノが入ってくる。ハァッ~、いつもより大きい」
「温かく気持ち良いよ・・・可愛いアユはオレのモノだ」
「うん、もっと言って。オマエはオレのモノだって言って、私が何を言っても本気にしないで・・・大好きなんだから」

ブチュッ、グチュグチュ・・・貪るように互いの唇と舌を味わい舌を絡ませて唾液を交換する。
ハァハァッ・・・見つめ合う四個の瞳は真っ赤に燃え上がり、下半身の結合部を妖しく蠢かす。

対面座位でつながる二人は湧き出る思いを伝える言葉が思い浮かばず、再び唇を重ねる。
スカートを穿いたままのアユは、男が身に着けたままのシャツを引き剥がすように脱がせて上半身を擦り付ける。
アユは歪になった乳房の痛さを伴う快感に酔い、男は柔らかな感触に昂奮を新たにする。

エイプリルフール

エイプリルフール -2

羞恥心に苛まれて平静ではいられないほど昂ぶるアユは白い上半身を朱に染め、こみ上げる快感に目を閉じる。
30歳を過ぎて成熟した女性らしく要所要所が丸みを帯びる身体は、いつもと同じように男の愛撫で身悶える事を想像して僅かに震えを帯びる。

「私のエイプリルフールメールなんか無視して抱いちゃえばよかったのに・・・アンッ、いぃ・・・あなたに抱かれると女に生まれた悦びに満たされるの」
「シィッ~・・・可愛いよ」
人差し指を唇に当てて言葉を封じた男は露わになった胸の膨らみに手を添えて優しく揉み込み、ピンクの先端を口に含む。
乳首の周囲を舌がなぞり先端を叩いて甘噛みしたまま顔を振る。
一旦は眉間に刻まれた皺が消えてなくなり、愛する男に抱かれるアユは熟れた女に変身する。

可憐な女子は恋を知って女になり、愛する男が出来ると熟れた女になる。
熟れた女は貪るようなセックスを経て牝になる。
「いぃ、好き・・・あなたから離れないように、いっぱい可愛がって・・・ハァッ~、いぃ。あなたの触れるところが私の性感帯」
敏感に反応するアユの吐息やため息が男の心を蕩かし、自然と愛撫に熱が入る。
乳房の先端から離れた唇は二度三度とついばんで鎖骨の窪みをなぞり、首を刷いて顎を甘噛みする。
「ハァハァッ・・・堪んない・・・こんな風にされたかったの」
男の唇が甘噛みを解いて唇に重ねられる頃にはシャツを脱がされて上半身が剥き出しになる。
「オッパイがオレの手に吸い付いてしっとり馴染む。青い筋が浮かんで色っぽいよ」
「意地悪なことを・・・あなたが好き・・・アンッ、いやんっ、下も脱がせて、ねっ・・・グジュグジュに濡れてるはずだから恥ずかしい」

スカートの中に忍び込んだ指がショーツの縁をなぞり、視線はアユに注がれて離れることがない。
上半身を守るものが何もない中で見つめられる羞恥心と闘いながらも視線を外す事が出来ず、興奮でしどけなく開いた唇の渇きを癒そうと舌で滑りを与える。
舌先は、羞恥で火照る頬よりも赤く、妙な色っぽさを感じさせる。
「早く・・・オッパイ丸出しで恥ずかしいのを我慢してるんだから」
白い肌を剥き出しにした上半身をくねらせ、恥ずかしいから早くショーツを脱がせろと言うアユの不合理さにこだわりを見せずにショーツを引き下ろす。
「おっ、ピンクか・・・穿いてるところを見たかったな。アユの白い肌に良く似合うもんな」
「ウフフッ、白くてムッチリの腰回りに赤やピンクが似合うって言ってくれたから他の色はみんな片付けちゃった」
「可愛いよ、立ち上がって見せてくれないか??」
「ここで??・・・がまんする。恥ずかしいところを見て欲しい、あなたに見られるだけで気持ち良くなっちゃうの」

目の前に立ったアユのミニスカートから伸びる生足に見惚れる男は膝小僧に手の平を這わせて撫で下ろし、脹脛を触れるか触れないかの微妙なタッチで撫で上がる。
「アンッ、いやっ・・・どうしちゃったんだろう、自然に震えちゃう」
脹脛を撫でる手は膝裏を経て裏腿に達し、震えは一層激しくなる。
「どうした??立っていられるか??」
「分かんない、身体が勝手に震えちゃうの・・・ねぇ、我慢出来ない。注射して、あなたのブットイモノで注射して。シャワーを浴びなきゃダメ??」
「このままで好いさ。濡れているか確かめるよ」
ミニスカを捲り上げて股間を剥き出しにすると溢れ出た蜜が恥毛を濡らして淫靡な様子を露わにする。
「どうなの??濡れてる??濡れてるでしょう??」
「分かんないよ。もっと、よく見なきゃ・・・動いちゃダメだよ」
どうなのと聞くアユは足だけではなく声も震えを帯び、崩れ落ちそうになる身体を支えるために男の肩に手を置く。

アユの腰をガッチリ掴んだ男は吐く息が股間で感じられるほど顔を近付け、恥毛を咥えて引っ張ったり揺らしたりする。
「あんっ、ダメッ・・・そんなこと・・・」
恥毛を掻き分けた男は真っ赤なバラの花をあからさまに晒し、ゴクッと音を立てて唾を飲む。
「アユのココはらしくなくていやらしい。こんなスケベマンコはそうはあるもんじゃない」
「そんな、私らしくないなんて言わないで。あなたの前ではスケベでエッチな女なの・・・恥ずかしい事を言われると我慢出来なくなっちゃう」
「我慢できない??アユが崩れていくところを見せてもらおうか」

股間に視線をやる男には見えないものの男の肩を支えに立ち尽くすアユは、漏れそうになる喘ぎ声を堪えて唇を噛む。
喘ぎ声を漏らすまいと我慢すればするほど悦びは身体の奥深くまで行渡り、ついには堪えきれなくなって噛み締めた唇は緩み喜悦の声を漏らし始める。
んっんっ、クゥッ~・・・うぐぐっ、ウゥッ~・・・セックスの悦びを知る身体は羞恥さえもが快感になり、股間に注がれる男の視線を感じて一層、蜜を滴らせる。
男は割れ目の縁に指を添えてグイッと開き、息を吹きかけて花弁が震える様子にズボンを穿いたままで股間を屹立させる。

エイプリルフール

エイプリルフール -1

ドアの前に座り込んで男を待つ女は玄関チャイムの音に表情を崩して立ち上がる。
フゥッ~・・・パシッ・・・宙を睨んで大きく息を吐き、自然と浮かぶ笑みを封じるために両手で頬を打ち、わざとらしく渋面を作ってドアに向かって話しかける。
「鍵を持っているでしょう??忘れたの??」

「オッス・・・怒ってる??」
「どうして??怒ってなんかいないよ。私に怒る理由があるの??あるんだったら教えて欲しい」
「キスしても良い??」
「どうして??あなたがキスしたいのならいいよ、我慢するから」
「ごめん、アユの人生の邪魔をしたくなかったから、あんな返事になっちゃった・・・ほんとにゴメン。オレの本心を知ってるだろ??」
「あなたの本心なんか分らない。奥さんの所に帰れば・・・あっ、ごめんなさい。本心じゃないの、信じて・・・」
「おあいこって事にしてくれる??これはお土産・・・」
「なに??・・・あっ、この間、私がシャーベットにするかどうか迷った杏仁豆腐だ、憶えてくれていたんだ。クククッ、こんな事で騙されちゃうんだよね」
笑みを封印しようと思っても自然と表情は緩み、ついには目を閉じて唇を突き出してしまう。
可愛いよ・・・そっと唇を重ねた男は目を閉じたままのアユに囁き、額にかかる髪に手櫛を入れて整える。

ガラステーブルを前に座った男のそばに座り込んだアユは顔を覗き込み、
「毎日この場所で食事するんだけど以前のように一人じゃないから楽しい・・・分る??」
「照れるような事を言わないでくれよ」
「だって本当なんだもん。見て、ベッドの位置を変えたから、あなたに見守られながら寝ることが出来るんだよ・・・私が眠る寸前もあなたは、しっかり私を見ていてくれる」
そりゃそうだ、絵の中のオレは寝ることも出来ないだろう。四六時中あの格好のままだよ・・・そんな言葉を口にせず、柔和な視線を女に向ける。
「照れちゃうよ、そんな事を言われると」
「また描かせてくれる??今度はあなたの寝顔を描きたいな。絵の中で眠るあなたに子守唄を歌ってあげる」

一瞬の静寂が二人に数時間前の緊張を思い出させる。
あなたとの事は清算しようと思います。今の関係を続けても明るい未来が待っていると思わないので潮時だと思います。
こんなメールを受け取った男は、
今までありがとう。短い時間だったけど、考えることもなかった美術館巡りなど新たな経験をさせてもらいました。私との時間が貴女にとって不快な想い出にならないようにと願います。
このような返信をすると、すぐに返信が届いた。
今日は4月1日、エイプリルフールだよ。あなたの返信が本心からの言葉なら私は生涯後悔するだろうし、あなたとの想い出が楽しいものになるはずがありません。初めてのデートが美術館、実家へ帰ると言うあなたに私も行きたいと言ったら大阪駅近くにホテルを取ってくれました。一緒には泊まれないと言うあなたの言葉に誠実さを感じた事を今は恨めしく思います。
男は直ぐに詫びの返信をした。
エイプリルフールは知っていたけど、私に余裕がなかった。ごめん、メールをすべて破棄して欲しい。これから直ぐに行く。

理由はどうあれ一度伝えた言葉をきれいさっぱり消し去る事は出来ない。
男はどうしても残るぎこちなさを解消する方法を一つしか思い浮かばないが、わだかまりが残る今、それを受け入れてもらえるかと躊躇する。
杏仁豆腐を食べ終わった事に気付かずスプーンで探る男の様子に頬を緩めたアユは、
「クククッ・・・食べ足りないの??私のを食べても良いよ。それとも私を食べたいの??」
「うっ、うん・・・」
「何がウンなの??ハッキリ言いなさい」
親子ほどでもないものの、アユは18歳の差を気にすることなくメールのやり取りの結果で優位に立ち、男は負けるが勝ちとアユに花を持たせる。

身体を接して座るアユのミニスカートから伸びる剥き出しの腿に手を置き、嫌がってない事を確かめてゆっくり擦り始める。
「アンッ、そんな・・・卑怯」
腿を擦られても平静を保っていたアユが内腿に接する指先が蠢き始めると甘い吐息を漏らし、抗議とも言えない口調で男を見つめる。
男はユカの言葉を封じるように唇を重ね、右手が腿から腰を経て胸の膨らみに至る。
「ハァハァッ・・・だめ、ずるい・・・こんな事をされたら・・・直接、ねっ、お願い・・・」
身体から力が抜けたものの瞳は欲情で真っ赤に燃え、挑むような視線で見つめる。

アユを見つめる男の表情はあくまで優しく、右手がシャツのボタンを外していく。
ハァハァッ・・・潤んだ瞳は焦点が合わず、露わにされていく乳房に触れる空気が羞恥を煽る。

ホワイトデー

ホワイトデー 3

柏木は右によって場所を空け、結衣は狭い隙間に身体をこじ入れる。
「ドキドキする。お店以外で男性にくっ付いたのは久しぶり・・・」
「お店で結衣ちゃんの腿に手を置いたこともあるけど、今日はなんか焦るね」
「ウソ、柏木さんは落ち着いてる。私なんかオッパイを揉まれて吸われちゃったんだから・・・隠すものはアソコしかなくなっちゃった」

「美味しそうな匂いがする。食べようよ」
「うん・・・広くはないけど一人暮らしには十分な部屋が今日はこんなに狭い・・・狭いのが大好き」
「可愛い事を言うね。結衣ちゃんは男心をくすぐるのが上手だよ・・・うん、美味い」
「あぁ、だめだ。狭くて右手が使えない・・・食べさせてくれる??」
結衣はしてやったりとばかりに会心の笑みを浮かべて柏木の顔を覗き込む。
「お店よりも色っぽくてドキドキするよ。見つめないでくれる・・・」
言いながら、カレーを掬ったスプーンを結衣の口元に差し出す。
「もう・・・わざと、こんな事を・・・きれいにしてくんなきゃ嫌だ」
口を開けて待つ結衣の鼻先にわざとカレーを付けた柏木に、結衣は嬉しそうに抗議する。
「こっち向いて・・・舐め取ってあげる」
「クククッ、くすぐったい。口移しで食べさせてもらっちゃおうかな・・・アッ、止めとく。他の料理の時にしてもらう、カレーじゃぁね・・・」
結衣に、そして自分の口にと交互にスプーンを運んで食べ終わった二人は、饒舌だった口を閉じてお互いを見ることもなく正面を向いたまま黙り込む。

柏木はシャツをたくし上げてブラジャーのホックを外し、剥き出しになった乳房を揉みながら乳首を口に含んだ感触を忘れられず、結衣は自分だけが昇り詰める寸前まで興奮した事を恥ずかしく思っていた。
「そうだ、ロールケーキを買ってきたんだ、食べよう」
イチゴがたっぷりのロールケーキには”結衣ちゃん”と書いたプレートが載っており、見つめる結衣の瞳が濡れてくる。
「気に入ってくれた??」
「・・・こんな事・・・反則だよ。今、食べても味がわかんないよ」
「この店はねオリジナルケーキの注文を受けてくれるし、ドライアイスを詰めて地域限定だけど発送もしてくれるんだよ」

向かい合わせに座り直して紅茶でケーキを食べ終えた後、恥ずかしそうに俯く結衣を頬杖をついた柏木がわざとらしく見つめる。
「ウフフッ、止めてよ・・・恥ずかしい。お店で会うイメージと違う・・・」
「うんっ、どっちも紳士だろ??」
「うそっ・・・お店で会うより今日のほうがエッチ。キスしかしてくれないけど、いやらしい・・・イヤじゃないよ。でも、どうしてしないの??色気がない??」
「結衣ちゃんとエッチしたくないって言う男はいないよ。今、抱いちゃったら本能のままになるだろう、そんな事はしたくない」
「そう・・・無理しなくても良いよ・・・でも、本当は抱かれたい・・・こんな事を言う女は嫌いになる??」
「なるわけがない。嫌いになるくらいなら来ないよ」
「うん、判った・・・待ってる・・・」

「立ってくれる・・・結衣ちゃんの短パン姿を見たいな。お店の結衣ちゃんはロングドレスだろ、バレンタインデーのミニドレスを見て可愛い膝小僧にドキッとしちゃったよ」
「どうしようかな??良いこと教えてあげる・・・いつもはね、こんな短パン穿かないでジャージ姿なんだよ、楽で良いから」
「こんな美脚と可愛い膝小僧を持ってるんだからもったいないよ。楽ばかりすると退化しちゃうぞ」
「同伴以外でも遊んでくれたらそうする・・・家では短パンやミニスカのほうが良い??」
コタツの向こう側に立つ結衣を手招きして目の前に立たせた柏木は、丸い膝を指先で円を描くように撫でて独り言のように、可愛いよと呟く。
指は腿の付け根に向けて波型に撫で上がり、短パンの裾に沿って腿を一回りする。
結衣が、どうしてと思うくらい爽やかな笑みを浮かべて見上げる柏木は、
「結衣ちゃん、どうしたの??鳥肌が立ってるよ」
顔を真っ赤に染めた結衣は言葉を発せずに腿を跨いで座り、両手で柏木の顔を掴むように挟んで唇を合わせる。
ハァハァ、アフッ・・・カチッ・・・興奮の余り歯がぶつかって音を立てるのも構わずにむしゃぶりついて唾液を啜る。
ハァハァッ、肩が上下するほど苦しそうに息をする結衣は、真っ赤な瞳で柏木を覗き込み・・・好きと囁き、ゆっくりと唇を重ねる。
長いキスを交わした二人の唇は名残惜しげに離れていき、お互いの背中に回していた両手がいつの間にか固く結ばれている。
柏木の肩に顔を埋めた結衣は、
「これからも今まで通りに接客できるかな??」
「結衣ちゃんの仕事は客に時間と間合いを提供してるんだからね」
んっ、と顔をかしげる結衣に柏木は静かに話す。
「お店以外の場所で結衣ちゃんとの間合いを詰めて触れたりすれば痴漢になる。お店で支払うお金は・・・極端な言い方をすれば、店以外では近寄りたくもない男に触れるほど近付くことの代償とも言える。結衣ちゃんだって分かってるんだろ??」
「うん、分かってる。今までお客様を好きになった事がないから、ちょっと心配・・・お店で頑張ったら頭をなでなで、良い子良い子してくれる??」
「あぁ、頭もオッパイもオマンブーもみんなナデナデしてあげるよ」
「うん・・・もう一度キスして・・・・・」


                                              <<< おしまい >>>

ホワイトデー

ホワイトデー 2

「どうぞ、この部屋だよ」
「お邪魔します」
勧められるまま部屋に入った柏木は一人暮らしの女性の部屋特有の香りに、目を閉じて大きく息を吸い込む。
「好い匂いがする??この部屋に入る男子は柏木さんが初めてだよ」
「エェ、処女を破ったのはオレかよ・・・責任重大じゃん」
「ホント??責任取ってくれるの・・・」
「これからは誰も入れないように、ご両親に代わって見張りをしてあげるよ」
つまんない・・・小さな声で呟く結衣の声を無視した柏木は、
「さっさとやろうぜ」
「もう、するの??お茶を淹れようか??」
「始めてからで良いよ」
「う~ん、つまんないなぁ・・・柏木さんの後ろにあるクローゼットの横の袋に入ってる」
ビックカメラの袋から取り出した野球盤にくっ付いて出てきたレシートに目をやった柏木は、フフンッと笑みを浮かべて結衣と向かい合う位置でコタツに足を入れる。

野球盤を手にしたままで柏木は、
「どうする??遊び方を知らないんだろう・・・」
「エヘヘッ、分かるの??」
柏木はホワイトデーに渡された結衣の手紙を空で読み上げる。
「柏木さんへ 結衣は野球が好きで野球盤を持っているんだけど遊ぶ相手がいないので一緒に遊んでください。今度の土曜日に私の部屋に来てください。10時半に待っています。地図を書いておきます・・・・・14日に手紙を渡されて野球盤を買ったのが15日じゃダメだろう。それも可愛いけどね・・・」
「ばれちゃった・・・怒ってる??」
結衣はコタツの中で柏木の両足の間に足をこじ入れてくすぐり、顔を赤らめる。
「野球盤を始めようか・・・懐かしいなぁ」
「そんなのはどうでも良い・・・その代わりに、ねっ・・・」
コタツの中の足を絡ませて、興奮を隠そうともしない結衣に柏木は諭すように話す。
「判った。でも今日はダメだよ。この次に・・・それでも良いかな??」
「うん、いいよ。抱いてくれるって約束を取り付けたから・・・ウフフッ、恥ずかしい事を言っちゃった。笑わない??」
「笑わないよ。ごめんね」
「うぅうん・・・今日はキスで我慢する。キスもダメ??」
「おいで・・・」

コタツから出た柏木はクローゼットに背中を預け、手を添えて結衣に腿を跨いで座らせて視線を逸らすことなく見つめながら囁く。
「可愛いよ、オレで好いんだね??」
言葉もなく、こくりと頷いた結衣の髪を撫でながら可愛いよと声をかけ、髪を撫でていた右手が耳をさすり、くすぐったげな様子で身体をよじるのを見た柏木は無理強いすることなく頬を撫で下ろし、人差し指が唇をなぞる。
唇を尖らせて指が這い回る感触を楽しんだ結衣はそっと目を閉じる。
「アァァ~ン・・・優しくして・・・ドキドキして苦しい。ハァハァ・・・」
紅潮し小鼻を膨らませた結衣は苦しげに息を吐いて、柏木の背中に回した両手に力を込める。
柏木はキスを急がずに、しがみつくように胸に顔を埋める結衣の背中を抱いたまま動こうとせず落ち着くのを待つ。心臓が飛び出すのではないかと思うほど激しかった結衣の鼓動が落ち着き、息をするに連れて上下する肩の動きも小さくなったところで優しくゆっくりと髪を撫でて、背中を撫で下ろす。
「柏木さんは、やっぱり大人。これまで私が付き合った男子のようにガツガツしてない・・・それとも私に魅力がないの??」
「結衣ちゃんは可愛いよ。もっと親しくなりたいと思ったから来たんだよ」
嬉しい、と一言漏らして両手に力を込めて胸にしがみつき、次の瞬間には目を閉じたまま伏せていた顔を上げて唇を湿らせキスをねだる。
可愛いよ、ともう一度声をかけて舌先で唇をなぞり、アァァ~と喘ぎ声に似た声を漏らして崩れそうになる結衣の身体を支える。

柏木は激しくならないように気をつけながら上下の唇をついばんだり、鼻を擦り付けて唇を合わせたまま舌先で唇を刷いたりしながら、結衣が受身だけではなく自分から反応するのを待つ。
結衣の舌がおずおずと這い出て柏木の舌に絡み、しがみつくように力を込めるだけだった背中の手が妖しく蠢き始める。
結衣の動きに合わせてキスを徐々に濃厚なものにしていき、苦しげな息をしながら柏木の口腔に侵入してきた舌を絡め取り、吸ったり擦り合わせたりを繰り返す。
崩れそうになる結衣の身体を左手で支え、背中を撫でていた右手がシャツの上から乳房を掬い上げるように撫でる。
「直接触って・・・我慢できないの」
結衣の言葉に従って右手がシャツの裾から忍び入り、脇腹を撫で上がってブラジャーのホックを外す。
アッ・・・直接触れて欲しいと言いながらも結衣は驚きに似た声を漏らして身体が硬直する。
それ以上の言葉を出せないように柏木は結衣の唇を覆い、すばやく舌を口腔に侵入させて舌を絡め取る。
アフッ・・・貪るように吸い付いてくる結衣にペースを合わせ、右手は左乳房をヤワヤワとさする。
「ハァハァ、アァ~ン・・・違う、違うの・・・」
何が違うのとは問わずに柏木は右手で乳首を摘まんでコリコリと転がし、シャツを捲り上げて右乳房の先端を口に含む。
左乳首を摘まむ右指に込める力に強弱をつけて押し込んだり引っ張ったりを繰り返し、口に含んだ右乳首の先端を舌先がなぞり甘噛みする。
アァ~ン、ダメェ~・・・長く尾を引く喘ぎ声を漏らした結衣は、柏木の髪に両手を差し入れてクシャクシャにする。

「イィッ~、止めて・・・これ以上されたら我慢できなくなる・・・ハァハァ、すごいの、こんなの初めて」
乳首から唇と指を離して顔を上げた柏木は結衣の唇にチュッとキスをして、ウェットティッシュで乳首を拭いブラジャーのホックを止める。
「感度が良いんだね。結衣ちゃんは好い女になるよ」
「今は好い女じゃないの??」
「今よりももっと良くなる、結衣ちゃんはオレの半分ほどしか生きてないんだよ。これから、たくさん好い男に出会って女を磨くんだよ。好い恋をすれば好い女になれる、男が愛したくなる女だよ、結衣ちゃんは・・・」
「柏木さんも私が好い女になるために磨いてくれるの??」
「オレなんかじゃダメだよ。良い素材は良い道具で磨かなきゃ素質を開花できない・・・女も男も相応しい道具で磨けば好い女や好い男になれるはずだけど、なかなかそんな相手にめぐり合えないんだよな」
「判ったような、判らないような・・・道具がセックスの技だけじゃないってことは判るけど」
「それで良い。言ってるオレも判らないんだから・・・クククッ」
「なんだ、真面目に聞いて損しちゃった・・・お腹がすかない??カレーを作ってあるんだけど・・・」
「うん、お腹が空いた」

カレーとコールスローサラダをコタツに並べた結衣は柏木の向かいに座り、
「料理に自信がないから味は我慢してね」
「いつも料理してるんだ??」
「贅沢できないから、大抵自分で作るよ」
「お店の結衣ちゃんからは想像しにくい姿だね。キッチンに立つ後姿を見るとムラッとしちゃったよ」
「ウフフッ、今日の柏木さんはエッチ。隣に座っても良い??」
狭いよ、の柏木の言葉に・・・良いの、と答える結衣の声は甲高く裏返り、ペロッと舌を出して恥ずかしそうに微笑む。
結衣が見せる笑顔と優しい視線に柏木の心が温かくなる。
初めて入った店で結衣が席に付き、作り笑いと判っていても引き込まれるような魅力を感じ、そのまま店内指名して以来一年ほどの付き合いになる。
何度か同伴をし、買い物を付き合う仲になっていたが、柏木はそれ以上の進展を強く望んでいなかった。
プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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