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お伽話

心花 -33

「オレもミカが大好きだし大切に思ってる」
典哉の好きだという言葉を聞くとまたしても心が騒めき、時間の経過と共に愛おしく思う気持ちが強くなる。
仕事でキャリアを積むのは大きな目標のためであり、同性の同僚や学生時代の友人の恋愛や趣味の話を聞いてもしたいことを我慢することは苦にならなかった。
フミヤに抱かれる今はそんな思いが揺らぎつつある。

「可愛がって・・・気持ちよくなりたいの。すべて忘れてフミヤのことだけを考えていたい」
真っ赤なTバックショーツだけを身に着けた心花の白い肌はわずかに朱に染まって色っぽく、しどけなく開いた唇が囁く言葉は典哉の恋心をくすぐり言外に含む意味をあえて考えないようにする。
仰向けに横たわる心花の下腹部でTバックが隠し切れない恥毛に指を絡ませて引っ張ったり左右に揺らしたりしながら息を吹きかけると、
「イヤァ~ン、私の身体で遊ばれても気持ちよくなっちゃう」
「ミカが気持ちよくなってくれてるのが分かるよ。赤いショーツが褐色に変色してる・・・クククッ、スケベなミカは可愛いな」
「いや、そんなことを言わないで・・・フミヤが気持ちよくしてくれるから嬉し涙を流しちゃうんだよ、私がエッチだからじゃないの」
「そうか・・・じゃぁ、こんな風にしたらどうかな??」
「ヒィッ~、そんな事を・・・アウッ、クゥッ~、たまんない」
Tバックの前部に口を合わせて唾液をまぶし、こねるように嘗め回して舌先でつつく。
割れ目に沿って舌を上下し、コリコリとした感触のクリトリスを甘噛みして温かい息を吹きかける。
グチャグチャ、ベチョベチョ・・・ショーツ越しの濁った音は心花の女の部分が嬉し涙と共に流す快感の証。
Tバックショーツの形状に沿って指を這わせ、尻の割れ目に食い込むのを確かめた典哉は、
「こんなに食い込んで気持ち悪くないか??」
「残念でした、Tバックは普段も穿いてます。パンツスーツの時はフルバックは勿論、ハーフバックでもシルエットが見えてエロくて恥ずかしいでしょう・・・パンツスーツの時、Tバックは常識、ノーパン派の女子は別だけどね」
「それは失礼しました・・・アッ、スケベなミカのことだから尻をクネクネさせて善がってるんだろう??ちがう??」
「クククッ、たまにはね・・・バカッ、そんな事あるはずないでしょう。早く、焦らさないで、ねっ」

ショーツの縁を指でなぞり、手入れの行き届いた恥毛は普段からTバックを穿くためだったのかと納得する。
指の跡を追うように会陰部に舌を這わせてビーナスの丘を手の平で圧迫する。
「そんなことをされたら、起きたばかりでトイレに行ってないのに・・・アァ~ン、それがいい。温かくて気持ちいぃ」
再び股間を貪るように大きく開けた口で覆い温かい息を吐きかけてショーツ越しにベロベロと舌を這わす。
股間を舐め乳房を揉んで先端を摘まみ、両手が肌を這いまわる。
「クゥッ~・・・ダメ、だめっ、こんな事って・・・アウッ、イヤァ~ンッ・・・」
典哉の髪を掴んで快感を堪える心花の頬は上気し、離れちゃダメとでもいうように胴を挟んだ両足を背中で絡ませる。
唾液と滲み出た愛液が混じり、それを吸い込んだ真っ赤なTバックショーツは赤褐色に変色して卑猥な香りを撒き散らす。
「フゥッ~・・・好い香り、ミカの匂いがする。熟した果物の香りに似ているよ」
大きく息を吸いこんだ典哉は如何にも気持ち良さそうに顎を突き出して目を閉じ、感に堪えぬとも揶揄いとも取れる言葉を漏らす。

いやっ・・・一言叫んだ心花は仰向けから俯せになり、
「やっぱり嫌な男。こんな男に誘われるように仕向けた私はバカな女・・・クククッ、この格好じゃアソコを弄ったり揶揄することはできないでしょう??」
「その代わりこんなことが出来るよ」
Tバックでは隠すことも出来ずに剥き出しの尻の張りを確かめるように撫で、心花が気持ち良さそうな吐息を漏らして目を閉じると割れ目をムギュッと開いて窄まりをあからさまにする。
「いやっ、やめて、恥ずかしい・・・そんな処は自分でも見たことないのに」
「クククッ、鏡を床に置いて股を開き、尻の穴を観察してみるか??用意しようか??」
「本当に嫌な男。嫌いになるよ」
「それは困るな、こうするとどうだ??嫌いになるか??」
ピシッ・・・打たれた尻は小気味いい音を立てて赤い指の痕を残す。
「可哀そうに、こんな痕を残して・・・」
典哉は尻に残る指の痕をなぞり、チュッと音を立てて唇を合わせる。
「お尻を打たれたのにアソコがキュンってなっちゃった・・・ねぇ、入れて。いいでしょう??」

典哉が手を尻に添えて合図すると、
「犬の格好で犯されるの??いいよ、思い切り突いて・・・フミヤの女だって身体に印をつけて欲しい」
Tバックショーツをずらして蜜を滴らせる源泉にペニスを擦りつけて馴染ませ、グイッと腰を突き出すとズブズブッと音を立ててあっけなく姿を没してしまう。
「ウググッ、クゥッ~・・・きつい、突いて、何も考えられなくなるくらい激しくして・・・壊れてもいいの。お前はオレの女だって言って・・・早く、言って」
「ミカ。ミカはオレの女だ、オレから離れるんじゃない」
「アァッ~ン、嬉しい、私はフミヤの女。もっと荒々しく・・・」
パンパンッ、腰を激しく前後して股間を打ち付ける。
「ウガガッ、ウグッ、グゥッ~・・・いぃ、気持ちいい。逝っちゃう、逝っちゃうよ、いいの、気持ちよくなってもいいの・・・」
「オレもだ、我慢できない。ミカのココが熱い、火傷しそうなくらい熱いよ。ウネウネ蠢いてオレのモノを奥へ引き込もうとしてるようだよ・・・逝くよ、一緒に逝くんだよ」
「ほんとう??私は何もしてないのに・・・きつい、出して。私の中にいっぱい出して・・・ウグッ、クゥッ~・・・・・ハァハァッ、恥ずかしい」
力なくベッドに突っ伏した心花は満足した証拠に口元と目元に柔らかな表情を残して目を閉じ、歓喜の極まりで男汁を吐き出して肘と膝で身体を支える典哉の愛情を確かめる。

「そんなことをしたら抜けちゃうよ」
「ウフフッ、そうなの??私を気持ちよくしてくれたモノに挨拶をしただけなのに」
「満足して小っちゃくなっちゃったからね、すぐに抜け落ちちゃうよ」
「男の人は可哀そう。女はね、好きな男の人の腕の中ならくすぐったいと思わず、すぐにもう一度、天国に駆け上がれるんだよ」
「神様は平等じゃないよな・・・」
後戯代わりの睦言を交わして身体だけではなく気持ちの火照りを冷ました二人はシャワーで汗を流し、チェックアウトの準備をする。
「ねぇ、聞いてくれる??」
「なに、どうしたの??」
「今日は一日デートしてくれるでしょう??」
「勿論だよ。何かしたいことや行きたいところがある??」
「そういう事じゃないの。今日、別れるときにフミヤの連絡先だけ教えてくれる??」
「ミカの連絡先は教えてもらえないって事か、どうして??」
「ごめんね、わがまま言って・・・私は今まで仕事でキャリアを積むことに頑張ってきた。仕事で自信を失いかけた時フミヤに出会ってこうなったの、すごく幸せな気分でいるよ。でも、フミヤとの付き合いを優先していいのかなって思っちゃったの。フミヤとのことも仕事も両方大切にしたいんだけど、それには少し時間が必要な気がするの・・・すごく我儘なことを言ってるって自覚はあるんだけど許してもらえれば嬉しい」
「分かった。いいよ、連絡をもらえるのを待ってる。これまで頑張ってきた仕事と同じほどオレの事を考えてくれるだけでも嬉しいよ。ミカがどんな結論を出しても恨まないし、オレはミカの結論に味方するよ」
「ありがとう。でも、そんな言い方しないで・・・必ず連絡するから、今はフミヤに惹かれすぎてるから、仕事とフミヤを同じように大切に考える時間的余裕が欲しいだけなんだから・・・待っててくれる??」
「あぁ、待ってるよ・・・それじゃ行こうか。お腹がすいたよ。美味いものを食べようよ」
「うん、ありがとう・・・キスして」

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お伽話

心花 -32

典哉は肘と膝を支えにして不必要に体重をかけることなく覆いかぶさり、ムッチリと張り出した腰や腿の外側を手の平が熱を感じるほど強く撫でて、柔らかな内腿を指先や爪の背で優しく擦り羽化登仙の境地に誘い込んでいく。
「ウッ、クゥッ~・・・いぃ、気持ちいぃ」
押し殺したように漏らす声は肌を刺激される快感だけではなく、心の内まで愛撫されているような心地良さを伴い身体の蠢きは手の動きに同調していく。

手による愛撫に唇が加わり、両手が脇腹を撫でるとベビードール越しに舌と唇を下腹部から鳩尾を経て胸の谷間まで這わせる。
「ベビードール越しの愛撫もいい感じ。物足りなさが心も身体も敏感になるような気がする」
「クククッ、赤いベビードールが赤褐色に見えるまでベチョベチョに舐めちゃおう・・・ミカが気持ち悪い変態は嫌いって言うまで」
「アンッ、フミヤなら気持ち悪い変態でもいいよ。グチャグチャッ、ヌチャヌチャに舐めて、私もエッチなスケベになりたい」

乳房の麓を鷲掴みにして先端に向かって揉みしだき、ピンクの突起物を甘噛みすると典哉の髪を掴んで襲い来る快感を堪える。
アウッ、クゥッ~・・・悲鳴のような喘ぎ声を漏らした心花は髪を掴んでいた手を典哉の興奮の証を求めて股間に伸ばす。
「ダメだよ、ミカ。変態のオレのモノを触ろうとしちゃ・・・罰を与えなきゃいけないな」
「そうなの??久しぶりに男の肌に触れてるのに触っちゃダメなの??かわいそう・・・痛いことはしないでね、慣れてないから」
慣れればどんなことをしたくなるのだという言葉を飲み込んで、
「痛いことはしないよ。ミカの視覚を奪っちゃうだけ」
ベビードールを引き剥がすように脱がせて目隠しする。
「怖い・・・Tバック一枚にされた上に見えない、何も見えないの」
「そうだよ、視覚を奪われたミカは状況を理解しようとして視覚以外の感覚が鋭敏になる、いずれ分かるからね。ミカ、ベッドを降りるよ・・・いいね??」
ハァハァッ・・・息を荒げる心花は苦しそうに肩と腹部を上下し、典哉の手が導くままベッドを降りて数歩移動する。
「まさか・・・また窓際に立たせるの??今日は日曜日で今は朝、絶対に公園に人がいるはず。オッパイを見られちゃう、いや・・・許して、ハァハァッ、息をするのが苦しい」
「大丈夫だよ、オレがミカに変なことをするわけがないだろ・・・手を伸ばしてごらん」
目隠しをされた心花は典哉に握られた右手を恐る恐る伸ばしていく。
「ヒィッ~、いや、窓のそばにいる。窓ガラスに触れた。いや、いやっ、見られちゃう・・・」
「分かるだろ、感覚が敏感になって指先に触れたモノが何か見なくても理解できる。恥ずかしいな・・・大きな声を出すと誰かに聞かれちゃうよ」
ハァハァッ、怖い・・・ますます息遣いが荒くなり、倒れこみそうになる心花を背後から抱きしめ、逃れようと抗う胸を揉みしだきながら二本の指の間に乳首を挟んで乳房と先端のすべてに刺激を与える。

「ミカはスケベだな。尻をクチュクチュ動かすからオレのモノが気持ちよくて大きくなっちゃうよ」
抗うのをやめて下半身を典哉に押し付けると熱くて硬い棒が尻の割れ目に嵌まり、ヒッ、いやンと艶めかしい声を漏らす。
「イヤッ、フミヤはスケベ。熱い棒が尻の割れ目に挟まってる・・・あんっ、オッパイをそんな風にされたら我慢できなくなっちゃう」
ここはどうなっていると言って伸ばした指はTバックに忍び込み、火傷しそうなほど熱いぬかるみに没して、クチュクチュッ、ヌチャヌチャと卑猥な音を奏でる。
「いやン、やめて。恥ずかしい音がする・・・独りエッチの時だって嬉し涙を流すだけでこんなに恥ずかしい音は立てないのに」
「ほう、そうなのか。ミカは毎日毎晩オナニーで独り寝の寂しさを紛らしていたのか・・・そうか、スケベだと感じてたけど、オナニーのせいだな、ふ~ン、そうなんだ」
「そんな事より本当に見えない??独りエッチをフミヤに見られるより恥ずかしいし気になる」
「本当か??ミカは好い女だし仕事もできる。後ろ姿の凛とした様子を見ると身体のケアも気遣ってる。本当は知らない人に見せたいほど自慢なんじゃないか??」
「いやっ、そんなことを言わないで。そんなことを思った事はないもん、ねぇ、恥ずかしいからベッドで・・・ねっ」
「まだだめだ、ミカのことを誰かに見せたりしないよ。ミカはオレだけのモノだからね」
「そうなの??私はフミヤの女なの??信じる、フミヤの言葉を信じる」

「ヒィッ~・・・脱がせちゃ嫌っ、窓際でスッポンポンになりたくない」
Tバックショーツに指をかけて尻を滑らせるように引き下ろすと心花は悲鳴を上げてその場で蹲ろうとする。
ミカ・・・厳しく叱声すると諦めたように抗うことをやめて典哉の手に縋って立ち上がる。
「ごめん・・・目隠しを外すよ・・・どう??大丈夫??見える??」
「えっ・・・心臓が爆発してしまうかと思うほどハラハラドキドキしたんだから・・・私は鏡の前で公園にいる人に見られないかと心配してたの??ウフフッ・・・涙が出てきちゃう、どうしてだろう??」

昨晩、目隠しをされて痴態を曝したことが思い出される。
羞恥と快感が混然となって自分が何をしているのかも分からないほど劣情を滾らせた。
これまで付き合った男たちとの事は思い出すのも癪だし、友人や知人が男たちの噂を楽しそうに話すのを聞くのも時間の無駄だと思っていた。
典哉に惚れたと確信が持てないものの惹かれていくのを自覚する。
このまま付き合うことになれば仕事よりも大切な存在になるかもしれない、それでいいのかどうか心が騒ぐ。

そんな心花の気持ちを知ってか知らずにか典哉はわずかに頬を伝う涙を唇で拭い、
「バカだな、オレがミカを苛めるはずがないだろう」と囁いて唇を重ねる。
典哉の髪に指を絡ませてクシャクシャにしながらむさぼるようにキスをする。
「ベッドに行くよ」
典哉に抱きかかえられてベッドに運ばれ、優しさを滲ませた瞳に見つめられると恥ずかしくて目を閉じる。
「フミヤが好き・・・優しくしてね」

お伽話

心花 -31

俯せの心花はゴクッと唾を飲んだあと無言になり、何かを期待して抱きかかえた枕に顔を埋め、
典哉はベビードール越しに身体のラインをなぞる。
肩を撫で脇から腰に手を這わせて上半身の輪郭を確かめ、ウェストのくびれからムッチリと張り出した腰から太腿に続くラインの艶めかしさに満足する。
「あの日もパンツスーツの中にこんなにエロイ身体を隠していたんだね」
「それは誉め言葉と受け取っていいのかなぁ??」
「クククッ・・・オレの手がもう少し確かめたいってさ。褒めるかどうかは、その後でいいだろう??」
「存分にどうぞ。フミヤの手による検査が終わるまで邪魔しないから・・・ウフフッ、ドキドキする」

透け感のある真っ赤なランジェリーと白い太腿の対比が優美な柔らかさを強調して頬ずりしたくなるほど妖しい色気をまき散らし、ベビードールとショーツが隠し切れないムッチリとした裏腿は手を伸ばすのさえ躊躇う蠱惑的な魅力が溢れる。
「どうしたの??焦らしてる積りなの??」
心花の言葉で迷いを吹っ切った典哉は、
「今更だけどミカは好い女だな。化粧や衣装はほとんどの人が気にするけど後ろ姿や歩く姿は案外と気にしない・・・何日か前のことだけど初めて会った日のことを思い出すよ。パンツスーツでヒールの音も高らかに颯爽と歩いていた。ハイヒールで膝を伸ばしてつま先がまっすぐ伸びて格好よかったよ」
「えぇ、フミヤは私の歩く姿に惚れたの??喜んでいいのかなぁ??」
「クククッ、歩く姿だけじゃないよ、後ろ姿が凛として惚れ惚れする。ミカを正面から見ると美しいなぁと思うけど、今もそうだけど後ろ姿を見ると食事や生活習慣ってのかな、きちんと自分を意識して生活してるのが分かるよ」
「後ろ姿を意識してる積りはないけど信じる・・・でも、見るだけじゃわからないでしょう??」
「そうだな・・・」

ヒッ・・・アンッアゥッ・・・典哉の指先が耳の後ろを撫でるとヒッと驚きの声を漏らし、首筋を刷くように動くと甘い吐息に変化する。
ベビードールの皺を伸ばすような繊細な動きで手の平が背中を撫で降り、腰に行きつくと指が背骨の左右を撫で上がる。
背中で円を描くように手の平が自由に舞い、心花の両手がシーツを掴み背後からでも分かるくらい歯を食いしばるのを見ると覆いかぶさるようにして耳のそばで息を吹きかけながら、痛いことはしないから力を抜いてと囁く。
「うん、久しぶりだから緊張しちゃう」
ハァッ~~、息を吹きかけながら耳朶を乾いた舌でなぞり、尖らせた舌先が耳穴に侵入する。
ゾワゾワッ・・・虫が這いずるような音が脳に響き、悲鳴にも似た声を漏らす。
「アウッ、ヒィッ~・・・いやんっ、変な感じ。鳥肌が・・・すごいでしょう??」
「鳥肌もすごいけどミカの白い肌に触れるとねっとりオレに絡みついてくるよ」
「いやっ、そんなことを言わないで。私のすべてがエッチの塊のような言い方を・・・そんなことを言われてもフミヤが好き」
「ベッドで横たわるミカにはスケベの神様が宿っているんだろう??仕事でもなんでも目の前のことに頑張りすぎるミカに神様が与えてくれたご褒美がオレだと嬉しいな」

ングッ、ウググッ・・・典哉の首に手を回して引き寄せた心花はむしゃぶりつくように唇を合わせて言葉を封じる。
フグフグッ・・・舌を絡ませて互いの身体をまさぐり合い、唾液を交換して真っ赤な瞳で見つめ合う。
「気持ちよくして。フミヤを忘れられない想い出をこの身体に刻んで、お願い」
再び枕に顔を埋めた心花の背中を撫でると、物足りないのかウネウネと上半身を蠢かし、典哉の指がベビードールの裾から侵入してTバックを確かめるように尻の割れ目に沿って指を這わせると、アンッと艶めかしい声を漏らして身体を固くする。
尻を揉むと割れ目がキュッと締まり、内腿を爪の先で撫でると足の付け根がピクピク反応する。
ベビードール越しに濡らした舌で尻の割れ目に沿って舐め上げ、わき腹を手の平で撫で擦る。
「アヒッ、クゥッ~・・・そう、ンッ、気持ちいぃ。私は何もしなくていいの??ねぇ、何もしなくていいの??」
「いいんだよ、ミカが気持ちよくなってくれれば嬉しい。白くてねっとりした肌の感触がベビードール越しでも感じられる。本当にエロイ身体だよ」

プリンと引き締まった尻、ムッチリと張り出した太腿から腰のライン、ムニュムニュと艶めかしく手の平に吸い付く内腿、心花の身体はどこに触れても指先がエロい刺激を感じると言いながら刷くように撫でまわす。
「いやっ、後ろ姿に惚れるだけじゃ嫌。前は??私のオッパイに何も感じないの??」
俯せから仰向けに姿勢を替えた心花の瞳は淫靡に燃え上り、昂奮で乾いた唇を赤い舌が舐める色っぽさは典哉の股間を刺激する。
「あんっ、なに??私の足をつつく固い棒が有る・・・何、なんなの??まさか・・・ウフフッ、違うよね??」

股間を心花の腿に擦りつけたままで股間までずり上がり、膝で身体を支えて頬を両手を挟み、言葉もなく見つめてニコッと微笑む。
「イヤンッ、自分でもわかるほどドキドキしているのにフミヤは余裕綽々、嫌い・・・」
「抑えきれない昂奮を必死に隠してるんだよ・・・分かるだろ??火傷するほど熱いだろう??」
「熱いし固い。もっと気持ちよくして、フミヤのことが忘れられない女になりたいの」
真っ赤なベビードールの透け感が白い肌を一層柔らかで優しい雰囲気を醸し出して手を伸ばさずにいられない。
ウェストの括れから腰に続く成熟した女性らしいラインに手を這わせ、太腿のムッチリ感が手の平に与えてくれる感触に目を細める。

お伽話

心花 -30

「ほどほどにね・・・するべき事が残っているでしょう??私にも・・・」
振り返った典哉が目にしたのは真っ赤なベビードールを着けた白い肌が入浴直後という事もあって乳白色に輝く心花の色っぽい姿。
「どうしたの??私がベビードールを着けるとびっくりする??赤がいいって言ったのはフミヤだよ」
「上品な色気にドキドキする」
頭の天辺から足元まで舐めるように身体を見回し、右から左から心花の背後まで矯めつ眇めつ見た典哉は見開いた瞳を宙に向けて、フゥッ~と息を吐く。
「似合わない??それともエロさが足りない??」
「似合ってるし可愛いよ、嘘じゃない・・・ミカの違った顔を見るたびに抱きたくなる。明日、無事に家に帰れるか心配になるよ。干からびてカラカラになるまで生気を吸い取られたらどうしよう??」
「私のような好い女にすべてを吸い取られるのは本望でしょう??違うの??」
そうだな・・・と、つぶやいてグラスを口にする典哉の股間に手を伸ばした心花は口を尖らせる。
「嘘つき・・・・・」
「オレは嘘つきか??小っちゃいママなのが気にいらないか??・・・緊張や昂奮が過ぎるとそんな事があるんだよ。今のオレがそんな状態だな、エロっぽいミカの新たな一面を見て頭が消化できずにいる」
「クククッ・・・休ませてあげる。このままで寝るから朝は・・・ねっ、気持ちよく起こしてね」

カーテンを引いてフットライトだけを残してすべての明かりを消し、ベッドに入った二人は見つめ合う。
「ミカとは名前だけを交換しただけだね。苗字も住所も知らないまま・・・明日もこのままかな??」
「怒らないで聞いてくれる??・・・明日、別れるきにフミヤの連絡先だけ教えてくれる??」
「どうして??」
「フミヤと付き合うと私の生活のほとんどを占めそうな気がするの・・・それは幸せなことだと思うけど、これまで仕事を最優先で頑張ってきただけに、それでいいのかなって感じる部分が残ってる。すごく失礼でわがままなお願いだけど許してくれないかな??」
「う~ん・・・失礼とは思わないけど、わがままだと思う・・・わかった、いいよ。ミカの気持ち次第、連絡をもらえなきゃ振られたと思って諦めるよ」
「ありがとう・・・でも、そんな簡単に分かってもらえるのも寂しい気持ちもするけどね。フミヤの事は忘れられないと思うの・・・たぶん、連絡することになると思うけど一週間か二週間、仕事が人生のすべてじゃないと確信できるまで」
「待ってるよ、ミカが結論を出すのを。焦らなくていいからね・・・寝ようか」
「うん、腕枕」

典哉の腕を枕にして横たわり、眠ろうとして目を閉じても睡魔は遠ざかるばかりで穏やかな寝息を聞くと気持ちが騒ぐ。
典哉と付き合いたいと思うものの、それは仕事に集中できなくなりそうで、どちらも失いたくないと迷う心花の気持ちを知らぬげに一人で夢の世界で遊ぶ典哉の邪魔をして起こしたくなる。
恋愛から遠ざかりすぎたせいなのか、あるいはこれまでの男運の悪さが臆病にさせるのか好きな男の胸に飛び込むことが出来ない。
起こさないように気遣いながら顔の向きを変えると目の前にその胸がある。

そっと指先で胸を撫でてみる。
ウ~ン・・・ス~ス~・・・目を閉じたまま一瞬、顔をしかめたものの直ぐに何事もなかったかのように癪な寝息を漏らす。
本当に私の事を大切だと思っていれば、連絡するかどうか分からないと言っても平気なままでいる神経が理解できない。
連絡してこないはずがないと自信があるのか、あるいは好きだというのが嘘で一時の遊び相手が向こうから飛び込んできたと思っているのか不安になる。
胸に置いた指先に力を込めて睡眠の邪魔をする勇気もない。
連絡するかしないかの選択権は留保したものの、嫌われることを恐れている。
明日、私のすべてを教えるとフミヤはどんな顔で喜んでくれるだろうか。
喜んでくれるはず、そんなことを考えるうちに夢の世界の住人になっていた。


目覚めた典哉は静かにベッドを降りてミネラルウォーターで喉を潤す。
ベッドの心花は屈託なく幸せそうな寝顔を見せて清楚で理知的な雰囲気を壊す事はない。
今日が最後になるのだろうか、それとも連絡をもらえるだろうかと考えると昨夜と変わらない寝顔を見るのが苦しくなる。
ゴクッ・・・昂奮をミネラルウォーターで冷ました典哉は心花に添い寝するように横たわり、頬に手を添えて肌の感触を確かめ首から腕へと撫でていく。
手の甲を擦り、指を絡めると握り返してくる。
「気付かないと思っていた??くすぐったいから目が覚めちゃうよ・・・私にも飲ませて」
典哉が心花に触れたのはミネラルウォーターを飲んだ後で今の言葉には矛盾があり、それが気持ちに余裕を生む。
口移しに飲ませてそのままキスをする。
「ウフフッ・・・目が覚めて手を伸ばすと好きな男の肌に触れるって幸せ」
典哉を蕩かす笑みに一瞬の影が差す。
この幸せと仕事の達成感を得ることは両立するだろうかと不安が心花の脳裏をよぎる。

俯せの心花の背中から腿まで手を滑らせて、
「柔らかくて清潔感があってエロさも兼ね備えている。ミカの肌に触れると吸いこまれて同化するようで気持ちが落ち着くよ」
「いかにも色気たっぷりのエロイ女子は好きじゃないの??」
「一日中エッチしたいわけじゃなく洒落た店で買い物や食事もしたい。エロ過ぎると気が散って食事も楽しめないだろう??・・・女子の身体にもTPOを求めたい、もちろん、その前にオレがTPOを弁えなきゃいけないけどね」
「クククッ、フミヤがエロを忘れるのは難しいんじゃない・・・今日は日曜日、今日のフミヤは紳士??それとも狡猾な狼なの??」
「どうかな・・・赤いベビードールを着けたミカは欲情を刺激する小悪魔。愛に飢えた紳士は赤いベビードールと白い肌に刺激されて獣に変身する」

おとぎ話

可愛い女

「ねぇ、お願いがあるんだけど聞いてもらえない??」
「いいよ、どうすればいい??」
「簡単に返事しても大丈夫なの??」
「頭のいい君の言う事だから、私に出来ない事を頼むわけがない。合理的に考える人だと思っているから」
「合理的か、可愛くない女だよね。今日、飲みに連れて行って欲しいの」
「珍しいね、君がそんな事を言うの」
「だめ??私は可愛くない女だから、しょうがないけどね」
「いや、行こう。楽しい方じゃなくじゃなく悪い酒のようだけどいいよ」
「仕事が思い通りに運ばなかったの・・・」
「そうか、判った。今日は定時で上がる??」
「うん、早くこの場を離れたい」
「店は私が選んでいいね??後で連絡するよ」


「ごめんなさい、ムリ言って」
「そんな事はないよ。それより、場所は判りやすかった??」
「1階のタイ料理店で食べたことがあったからすぐ判った。階段を上がった事はなかったけどね・・・いいお店だね」
「タバコは吸わないし、匂いも嫌いだけど。ここで他人の吸う葉巻やパイプタバコの匂いや漂う煙を見ているのは嫌いじゃないよ」
「私はシガーバーって初めて入ったけど、大人の男のお店って感じだね」
「オレもこの店の雰囲気が好きなんだ。それより何を飲む・・・任せてくれる??」
「うん、任せる」
「彼女にキッス・イン・ザ・ダークを。オレはブッカーズのロックをお願いします」

「暗闇でキス・・・意味深な名前だね」
「クククッ、勘繰りはナシだよ。仕事の愚痴を聞こうか??どうする??」
「愚痴を聞いて欲しかった訳じゃないの」
「おや・・・」

どうぞ・・・カウンターには深紅のキッス・イン・ザ・ダークと艶のある濃い琥珀色のブッカーズのロックが差し出される。
「きれい・・・」
「甘いし見た目に騙されて飲み過ぎちゃだめだよ。結構、強いからね・・・」
「ふ~ん、飲みすぎてみようかな・・・」
「意外だね、甘え上手なんだ・・・」
「うそっ、そんなことを言われたことがない。自分でも思うけど私は可愛げのない女だから」
「誰かに言われたことがある???」
「う~ん、はっきり言われたことはないけど、男性の視線がそう言っているような気がする」
「オレの視線にも感じてた??」
「あなたは違う。自信家だから、私に負けるとは思っていない・・・違う??」
「半分当たりで残りはハズレ」
「そう、当たったのは??」
「自信家は当たり。君に負けると思っていないの部分は考えたこともない」
「自信家なんだ??」
「そう、自信はあるよ。出来ることには自信がある、できないことには自信がない」
「言われてみれば・・・苦手かなと思う事は、後輩にも平気で聞いてるね・・・私も、こんな事を知らないのって思うような事を聞かれた事がある」
「そうか、そんなに情けない事を聞いたか」
「フフフッ、そんなとこが好き・・・あっ、勘違いしないで人間として好きってことだよ」

「可愛いね・・・」
「えっ・・・」
「お酒はあまり強くないのかな、目の縁が赤くなってるよ」
「なんだ、そっちか・・・飲みなれてないから。何度も言うけど、可愛くない女だから誘われる事もないしね」
「君は勘違いしてるよ。男が君を誘わないのは仕事が出来るし、美人でファッションセンスもフェミニン系でまとめた好い女。スキがなさすぎるんだよ」
「ウソ、そんなこと考えたこともない」
「君はシャープで好い女。少しスキを見せる女性を可愛いな、守ってやりたいなって思う男が多いよ」
「甘え上手は可愛い女??」
「そうだと思うよ。猫なで声でゴロニャーンじゃなく、素直に気持ちを表現すればいいんだよ」
「私は、頑張り過ぎているのかな??」
「断言できないけど、たぶんね。でも無理して合わせる事はないよ、それじゃ魅力が損なわれる。好い女に相応しい男が現れるよ」
「本当に??・・・なんか自信が湧いてきた、お代わりをください。酔ったら介抱してくるでしょう??」
「オレで良いならね。君が思っているより危険な男かもしれないよ」
「平然と言うところが自信家の表れだね。あなたになら壊されてみたい、甘え上手な女にしてくれる??」
「今日はやめとこう。酔った君の弱みに付け込んだりしたくない」
「そう、期待して損しちゃった。今日の事は忘れてくれると嬉しいな・・・休み明けにあなたの顔を見られなくなっちゃう」

「酔った君を一人で帰すのは不安だからホテルの部屋を取ろうか・・・」
「帰る・・・優しい振りをされると惨めになるから」
「今晩は手を出さないって約束する。目覚めて酔いが醒めていたら、告白させてほしい。付き合ってほしいと・・・返事は直ぐでなくてもいいから」
「ほんとう??嘘じゃないのね??・・・酔ってないと保証するから今、告白してほしいな」
「オレと付き合ってほしい。出来ることなら返事をすぐに聞きたい」
「ありがとう。こんな私でよかったら、あなたのそばにいたい」
「オレの方こそありがとう。これからオレの前では弱音を吐く、そしてオレに頼る・・どう出来る??」
「うん、その言葉を聞きたくて誘ったんだから・・・ホテルの部屋を取るんでしょう??」


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